某大手キャリアでスタッフをしていた金沢です。格安SIMのことについて詳しく説明していきます。
結論から言うと、ワイモバイルに低速モードはありません。しかし、自動でデータ通信量の追加購入ができたり、データ通信量を複数台でシェアできたりもします。
この記事では、そんな魅力的なワイモバイルについて解説しています。ぜひ参考にして、ワイモバイルを利用してみてはいかがでしょうか?
MVNO | ワイモバイル |
---|---|
月額料金 | 月額1,480円から |
MVNO評価 | ★★★★★ |
特徴 | ・半年間700円割引 ・通信速度が速い |
キャンペーン | 家族割で2回線目以降 500円引き |
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ワイモバイルは低速モードへ切り替え可能?
ワイモバイルに低速モードはありませんが、契約したデータ容量を使い切ったり、3日間で使いすぎたりすると低速通信になります。
自分で低速モードへ切り替えることはできない
低速通信モードは、その名の通り通信速度が低速になる代わりにデータ通信が消費されなくなるモードで、自分で低速⇄高速に切り替えられれば高速データ通信容量を節約できてかなり便利です。
しかし、ワイモバイルにはこの低速通信モードに自分で切り替える機能が無く、高速データ通信容量を節約することはできません。
ただ、契約したデータ容量を使い切った場合はもちろん低速モードになりますし、その他にも3日間で使いすぎたりした場合も低速通信になります。
通信制限時はそのまま低速通信になる
データ通信量を使い切ると通信制限になる
契約したデータ容量を使い切った場合、料金プランの契約条件として、請求月末まで通信速度が低速化されます。
データ通信量を使い切った際の通信制限ですが、通信速度が送受信時最大128kbpsになります。
128kbpsというのは動画の再生が難しいレベルで、文字中心の検索でも読み込みまでに時間がかかったりします。
プランによっては3日制限もある
プラン名 | Pocket WiFi プラン2 |
データベーシック プラン |
---|---|---|
許容通信量 | 8,389万パケット (約10GB)以上 |
8,389万パケット (約10GB)以上 |
制限期間 | 当日18時から 翌日1時まで |
当日18時から 翌日1時まで |
通信速度 (制限時) |
約1Mbps (最大) |
約1Mbps (最大) |
通信品質およびネットワーク利用の公平性確保のため、データ通信量を使い切っていない場合でも速度制限にかかる場合もあります。
例えば、3日間で10GB使うと、当日18時から翌日1時まで速度が最大1Mbpsに制限され、この場合は通常速度に戻せないので注意が必要です。
データ通信量を使い切った場合であれば、上記とは異なり、追加データを購入することで通常速度に戻すことは可能です。
自分で低速⇄高速に切り替えられない
データ通信量を使い切ると低速になる
プランによっては3日制限もある
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低速化の解除はMy Y!mobileから可能
低速化した場合は、「My Y!mobile」などから追加データを購入し、通常速度に戻すことができます。
手動で通信速度を通常速度に戻す
My Y!mobileを利用して、手動で通信速度を通常速度に戻す(データ通信量を追加購入する)方法から見ていきましょう。
- My Y!mobileにログイン
- 「通常速度に戻す申込」にすすむ
- [次へ]をタップ
ホーム画面中央部データ通信量の「もっとみる」をタップすると、「通常速度に戻す申込(チャージ)」にすすむので「次へ」をタップしましょう。
通常速度に戻す申込の予約/キャンセルはこれだけです。ステータスが「低速中」の場合は通常速度に戻すお手続きが必要となりますので、その都度チェックしましょう。
便利なオートチャージ設定も可能
オートチャージ設定(自動でデータ通信量を追加購入する)方法もあるので、こちらもチェックしていきましょう。
- My Y!mobileにログイン
- 「オートチャージ設定」にすすむ
- [次へ]をタップ
大まかな手順は先ほどと同じです。オートチャージ設定にしておくと、低速化された場合に自動でデータ通信量を追加購入して通常速度に戻してくれます。
「高くつきそう…」と思うかもしれませんが、データ容量追加回数の「上限設定」もできるのでご安心ください。
データ容量追加回数の上限設定は「My Y!mobile」と「自動音声応答サービス」にて設定できます。
通常速度に戻すことができる
自動でデータ通信量を追加購入できる
データ容量追加回数の上限も設定可能
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利用状況の確認もMy Y!mobileから
My Y!mobileから「利用状況」を確認することもできますので、詳しく解説していきます。
対象月のデータ通信量利用状況の確認
利用状況の確認(対象月のデータ通信量利用状況)を確認する方法をチェックしていきましょう。
- My Y!mobileにログイン
- 「ご利用状況の確認」にすすむ
- [次へ]をタップ
My Y!mobileにログインしたら、ホーム画面中央部データ通信量の「もっとみる」をタップします。
あとは「ご利用状況の確認」→「次へ」の順にすすむだけです。これで追加料金課金までの残りデータ量が確認できます。
過去3日間のデータ通信量利用状況の確認
過去3日間の通信量(過去3日間のデータ通信量利用状況)を確認する方法もチェックしていきましょう。
- My Y!mobileにログイン
- 「過去3日間の通信量」にすすむ
- [次へ]をタップ
My Y!mobileにログインしたら、ホーム画面中央部データ通信量の「もっとみる」をタップし、「過去3日間の通信量」にすすみます。
「次へ」をタップすると過去3日間のデータ通信量が照会できます。3日間で10GB使うと、当日18時から翌日1時まで速度が最大1Mbpsに制限されるので注意しましょう。
利用状況の確認ができる
過去3日間のデータ通信量が照会できる
3日間で10GB使うと速度が制限される
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ワイモバイルのプランを紹介
ワイモバイルの料金プランはどのようになっているのでしょうか?さっそく見ていきましょう。
かけ放題が付いているスマホベーシックプラン
プラン (データ量) | 月額料金 (税込) |
---|---|
シンプルS (3GB) | 2,178円 |
シンプルM (15GB) | 3,278円 |
シンプルR (25GB) | 4,158円 |
スマホベーシックプランは、S/M/Lの3つのプランにわかれています。シンプルな料金プランでわかりやすいです。
新規割で半年間は700円割引され、softbank光やAirを同時に契約するとさらに500円割引されます。また、基本料金には「10分かけ放題」が含まれています。
自分で通信速度を低速通信に切り替えて高速データ通信容量を節約することはできませんが、通信速度が速く安定しているのも特徴です。
3GBでできること | 時間 |
---|---|
ゲームアプリ |
12時間 |
動画視聴 |
18時間 |
メッセージアプリ |
2400往復 |
WEB閲覧 |
1320ページ |
タブレットを利用するならデータベーシックプラン
プラン | 料金 (容量) |
---|---|
プランS |
1,980円 (1GB) |
プランL |
3,696円 (7GB) |
「データベーシックプラン」は4G高速通信に対応したプランでSとLの2種類があり、タブレットを利用する場合におすすめのデータ通信専用プランです。
データ通信量が規定の容量(1GB/7GB)を超えた場合は、当月末までデータ通信速度が低速モード(送受信時最大128Kbps)になります。
低速化した場合は「My Y!mobile」などから追加データを購入することで通常速度に戻すことができますが、料金は500MBごとに500円です。
データ通信量をシェアすることも可能
プラン | 料金 (月額) |
---|---|
プランS |
980円 |
プランM/R |
490円 |
プランL |
0円 |
ワイモバイルではデータ容量をシェアすることができます。親回線となる契約に、子回線となるSIMカードを追加でき、最大3枚までSIMカードの追加が可能です。
親回線対象となるのは、先述した「スマホベーシックプラン」または「データベーシックプラン」。「シェアプランセット割」で基本料金が割引されるので、子回線の料金は表の通りになります。
子回線となるSIMカードは、親回線の基本使用料に、追加SIMの月額料金をプラスすることで利用できます。
新規割で半年間は700円割引きされる
データベーシックプランは4G高速通信
データ容量をシェアすることができる
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ワイモバイルと他MVNOを比較
ワイモバイルの料金はお得なのか?他の格安SIMと通信速度や料金プランを比較していきましょう。
通信速度やデータ通信量に関するサービス
MVNO | ワイ モバイル |
LINE モバイル |
OCN モバイルONE |
---|---|---|---|
通信速度 切り替え |
× | × | 〇 |
データ容量 追加購入 |
〇 | 〇 | 〇 |
データ容量 シェア |
〇 | 〇 | 〇 |
リンク | 公式詳細 | – | 公式詳細 |
ワイモバイルの他に、LINEモバイルとOCNモバイルONEの通信速度やデータ通信量に関するサービスをチェックしてみました。
いずれも「データ通信量の追加購入」や「データ通信量のシェア」が可能で、OCNモバイルONEは通信速度の切り替えも可能です。
通信容量を消費しない低速通信と高速通信の切り替えが1日何度でもおこなえるため、データ容量を節約しながら利用できます。
0.5GBごとに500円というのも3社同じですが、OCNモバイルONEは「OCNモバイルONEアプリ」経由なら1GBで500円になります。
音声通話SIMの月額料金
MVNO | 月額料金 (容量) |
リンク |
---|---|---|
ワイモバイル |
1,980円 (4GB) |
公式詳細 |
LINEモバイル |
1,480円 (3GB) |
– |
OCNモバイルONE |
1,480円 (3GB) |
公式詳細 |
ワイモバイルは新規割が適用された料金を記載しています。新規割が適用されるのは6ヶ月間となっており、以降は料金が少々上がりますので注意が必要です。
ただ、10分以内の国内通話が何度でも無料の「10分かけ放題」が基本料金に含まれるのは、ワイモバイルのお得ポイントですね。
LINEモバイルは「LINEデータフリー」の料金なので、LINEを使用してもデータ通信量が消費されないため、実質使い放題です。
OCNモバイルONEは、国内のSMS送信料が月内5通目まで無料で、月内6通目以降は3円/通となっています。
シェアプラン利用時の月額料金
MVNO | 月額料金 (親回線) |
月額料金 (子回線) |
合計 | リンク |
---|---|---|---|---|
ワイモバイル |
2,980円 (9GB) |
490円 | 3,470円 | 公式詳細 |
LINEモバイル |
2,200円 (6GB) |
1,480円 (3GB) |
3,680円 | – |
OCNモバイルONE |
2,880円 (10GB) |
520円 | 3,400円 | 公式詳細 |
繰り返しますが、ワイモバイルの親回線「スマホベーシックプラン」には10分かけ放題が付属しています。子回線もキャンペーンで安いです。
LINEモバイルにはシェアプランというものはありませんが、回線をそれぞれ契約した上で「データプレゼント」という無料サービスを使ってデータシェアすることができます。
ただ、LINEモバイルのデータプレゼント分のデータ容量は、翌月へ持ち越すことができないので注意しましょう。
OCNモバイルONEは容量10GBで、2,880円という安さで、子回線もリーズナブルに設定されているので契約しやすい格安SIMと言えるでしょう。
ワイモバイルはデータ容量が3GB→4GB
ワイモバイルは子回線が安い
10分かけ放題が基本料金に含まれる
ワイモバイルの公式サイトへ LINEモバイルの公式サイトへ OCNモバイルONEの公式サイトへ
ワイモバイルはどんな人におすすめ?
ワイモバイルはどんな人におすすめの格安SIMなのでしょうか?最後にワイモバイルがおすすめな人について見ていきましょう。
通信速度の切り替え機能は使わない人
ワイモバイルでは自分で低速⇄高速に切り替えることはできませんが、料金や通信速度は申し分ありません。
自分で通信速度を低速通信に切り替えて高速データ通信容量を節約する機能がなくてもいい、通信速度の切り替え機能(低速モード)は使わない、という人におすすめです。
高速データ通信が足りなくなったとしても、データ容量を追加購入することで通信速度を戻せますので、大きな問題はないでしょう。
複数台でデータシェアしたい人
ワイモバイルではデータ容量をシェアすることができるため、複数台でデータ通信量をシェアしたいという人にもおすすめです。
最大3枚までSIMカードの追加が可能ですし、「シェアプランセット割」で基本料金が割引されるのでよりお得になります。
「いつも使い切れないお父さんのスマホのデータ通信容量をみんなで分け合いたい」など、ワイモバイルのデータシェアは家族での利用にもおすすめです。
通信速度の切り替え機能は不要な人
データ容量をシェアしたい人
家族での利用にもおすすめ
ワイモバイルの公式サイトへ
総括:ワイモバイルに低速モードはない!それでもサービスが充実でおすすめ!
ワイモバイルに低速モードはありませんが、高速データ通信を使い切っても、データ容量を追加購入することで通信速度を通常に戻すことができます。
ワイモバイルは料金プランやサービスが充実しているので、低速モードへの切り替えができなくても満足度が高いですよ。
スマホプランには0分かけ放題が含まれますし、データシェアする場合も子回線の利用料金が安いです。
かけ放題やデータシェアができてお得な格安SIMをお探しなら、ぜひワイモバイルを検討してみてはいかがでしょうか。
MVNO | ワイモバイル |
---|---|
月額料金 | 月額1,480円から |
MVNO評価 | ★★★★★ |
特徴 | ・半年間700円割引 ・通信速度が速い |
キャンペーン | 家族割で2回線目以降 500円引き |
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ワイモバイルのQ&A
データ通信容量が上限に満たなかった場合でも、余ったデータ通信容量を翌月へくりこすことはできません。
データ通信料が1GBの場合、メールの送受信は「約2,090通」、ニュースサイトなどの閲覧は「約3,490ページ」などが利用可能目安となります。
スマートフォン/タブレット/ケータイ(ガラケー)、PHSは、月途中の加入の場合、基本使用料は日割り計算されます。Pocket WiFiは、ご契約中のプランによって異なりますが、日割り計算または満額請求になります。
請求締め日は毎月末日です。お支払い期日は翌月26日ごろです。
個人のお客さまであること、ワイモバイルを対象料金プランでご契約すること、固定通信サービス(SoftBank Air、SoftBank 光など)をお申し込み後180日以内に開通(契約成立)することなどが条件です。
ワイモバイルの基本情報
項目 | 基本情報 |
---|---|
事業者名 | |
月額料金 | 月額1,480円~ |
端末保証 | 故障安心パックプラス 故障安心パック 故障安心パック-S 故障安心パックライト |
初期費用 | 事務手数料3,000円 |
契約期間 | 無し |
契約解除料 | 無し |
特徴 | ・ソフトバンクのサブブランド ・通信速度が速い |