某大手キャリアでスタッフをしていた金沢です。格安SIMのことについて詳しく説明していきます。
折角格安で利用できるMVNOに乗り換えるのなら、最安で使えるMVNOがいいと考えている人も多いのではないでしょうか。
本記事では主要MVNOの4社の中で最安のMVNOはどこなのか、調査をしました。最安で利用できるMVNOを探している人はぜひチェックしてください。
最安値のMVNOはどこ?
今回は以下の4つのMVNOについて、音声通話プランやデータ通信プランなどのそれぞれのプランを比較調査していきます。
- mineo
- LINEモバイル
- ワイモバイル
- OCNモバイルONE
音声通話プランの料金で比較する
人気の3GBのプランと最安値のプランの料金を紹介します。
3GBの音声通話プランで比較する
MVNO | 料金 (月間データ量) |
リンク |
---|---|---|
OCNモバイルONE |
1,480円 (3GB) |
公式詳細 |
mineo (au回線) |
1,510円 (3GB) |
公式詳細 |
LINEモバイル |
1,760円 (3GB) |
– |
ワイモバイル |
1,980円 (4GB) |
公式詳細 |
MVNOで人気の3GBのプランの料金を比較すると、OCNモバイルONEが最もお得になっています。OCNモバイルONEは他の容量でも料金がお得です。
また、LINEモバイルは4社の中では料金が高めですが、SNSがカウントフリーで使えて実質3GB以上のデータを消費できるという魅力があります。
mineoは回線によって料金が異なっていて、au回線が最も安くなっています。ワイモバイルは新規割が適用される6ヶ月間の料金です。
また、ワイモバイルはデータ増量キャンペーンを行っており、3GBなら4GBまで1年間無料でデータ容量が多く使えます。増えるデータ量はプランによって異なります。
各社の音声通話プランを最安値で比較する
MVNO | 料金 (月間データ量) |
リンク |
---|---|---|
LINEモバイル |
1,100円 (500MB) |
– |
ワイモバイル |
1,980円 (4GB) |
公式詳細 |
OCNモバイルONE |
1,180円 (1GB) |
公式詳細 |
mineo (au回線) |
1,310円 (500MB) |
公式詳細 |
容量に関係なく、それぞれのMVNOの音声通話プランで最も安いプランの料金を比較すると、LINEが最も安くなっています。
一方で、ワイモバイルは値段が特別安いわけではありませんが、10分かけ放題がプランに含まれているのが大きな特徴です。
とにかく安いプランを選びたいならOCNモバイルONE、短い通話をよくする人ならワイモバイルがおすすめと言えます。
データ通信プランの料金で比較する
データ通信プランの3GBと最安値のプランの料金を紹介します。
3GBのデータ通信プランで比較する
MVNO | 料金 (月間データ量) |
リンク |
---|---|---|
LINEモバイル |
1,260円 (3GB) |
– |
ワイモバイル |
– | 公式詳細 |
OCNモバイルONE |
880円 (3GB) |
公式詳細 |
mineo (au回線) |
900円 (3GB) |
公式詳細 |
データ通信プランの3GBのプランの料金を比較すると、音声通話プランと同様にOCNモバイルONEが最も安くなっています。
一方で、LINEモバイルは他の3つと比較すると高めですが、SNSがカウントフリーで使い放題であることを考えるとこちらがお得になる場合もあります。
また、ワイモバイル以外のMVNOでは、データSIMでSMSをつけるかどうか選べますが、SMSはアプリの認証などで必要なことが多いので、SMSつきのデータSIMがおすすめです。
ワイモバイルについては、全てのプランでデータ通信・SMS・音声通話が利用可能であり、データSIMのみのプランは無いため記載していません。
各社のデータ通信プランを最安値で比較する
MVNO | 料金 (月間データ量) |
リンク |
---|---|---|
LINEモバイル |
600円 (500MB) |
– |
ワイモバイル |
– | 公式詳細 |
OCNモバイルONE |
880円 (3GB) |
公式詳細 |
mineo (au回線) |
700円 (500MB) |
公式詳細 |
ワイモバイルはデータSIMのみのプランは無いため記載していません。データ容量に関係なく、データSIMの最安値のプランを比較するとLINEモバイルが最も安くなっています。
LINEモバイルのLINEデータフリーはデータ容量が500MBですが、LINEをデータ消費無しで利用できます。とにかく料金を抑えたい人や最低限LINEが使えればいいという人にはおすすめ。
OCNモバイルONEは光セット割引が適用された場合、さらに200円安く利用が可能な為、LINEモバイルとほぼ変わらない料金で3GBも使えます。
その為、500MBでは物足りない方や、光セット割引が適用できる方であれば、OCNモバイルONEでの契約をおすすめします。
LINEモバイルの公式サイトへ OCNモバイルONEの公式サイトへ
無料通話オプションで比較する
MVNO | 通話について | 10分かけ放題 オプション |
リンク |
---|---|---|---|
LINE モバイル |
LINEアプリ 無料&カウントフリー |
880円/月 | – |
OCN モバイルONE |
OCNでんわアプリ 10円/30秒で通話可能 |
850円/月 | 公式詳細 |
ワイ モバイル |
専用アプリ無し | 無料 (プランに付属) |
公式詳細 |
mineo (マイネオ) |
mineoでんわアプリ 10円/30秒で通話可能 |
850円/月 | 公式詳細 |
頻繁に通話をする人は通話オプションを利用するのがおすすめ。ワイモバイルでは専用のアプリは無く、10分かけ放題がプランに含まれています。
また、他3つのMVNOでは基本通話料金がお得になるアプリや10分かけ放題などの通話オプションを用意しています。
特に、LINEモバイルはLINEがカウントフリーの対象で、LINEアプリでの通話は無料でデータ容量も消費しないためお得になっています。
10分かけ放題はどのMVNOも月額850円程度で利用できるので、10分以内の短い通話を頻繁にする人にはおすすめ。
通話するならOCNモバイルONEがお得
LINEモバイルは最安値が500円
通話オプションも活用する
最安のMVNOは「OCNモバイルONE」
比較の結果最もお得だったOCNモバイルONEについて紹介します。
OCNモバイルONEの料金プラン
料金プラン | 音声通話 SIM |
SMS対応 SIM |
データ通信 専用SIM |
---|---|---|---|
1GB/月 | 1,180円 | – | – |
3GB/月 | 1,480円 | 1,000円 | 880円 |
6GB/月 | 1,980円 | 1,500円 | 1,380円 |
10GB/月 | 2,880円 | 2,400円 | 2,280円 |
20GB/月 | 4,400円 | 3,920円 | 3,800円 |
30GB/月 | 5,980円 | 5,500円 | 5,380円 |
OCNモバイルONEでは、1GBから30GBまでの6種類の豊富なデータ容量が用意されています。ゲームや動画視聴を頻繁にする人は20GB以上の大容量プランがおすすめ。
また、SIMは3種類から選べます。
通話をしない人でもSMSを使う機会があるのでSMS対応SIMがおすすめですが、とにかく料金を抑えたい人や2台目の端末の契約をしたい人はデータSIMがおすすめです。
SMS対応SIMとデータ通信専用SIMでは1GBのプランが利用できないので注意してください。
OCNモバイルONEの通話オプション
無料通話 オプション |
内容 |
料金 |
---|---|---|
OCNでんわ | 通常30秒20円の 通話料金が半額 (30秒ごとに10円) |
無料 |
10分かけ放題 | 1回10分以内の 通話が無料 |
850円 |
トップ3かけ放題 | 1ヶ月の通話量が 多かった上位3回線の 通話が無料 |
850円 |
かけ放題ダブル | 10分かけ放題と トップ3かけ放題が セット |
1,300円 |
OCNモバイルONEでは「OCNでんわ」という通話専用の無料アプリが用意されていて、このアプリを使えば通常30秒20円の通話料金が30秒10円になります。
また、有料の通話オプションが3種類用意されていて、自分にあったオプションを選べるのも魅力。
短い電話を頻繁にする人は10分かけ放題、特定の人と長電話をする人はトップ3かけ放題がおすすめです。
10分以内の通話も特定の人との長電話も頻繁にするなら、かけ放題ダブルを利用しましょう。
OCNモバイルONEの公式サイトへ
OCNモバイルONEの特徴
OCNモバイルONEには以下のような、よりお得に使える機能が多くあるのが特徴です。
- コース変更やデータ繰越が可能
- データ節約が可能な機能あり
- カウントフリーサービスあり
コース変更やデータ繰越が可能
OCNモバイルONEでは使い方に応じてコース変更ができます。たとえば、データ消費が多い月は10GBのコースにして、少ない月は3GBのコースにすることができます。
また、データを使い切らなかった翌月にデータ容量を繰り越せるのも特徴。データを無駄にせずにやりくりできます。
コースの変更やデータの繰越は無料で利用可能。月によって利用頻度や消費データ容量が異なる人でも安心です。
無料Wi-Fiスポットやバースト転送機能でデータ節約
OCNモバイルONEに契約すると全国約8万箇所の無料Wi-Fiスポットの利用ができます。Wi-Fiスポットは駅やカフェにあるので、外出先でデータ容量を節約できます。
また、低速通信の節約モードを利用してデータ容量を節約することも可能。節約モードはアプリから簡単に切り替えられます。
さらに、節約モードや通信速度制限などの低速通信時でも一定の容量までは高速通信が利用できるバースト転送機能も魅力です。
カウントフリーサービスが使える
OCNモバイルONEではカウントフリーサービスも使えます。OCNモバイルONEのアプリや050Plusなどでのインターネット通信や通話はカウントフリーで利用可能。
また、音楽配信サービスを対象としたMUSICカウントフリーもあります。LINE MUSICやSpotifyなど様々な音楽配信サービスが対象です。
カウントフリーサービスは無料で利用でき、申込みも不要。MUSICカウントフリーは申込みが必要ですが無料なので、音楽を聴くなら申し込むのがおすすめです。
データ容量の有効活用ができる
データ容量の節約もできる
カウントフリーが無料で利用可能
OCNモバイルONEの公式サイトへ
データSIMの最安MVNOは「LINEモバイル」
LINEモバイルの料金や特徴について紹介します。
LINEモバイルの料金プラン
データ容量 | データSIM (SMS付き) | 音声通話 SIM |
---|---|---|
500MB | 600円 | 1,100円 |
3GB | 980円 | 1,480円 |
6GB | 1,700円 | 2,200円 |
12GB | 2,700円 | 3,200円 |
LINEモバイルのLINEデータフリーは料金を抑えたい人におすすめ。データSIMは月額600円で、紹介した4つのMVNOの中で最安になっています。
LINEデータフリーは、データ容量が最安なら500MBのみなので、データ容量よりも料金の安さを重視する人におすすめです。
また、他のプランであれば、LINE以外にもTwitterやInstagramなどもデータ消費無しで利用可能なので、よく使う方はそちらも検討してみてください。
LINEモバイルならLINE通話がカウントフリーで使える
通常の通話ができないデータSIMでもLINEアプリでの通話は利用可能。LINEアプリでの友達としか通話をしないなら音声通話SIMよりもデータSIMの方が料金が安いのでおすすめです。
そして、LINEモバイルではどのプランでもLINEアプリでのトークや音声通話、ビデオ通話はカウントフリーで利用できます。
つまり、LINEモバイルならデータSIMでも無料かつカウントフリーで通話が可能ということです。
LINEモバイルの公式サイトへ
LINEモバイルの特徴
LINEモバイルの料金以外の特徴について紹介します。
- トリプルキャリアに対応
- 家族・友達とデータシェア可能
- LINEの年齢認証が使える
データシェアやLINEの年齢認証など便利なサービスも追加料金無しで利用可能です。
トリプルキャリアに対応している
au、ドコモ、ソフトバンクのトリプルキャリアに対応しているのがLINEモバイルの特徴。自分が使いたい回線を自由に選べます。
大手キャリアからMVNOに乗り換える場合、回線が変わると手続きが面倒になったり、端末を変えなくてはならなかったりする場合があります。
しかし、LINEモバイルなら回線の変更が不要なので、大手キャリアからの乗り換えも簡単にできます。
家族・友達とデータシェア可能
LINEモバイルではLINEアプリで友達になっているLINEモバイルのユーザーとデータのシェアができます。家族以外の人ともデータシェアができるのが特徴。
幅広い人とデータシェアができるため、データ容量が足りなくなってしまった場合でも誰かに助けてもらえる可能性が高くなります。
また、データ容量が余ってしまった場合にもデータ容量を無駄にせずに家族や友達のために使えるのでおすすめです。
LINEアプリの年齢認証・ID検索が可能
LINEモバイルに契約すると、大手キャリアと同様にLINEアプリでの年齢認証やID検索ができます。
LINEモバイル以外のMVNOではLINEアプリの年齢認証ができず、それに伴って年齢認証が必要なID検索もできません。
LINEモバイルなら年齢認証もID検索もできるため、直接会えない相手ともIDで友達になることができます。
大手キャリアからの乗り換えが便利
データのやり取りができる
LINEアプリを便利に使える
LINEモバイルの公式サイトへ
総括:最安のMVNOならOCNモバイルONEかLINEモバイルがおすすめ!
ここまで、OCNモバイルONE、LINEモバイル、ワイモバイル、mineoを対象に最安値のMVNOを紹介しました。
4つのなかで最も料金が安かったのはOCNモバイルONE。OCNモバイルONEはとくに音声通話プランがお得になっています。
OCNモバイルONEはデータ容量が豊富なうえに、通話オプションも豊富なので、通話う頻繁にする人でもお得に自分にあったプランを選べるのが魅力。
また、データSIMなら最安値が600円のLINEモバイルがおすすめです。LINEモバイルではデータSIMでも通話ができます。
MVNO | LINEモバイル |
---|---|
月額料金 | 月額500円から |
MVNO評価 | ★★★★★ |
特徴 | ・SNS使い放題 ・LINEポイントが毎月もらえる |
キャンペーン | WEB限定 5,000ポイント付与! |
LINEモバイルの公式サイトへ
MVNO | OCNモバイルONE |
---|---|
月額料金 | 月額900円から |
MVNO評価 | ★★★★ |
特徴 | ・契約期間は6ヵ月! ・他とは異なるデータプラン! |
キャンペーン | 端末価格5,280円~ |
OCNモバイルONEの公式サイトへ
OCNモバイルONEのQ&A
OCN モバイル ONEご利用料金のお支払方法は、クレジットカードのみです。デビットカードを含む、その他のお支払方法はご利用いただけません。
OCN モバイル ONEの最低利用期間は、音声対応SIMカードのお申し込み承諾時点のコースに従って設定されます。2019/11/21以降に新コースのご利用をお申し込みの場合は、最低利用期間はありません。
いいえ、お電話番号をお選びいただけません。 なお、MNP(携帯番号ポータビリティ)を利用される場合は、070/080/090で始まるお使いの携帯電話番号を引き継ぎいただけます。
OCNモバイルONEの日次、月次コースをご契約中のお客さまにOCNモバイルONE Wi-Fiスポットを無料でご利用いただけるサービスです。
はい、ございます。インターネットの固定回線がOCNの「光サービス」で、同住所で「OCN モバイル ONE」をご契約いただきますと、最大5契約まで割引可能な「OCN光モバイル割」がございます。
LINEモバイルのQ&A
■ベーシックプランをご利用の場合 最低利用期間:なし SIMタイプ⋅利用期間にかかわらず解約⋅MNP転出する際は解約事務手数料がかかります。 解約事務手数料:1,000円
本人確認審査完了の翌日~1週間でご契約の住所にお届けします。
データフリーとは、対象サービスのデータ通信量(SNSデータフリーでいえば、LINE⋅Twitter⋅Facebookのデータ通信)を、データ通信利用の対象外(消費をしない)とする機能をいいます。
LINEモバイルでは、クレジットカード、またはLINE Pay(クレジットカード登録要)、LINE Pay カードでの申し込みとなっています。 コンビニや銀行振り込み、口座振替はご利用できません。
端末保証は、自然故障や水濡れ、破損など思わぬトラブルに備えるための有料オプションです。LINEモバイルを契約または回線変更の際、「端末+SIMカード」を選択したとき、機種変更のお申し込みをしたときにのみ、お申し込みできます。
OCNモバイルONEの基本情報
項目 | 基本情報 |
---|---|
事業者名 | |
月額料金 | 月額900円~ |
端末保証 | gooの端末保証 月額340円~ あんしん保証(持ち込み)月額500円 |
初期費用 | 初期手数料3,000円 SIMカード手配料394円 |
契約期間 | 音声通話sim:半年 データSIM:なし |
契約解除料 | 1,000円 |
特徴 | ・端末料金が安い ・口座振替可能 |
LINEモバイルの基本情報
項目 | 基本情報 |
---|---|
事業者名 | |
月額料金 | 月額500円~ |
端末保証 | 月額450円 端末持ち込み:月額500円 |
初期費用 | ・simカード発行費用400円 ・事務手数料3000円 |
契約期間 | 音声通話SIM:1年 |
契約解除料 | 1,000円 |
特徴 | ・SNSが使い放題 ・2019年4月からau回線利用可能 |
キャンペーン | LINEポイントorLINE Pay残高 5,000相当がもらえる |