某大手キャリアでスタッフをしていた金沢です。格安SIMのことについて詳しく説明していきます。
本記事では、ソフトバンクの料金が高い場合の対処法や、料金が安くなるおすすめの格安SIMについてまとめて紹介します。
ソフトバンクの料金が高くて悩んでいる人は、本記事を参考に、格安SIMへ乗り換えて、スマホ代を安くしましょう。
ソフトバンクの料金は他社と比較しても高い?
はじめに、大手キャリア3社と格安SIMとの基本料金を比較してみましょう。どれほどの差があるのかを、確認してみてください。
auとドコモと比較すると…?
料金プラン | ソフトバンク |
ドコモ |
au |
---|---|---|---|
1GBの月額料金 | 3,980円 | 2,980円 | 2,980円 |
最大量の月額料金 | 7,480円 (50GB) |
6,980円 (30GB) |
7,480円 (無制限) |
大手キャリア3社を比べると、利用料金はそれほど大きな違いはありません。ただし、ソフトバンクは他の2社よりも高額な設定です。
最大量の月額料金では、それぞれ最大容量が異なります。無制限に使用できるauは、使用すればするほど1GB当たりの単価を安くできるキャリアです。
ソフトバンクでは最大容量の単価は約149円で、ドコモは約232円です。動画などを視聴する時間が多い方には、auをおすすめします。
格安SIMと比較すると…?
料金プラン | ソフトバンク |
ワイモバイル |
---|---|---|
最安値の 月額料金 |
3,980円 (1GB) |
半年間:1,980円 以降:2,680円 (3GB) |
最高値の 月額料金 |
7,480円 (50GB) |
半年間:3,980円 以降:4,680円 (14GB) |
リンク | – | 公式詳細 |
ワイモバイルのデータ容量は、ソフトバンクのように50GBまで契約することはできません。しかし、乗り換えることで半額程度の料金まで節約することができます。
特にワイモバイルの料金プランは、10分間かけ放題の通話オプション付きです。別途通話オプションを付ける必要がない点も魅力的なプランです。
ソフトバンクはメリハリPLANとして、月の使用量が2GB以下の場合には割引がされます。月の使用量に差がある方にも契約しやすいプランです。
ソフトバンクは利用料が高い
格安SIMなら料金は抑えられる
ワイモバイルは10分かけ放題付き
ソフトバンクの料金が高いときの対処法
料金が高いと感じた時の対処法を3つ紹介します。まずは、自分が月にいくら携帯料金として支払っているかを確認してください。
対処法①料金プラン・オプションなど契約情報を見直す
ソフトバンクに限らず、携帯料金が高いと感じたらプランの見直しからはじめます。特に何年も同じプランを契約している方は、見直すだけで安くなる可能性が高くあります。
基本的な料金プランだけでなく、契約しているオプションも一度見直してください。契約時に申し込んだオプションをそのままにしていませんか?
端末の状態によっては端末保証も必要ありませんし、通話状況を確認して通話オプションも整理してください。これだけで、場合によっては何千円も安くなることがあります。
対処法②おうち割やみんな家族割+を活用する
ソフトバンクでは「おうち割光セット」や「みんな家族+」など、基本料金が安くなる割引が用意されています。
対象なのに割引が適用されていない方は、プランの見直しと同時に割引の見直しもしてみてください。適応条件を満たしていれば、割引が適用され料金が安くなります。
おうち割光セットの内容は、自宅のネットとセットで契約すると利用料金が割引されます。みんな家族+は、家族でソフトバンクに加入すると毎月最大2,000円の割引です。
対処法③格安SIMへ乗り換える
上記2つの方法を試しても料金を抑えられなかった場合には、格安SIMへの乗り換えも検討してみてください。
他のキャリアへの乗り換えは、新規割などで最初の半年~1年は基本料金を抑えることができます。しかし、長い目で考えるとソフトバンクとそれほど大きな違いはありません。
その点格安SIMは、基本料金が安いので長く利用しても料金を節約できます。また、格安SIM内でも割引があるので、契約から半年くらいはさらにお得です。
契約状況の見直し
契約しているオプションを確かめる
格安SIMへの乗り換え
ソフトバンクから乗り換えるのにおすすめの格安SIMはワイモバイル
ワイモバイルは料金プランがシンプルで、格安SIMが初めての方でもプランを選びやすくなっています。
ワイモバイルの料金プラン
プラン (データ量) | 月額料金 (税込) |
---|---|
シンプルS (3GB) | 2,178円 |
シンプルM (15GB) | 3,278円 |
シンプルR (25GB) | 4,158円 |
ワイモバイルの基本料金は、表にまとめている通りです。データ容量別の3種類が用意されています。
契約からの6カ月間は、「新規割」として、基本料金から700円割引されます。また、通話オプションを追加しなくても、10分かけ放題が組み込まれているプランです。
現在、データ増量オプションキャンペーン中で、通常なら月額500円かかる費用が1年間無料で契約することができます。プランSは1GB、プランMとRはともに3GBの増量です。
ワイモバイルの通信速度
時間帯 | 通信速度 |
---|---|
7月29日朝 |
9.8Mbps |
7月29日昼 |
12.1Mbps |
7月29日夜 |
5.0Mbps |
参照URL:https://keisoku.io/mobile/
基本的に格安SIMは、通信速度が遅くなる点がデメリットと言われています。しかしワイモバイルは、混雑しやすい時間帯でも速い速度を維持している格安SIMです。
一番速度が落ち込む夜の時間帯でも、5.0Mbpsは維持しています。スマホの快適な通信速度は5.0Mbps~なので、落ち込む時間帯も利用に問題ありません。
5.0Mbpsなら、YouTubeの動画などもスムーズに再生できる数値です。画像が多いWebサイトでもストレスなく閲覧できます。
ワイモバイルは使い勝手の良い格安SIM
- かけ放題オプション有り
- キャリアメールが使える
- 口座振替に対応
- キャリア決済が使える
ワイモバイルは、他の格安SIMでは提供していないサービスを数多く取り揃えています。リストはその一例です。
特に通話オプションの「スーパーだれとでも定額」は、国内通話に限り何時間何回通話を行っても定額に抑えられるサービスになります。
10分かけ放題が主流の格安SIMの中で、完全なかけ放題を提供している格安SIMはとても少ないのが現状です。
また、格安SIMでは珍しく口座振替が行えます。これにより、自分名義のクレジットカードを持っていない若い方でもキャリアから乗り換えがしやすくなっています。
新規割で半年間700円引き
通信速度が安定している
サービス内容が充実
ワイモバイルの公式サイトへ
料金をもっと安くしたい人やSNSをよく使う人はLINEモバイルもおすすめ
LINEモバイルはSNSがカウントフリーで使用できます。カウントフリーとは、対象のアプリをデータ量を消費せずに使用できるサービスです。
LINEモバイルは選ぶ料金プランによってカウントフリー対象サービスが異なる
LINEデータフリープラン
データ容量 | データSIM (SMS付き) | 音声通話 SIM |
---|---|---|
500MB | 600円 | 1,100円 |
3GB | 980円 | 1,480円 |
6GB | 1,700円 | 2,200円 |
12GB | 2,700円 | 3,200円 |
LINEモバイルの料金プランは、基本となるベーシックプランにデータフリーオプションを選択すると金額が決まります。
LINEデータフリープランは、ベーシックプランに追加料金0円で契約できるプランです。実質無料でLINEをカウントフリーで使用することができます。
家族とLINEで連絡を取り合う方や、お子様の初めてのスマホにおすすめです。LINEモバイルでは唯一500MBのデータ容量を選ぶことができ、料金も節約できます。
SNSデータフリープラン
データ容量 | データSIM (SMS付き) | 音声通話 SIM |
---|---|---|
500MB | 880円 | 1380円 |
3GB | 1,260円 | 1,760円 |
6GB | 1,980円 | 2,480円 |
12GB | 2,980円 | 3,480円 |
SNSデータフリープランは、LINEに加えてTwitterとFacebookをカウントフリーで使用できます。ベーシックプランに、プラス280円で契約できるプランです。
名前の通り、主要なSNSをこのプランでお得に使用できます。たとえ、データ容量を使い切って速度制限がかかっても、カウントフリーのサービスは制限の対象外となります。
残りのデータ量を気にせずにいつでも快適に使用できるので、SNSを良く使用する方におすすめです。
SNS音楽データフリープラン
データ容量 | データSIM (SMS付き) | 音声通話 SIM |
---|---|---|
500MB | 1,080円 | 1,580円 |
3GB | 1,460円 | 1,960円 |
6GB | 2,180円 | 2,680円 |
12GB | 3,180円 | 3,680円 |
最後に紹介するSNS音楽データフリープランは、LINE・Twitter・Facebookに加えInstagram・LINE MUSIC・Instagram・Spotifyの計7つのサービスが対象です。
ベーシックプランに+480円のプランになります。音楽のダウンロードもカウントフリーの対象なので、データ量は消費されません。
ただし、アプリの機能の中にはカウントフリーにならない機能もあります。その機能利用時はデータ量を消費するので、内容はきちんと確認してから使用してください。
LINEモバイルの通信速度
時間帯 | Softbank回線 |
ドコモ回線 |
au回線 |
---|---|---|---|
7月29日朝 | 8.7Mbps | 7.2Mbps | 0.5Mbps |
7月29日昼 | 1.3Mbps | 0.4Mbps | 0.3Mbps |
7月29日夜 | 4.0Mbps | 6.5Mbps | 0.5Mbps |
参照URL:https://keisoku.io/mobile/
LINEモバイルは3つの回線から選択できるメリットがありますが、回線によって通信速度は大きく異なるので注意してください。
3つの回線に共通していることは、昼の時間帯の速度の落ち込みです。これは、昼休みの時間が重なり、スマホを利用する方が多く回線が混雑するからです。
対処法の1つとして、無料Wi-Fiや持ち運べるWi-Fiの利用があります。無料Wi-Fiスポットはカフェや公共施設など、街中のさまざまな場所で提供されています。
主要SNSをカウントフリーで使用可能
LINEはすべてのプランでカウントフリー
回線はトリプルキャリアから選択可能
LINEモバイルの公式サイトへ
ワイモバイルとLINEモバイルどっちを選ぶ?
選びやすいように、2つの格安SIMを比較していきます。比較するのは月額料金と通信速度、サービス内容です。
月額料金で比較する
格安SIM | 3GB | リンク |
---|---|---|
ワイモバイル |
半年間:1,980円 以降:2,680円 |
公式詳細 |
LINEモバイル |
1,480円 | – |
2社の料金プランを比較すると、LINEモバイルがとても安いことが分かります。料金の安さを求めるのならば、LINEモバイルはおすすめです。
今回はLINEデータフリープランで比較していますが、SNS音楽データフリープランでもワイモバイルと同じ2,680円で契約できます。
ワイモバイルは高額な料金設定ですが、10分かけ放題の通話オプション付きです。また、家族で契約する方には家族割引サービスで500円割り引かれます。
通信速度で比較する
時間帯 | ワイ モバイル |
LINEモバイル (Softbank回線) |
---|---|---|
7月29日朝 | 9.8Mbps | 8.7Mbps |
7月29日昼 | 12.1Mbps | 1.3Mbps |
7月29日夜 | 5.0Mbps | 4.0Mbps |
リンク | 公式詳細 | – |
参照URL:https://keisoku.io/mobile/
ストレスなくスマホを利用したいのであれば、通信速度は大切な要素です。2社ともに安定した速度を維持していますが、昼の時間帯に速度が落ちないのはワイモバイルです。
速度を重視して選ぶのであれば、どの時間帯も安定しているワイモバイルをおすすめします。
LINEモバイルも、メッセージのやり取りに問題が起こるほど低下するわけではありません。スマホなら1Mbpsあれば、テキストが中心のWebサイトも閲覧できます。
サービス内容で比較する
サービス 内容比較 |
ワイモバイル |
LINEモバイル |
---|---|---|
10分かけ放題 | ○ (基本料金込) |
○ (880円/月) |
24時間かけ放題 | ○ | × |
データ繰り越し | × | ○ |
口座振替 | ○ | × |
キャリア決済 | ○ | × |
メールアドレス | ○ | × |
カウントフリー | × | ○ |
リンク | 公式詳細 | – |
サービス内容が充実しているのは、ワイモバイルです。基本的にキャリアでしか提供されていない、かけ放題や口座振替などのサービスも利用することができます。
充実したサービス内容やサポート体制を求めているのなら、ワイモバイルがおすすめです。LINEモバイルのおすすめのサービスは、やはりカウントフリーになります。
消費するデータ量を節約できれば、契約するデータ容量を少なくすることが可能です。結果として基本料金も節約できます。
料金が安いのはLINEモバイル
通信速度が安定しているワイモバイル
サービスが充実しているワイモバイル
総括:ソフトバンクの料金が高いと感じているひとはワイモバイルへ乗り換えよう!
ソフトバンクはキャリアの中でも、料金設定が高めな携帯会社です。プランやオプションの見直しをしても料金が下がらない時には、格安SIMへ乗り換えてみましょう。
特にワイモバイルなら、サービスやサポート体制が充実しているので格安SIM初心者の方でも安心して契約することができます。
音声通話SIMのプランは、10分かけ放題のオプション付きです。頻繁に電話をかける方にもおすすめの格安SIMになります。
MVNO | ワイモバイル |
---|---|
月額料金 | 月額1,480円から |
MVNO評価 | ★★★★★ |
特徴 | ・半年間700円割引 ・通信速度が速い |
キャンペーン | 家族割で2回線目以降 500円引き |
ワイモバイルの公式サイトへ
ワイモバイルのQ&A
データ通信容量が上限に満たなかった場合でも、余ったデータ通信容量を翌月へくりこすことはできません。
データ通信料が1GBの場合、メールの送受信は「約2,090通」、ニュースサイトなどの閲覧は「約3,490ページ」などが利用可能目安となります。
スマートフォン/タブレット/ケータイ(ガラケー)、PHSは、月途中の加入の場合、基本使用料は日割り計算されます。Pocket WiFiは、ご契約中のプランによって異なりますが、日割り計算または満額請求になります。
請求締め日は毎月末日です。お支払い期日は翌月26日ごろです。
個人のお客さまであること、ワイモバイルを対象料金プランでご契約すること、固定通信サービス(SoftBank Air、SoftBank 光など)をお申し込み後180日以内に開通(契約成立)することなどが条件です。
ワイモバイルの基本情報
項目 | 基本情報 |
---|---|
事業者名 | |
月額料金 | 月額1,480円~ |
端末保証 | 故障安心パックプラス 故障安心パック 故障安心パック-S 故障安心パックライト |
初期費用 | 事務手数料3,000円 |
契約期間 | 無し |
契約解除料 | 無し |
特徴 | ・ソフトバンクのサブブランド ・通信速度が速い |