某大手キャリアでスタッフをしていた金沢です。格安SIMのことについて詳しく説明していきます。
SIMフリー端末を海外で使う場合は、海外でデータ通信や通話が使えるのかどうか確認する必要があります。
MVNOの会社ごとだけではなく、使用する回線ごとにも設定が異なる場合もありますから注意が必要ですよ。
この記事では、おすすめ格安SIMのLINEモバイルを海外で使う際に注意するポイントや料金プランをまとめました。
MVNO | LINEモバイル |
---|---|
月額料金 | 月額500円から |
MVNO評価 | ★★★★★ |
特徴 | ・SNS使い放題 ・LINEポイントが毎月もらえる |
キャンペーン | WEB限定 5,000ポイント付与! |
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LINEモバイルを海外で使う前の確認ポイント
LINEモバイルを海外で使うには確認すべきポイントがいくつかあります。特に気をつけなければいけないのがデータ通信です。
通話やデータ通信・SMSは使えるの?
用途 | 使用可否 |
---|---|
海外通話 |
使える |
海外 データ通信 |
使えない |
海外SMS 送受信 |
使える |
LINEモバイルを海外で使用しようと思った時、全ての機能が使えるかどうか不安ですよね。いざ海外に行った時に通話ができなかったりすると大変です。
LINEモバイルは海外でも通話は可能ですし、SMS機能も使用できるためメッセージの送信も行えます。
ただ、どの回線でも良いわけではなく、通話とSMS機能が使えるのはドコモ回線のみになっているので注意が必要です。
データ通信は使用できません。海外でインターネットを開くことはできずLINEも繋がらないため注意しましょう。
国際ローミング利用時の注意事項について
国際ローミングはLINEモバイルでドコモ回線専用に用意された無料オプションです。別途通話料やSMS送受信料は発生し最大月5万円を超えると自動的にストップされます。
国際ローミングを利用する際は申し込みをする必要があります。自動的にはオプションは付いてこないため注意しましょう。
申し込みをするにはパスポートの提出が必須となります。何らかの理由でパスポートの名義とLINEモバイル契約名義が異なる場合は住民票も必要です。
ドコモ回線なら通話とSMSが使える
国際ローミングは申し込みが必要
申し込みにはパスポートが必須
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LINEモバイルで国際電話を使用する際の注意点
LINEモバイルで国際通話をかける際にはいくつか注意点があります。申し込みや利用限度額に気をつけないと海外でトラブルに見舞われることもあります。
国際電話は回線により申し込み不要
回線 | 申し込み |
---|---|
au回線 |
不要 |
softbank回線 |
不要 |
ドコモ回線 |
必要 |
海外からかける場合はドコモ回線のみ利用可能でしたが、日本から海外に発信する分にはソフトバンク回線もau回線も利用できます。
この場合特別申し込みをする必要はなく、いつでも日本から海外に電話をすることが可能です。ただしドコモは国際通話オプションへの加入が必要になります。
また通話SIMではなくデータ通信専用SIMに契約している場合は、そもそも音声通話機能がついていないため、国際通話は使用できません。
ドコモ回線には利用限度額がある
回線名 | ドコモ回線 |
---|---|
利用限度額 | 20,000円 (月額) |
ドコモ回線のオプションである国際ローミングは通話とSMSの送受信合わせて5万円を超えたらオプションが停止されると説明しました。
それとは別に国際電話オプションについては2万円の利用限度額が設定されています。2万円を超えた場合、同様に該当のオプションは停止されます。
日本から海外に電話する際は限度額2万円、海外から電話をする際は限度額5万円と覚えておきましょう。
国際電話の通話料金について
国際通話の通話料金はその国によって異なります。また平日の昼間、早朝深夜、土日で料金が変わるため注意が必要です。契約している回線次第でもさらに料金は異なります。
アメリカの場合30秒につき30円~40円ほどで通話できますがアフリカ方面だと30秒につき180円〜200円近く料金が発生します。
LINEモバイルの公式サイトでは回線ごとの国際通話料金へのリンクが掲載されているため、詳しくはそちらを参照してください。
日本から海外ならどの回線も国際通話可能
auとソフトバンクは申し込みが不要
通話料金は国によって大きく異なる
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LINEモバイルの各プランをご紹介!
LINEモバイルはSNSを重視したデータカウントフリーが魅力です。用途に合わせたプランを選択することでデータ容量を節約することもできます。
LINEデータフリープランを解説
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LINEデータフリープランはLINEアプリの利用によるデータ通信量がゼロになるプランです。LINE通話やメッセージの送信をどれだけ行ってもデータ容量を気にしなくて済みます。
LINE以外そこまでSNSをやらない人におすすめです。500MBであれば月1100円で利用できるため安くスマホを持ちたい方でも適しています。
子供に初めて持たせるスマホのプランとしても人気のため、学生さんからも人気のプランとなっています。
SNSデータフリープランを解説
データ容量 | データSIM (SMS付き) | 音声通話 SIM |
---|---|---|
500MB | 880円 | 1380円 |
3GB | 1,260円 | 1,760円 |
6GB | 1,980円 | 2,480円 |
12GB | 2,980円 | 3,480円 |
SNSデータフリープランはLINEデータフリープランに加えて月額280円で利用できるプランです。LINEに加えてTwitterとFacebookの利用時、データ通信量がゼロになります。
Twitterは動画や画像の投稿も多いため、閲覧しているとデータ通信量が嵩み、通信制限になりやすいです。SNSデータフリープランなら通信制限のリスクを減らせます。
また閲覧やダウンロードだけではなく、通信量は写真や動画をアップロードする人も多くかかるため、SNSに写真や動画をたくさんアップしている人にもおすすめのプランです。
SNS音楽データフリープランを解説
データ容量 | データSIM (SMS付き) | 音声通話 SIM |
---|---|---|
500MB | 1,080円 | 1,580円 |
3GB | 1,460円 | 1,960円 |
6GB | 2,180円 | 2,680円 |
12GB | 3,180円 | 3,680円 |
SNS音楽データフリープランはSNSデータフリープランに加えてInstagram、LINE MUSICがカウントフリーになるプランです。
LINEモバイルの中では一番カウントフリーになるサービスが多く、特に画像の読み込みが多いInstagramがデータ通信量ゼロになるのが人気です。
SNSに加えてLINE MUSICで音楽も聴いている方は、このSNS音楽データフリープランを契約することで、最大データ容量を落とし、節約することも可能です。
SNSカウントフリーが魅力
利用しているSNSに合わせて選べる
最大データ容量を減らせるため節約可能
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LINEモバイルの契約方法を解説!
ではLINEモバイルの契約方法を申し込み前の準備からひとつひとつみていきましょう。
申し込み前に必要なステップをチェックしよう
すぐにLINEモバイルに申し込むのではなく、これまでのスマホを使うかどうか、電話番号を新たに取得するかなどいくつか確認する必要があります。
- スマホを新たに購入するかどうか
- 電話番号は同じものを使うかどうか
- 申し込みはwebか店舗に赴くか
LINEモバイルは家電量販店などで申し込みを受け付けてくれる店舗がありますが、すぐに行ける距離になかったり、行っても欲しい端末がないなどの懸念が生じます。
webからの申し込みであれば欲しい端末の在庫をすぐに確認できますし、待ち時間も気にしなくて良いため時間の制約がないのも魅力的です。
スマートフォンの調達方法について
スマホはこれまでの端末にSIMカードを挿すだけで使えます。動作確認済み端末じゃない場合SIMを挿しても通信できない可能性があるため、先に確認するようにしましょう。
もちろん契約時にLINEモバイルで新たなスマホを購入しても問題ありません。その場合はSIMカードも含めて初期設定済みの端末が自宅に届きます。
乗り換えの際の通信トラブルなどが気になるのであれば、LINEモバイルで新たにスマホを購入した方がすぐに通信ができるため安心です。
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電話番号を引き継ぐか決める
今使っている電話番号をLINEモバイルで引き継ぐかどうかは申し込みの前に決めておきましょう。LINEモバイルで新規契約となるとこれまでの電話番号は使えなくなります。
そうすると家族や友人に電話番号が変わったことを連絡しなければなりませんから、大変手間がかかってしまいますよね。
大手キャリア等で使っていた電話番号をそのまま使いたい場合はMNP予約番号を乗り換え元から発行してもらう必要があります。
その予約番号をLINEモバイルに伝えるだけで継続して同じ電話番号を使用できます。簡単な手順でそのまま番号を使えるのはありがたいですね。
Web申込みの前に!必要なものをチェック
webから申し込みをする際には免許証などの本人確認書類など、準備しなければいけないものがいくつかあります。
- 免許証などの本人確認書類
- クレジットカードなどの支払手段
- 連絡先メールアドレス
- MNP予約番号
本人確認書類は写真付きのものじゃない場合補助書類が必要になります。公共料金の領収書や住民票を併せて用意しましょう。
支払手段はクレジットカード以外にLINE Payカード、アプリのLINE Payが登録可能です。デビットカードは利用できません。
連絡先メールアドレスはキャリアメールではなくGmailやYahoo!のメールアドレスでの登録が必要です。
webからの申し込みがおすすめ
スマホや電話番号を引き続き使うか決める
本人確認書類は写真付きだと1つで済む
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LINEモバイルと他のMVNOを比較
LINEモバイル以外にも多くの格安SIMが存在していますが、それぞれどのように違うのか。また他社の場合海外で使えるのかなど比較しました。
通信速度を比較!
MVNO | 通信速度 (3/9/朝) |
通信速度 (3/9/昼) |
通信速度 (3/9/夜) |
リンク |
---|---|---|---|---|
LINEモバイル (au回線) |
0.8Mbps | 0.2Mbps | 0.7Mbps | – |
LINEモバイル (softbank回線) |
1.9Mbps | 0.6Mbps | 1.2Mbps | – |
LINEモバイル (ドコモ回線) |
10.4Mbps | 0.2Mbps | 2.2Mbps | – |
mineo (au回線) |
2.3Mbps | 0.3Mbps | 12.9Mbps | 公式詳細 |
mineo (softbank回線) |
1.9Mbps | 0.3Mbps | 3.4Mbps | 公式詳細 |
mineo (ドコモ回線) |
2.3Mbps | 0.3Mbps | 5.4Mbps | 公式詳細 |
OCNモバイルONE |
7.5Mbps | 12.6Mbps | 5.6Mbps | 公式詳細 |
参照URL:https://keisoku.io/mobile/
格安SIMを利用するにあたって気になるのが通信速度だと思います。大手キャリアよりはどうしても遅くなってしまいますがLINEモバイルはドコモ回線なら良い速度が出ています。
昼のピークタイム時は大きく速度が落ちてしまうため、昼によく使うことが多い方はOCNモバイルONEも選択肢に入ります。
mineoはau回線であれば昼のピークタイム時を覗いて快適な速度を保っています。使う時間帯によって通信速度は大きく異なるのは共通して覚えておきましょう。
音声通話SIMの料金を比較!
MVNO | 料金 (容量) |
リンク |
---|---|---|
LINEモバイル |
1,480円 (3GB) |
– |
mineo |
1,510円 (3GB) |
公式詳細 |
OCNモバイルONE |
1,480円 (3GB) |
公式詳細 |
人気の格安SIMの音声通話SIM月額利用料金を比較してみると、それぞれそこまで大きな差はありませんが、LINEモバイルとOCNモバイルONEが若干安い結果となっています。
ただmineoと比べて30円しか変わらないため価格に関してはそこまで気にしなくても良いでしょう。LINEモバイルの場合、LINE通話がカウントフリーになるのが嬉しいですね。
その代わりかけ放題系のオプションはmineoやOCNモバイルONEの方が充実しています。LINE通話か通常の通話、どちらが多いかで決めても良いでしょう。
3GBでできること | 時間 |
---|---|
ゲームアプリ |
12時間 |
動画視聴 |
18時間 |
メッセージアプリ |
2400往復 |
WEB閲覧 |
1320ページ |
それぞれのMVNOは海外で使えるのか比較!
MVNO | 通話 | データ通信 | リンク |
---|---|---|---|
LINEモバイル |
使える | 使えない | – |
mineo |
使える | 使えない | 公式詳細 |
OCNモバイルONE |
使える | 使えない | 公式詳細 |
海外にスマホを持って行った時に通話ができるかどうかを比較してみましたが、3社とも音声通話SIMであれば使えることがわかりました。
LINEモバイルはドコモ回線のみ国際ローミングが可能、mineoはソフトバンク回線以外の2回線は問題なく利用でき、申し込みの必要はありません。
OCNモバイルONEも国際ローミングは可能ですが、利用するには申し込みをする必要があります。電話連絡で申し込めるため簡単です。
LINEモバイルはドコモ回線が速い
料金は各社そこまで差は大きくない
多くの格安SIMは海外で利用可能
LINEモバイルの公式サイトへ mineoの公式サイトへ OCNモバイルONEの公式サイトへ
総括:海外でもLINEモバイルで通話ができる!
海外でスマホを使おうと思った時に通話ができないと緊急時の連絡が取れずに家族や友人にも心配をかけてしまいます。
LINEモバイルはその点ドコモ回線であれば海外から通話やSMSの送受信ができるため安心です。簡単な申し込みですぐに国際ローミングを利用できます。
海外にこれから出張や旅行の予定がある方、これから海外旅行を考えたい方はLINEモバイルで契約しておけば大手キャリアに比べて料金も安くなりますからおすすめですよ。
MVNO | LINEモバイル |
---|---|
月額料金 | 月額500円から |
MVNO評価 | ★★★★★ |
特徴 | ・SNS使い放題 ・LINEポイントが毎月もらえる |
キャンペーン | WEB限定 5,000ポイント付与! |
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LINEモバイルのQ&A
■ベーシックプランをご利用の場合 最低利用期間:なし SIMタイプ⋅利用期間にかかわらず解約⋅MNP転出する際は解約事務手数料がかかります。 解約事務手数料:1,000円
本人確認審査完了の翌日~1週間でご契約の住所にお届けします。
データフリーとは、対象サービスのデータ通信量(SNSデータフリーでいえば、LINE⋅Twitter⋅Facebookのデータ通信)を、データ通信利用の対象外(消費をしない)とする機能をいいます。
LINEモバイルでは、クレジットカード、またはLINE Pay(クレジットカード登録要)、LINE Pay カードでの申し込みとなっています。 コンビニや銀行振り込み、口座振替はご利用できません。
端末保証は、自然故障や水濡れ、破損など思わぬトラブルに備えるための有料オプションです。LINEモバイルを契約または回線変更の際、「端末+SIMカード」を選択したとき、機種変更のお申し込みをしたときにのみ、お申し込みできます。
LINEモバイルの基本情報
項目 | 基本情報 |
---|---|
事業者名 | |
月額料金 | 月額500円~ |
端末保証 | 月額450円 端末持ち込み:月額500円 |
初期費用 | ・simカード発行費用400円 ・事務手数料3000円 |
契約期間 | 音声通話SIM:1年 |
契約解除料 | 1,000円 |
特徴 | ・SNSが使い放題 ・2019年4月からau回線利用可能 |
キャンペーン | LINEポイントorLINE Pay残高 5,000相当がもらえる |