某大手キャリアでスタッフをしていた金沢です。格安SIMのことについて詳しく説明していきます。
音声SIMも追加することができる格安SIMもあるので、ぜひこの記事を参考にして、自分に合った格安SIM業者を探してみてください。
SIMカードをお得に複数枚持つ方法
SIMカードをお得に複数枚持つには、シェアプランがある格安SIMを利用したり、複数回線割のあるところを選ぶ必要があります。
シェアプランがある格安SIMを利用
- OCNモバイルONE
- ワイモバイル
OCNモバイルONEは、1契約あたり最大4枚まで追加でき、契約の通信容量を最大5枚のSIMカードでシェアすることができます。
ワイモバイルは、親回線となる契約に子回線となるSIMカードを追加してデータ容量をシェアすることができ、最大3枚までSIMカードの追加が可能です。
それぞれの料金プランについては後ほど詳しく解説しますが、シェアプランなら「OCNモバイルONE」と「ワイモバイル」がおすすめということを頭に入れておいてください。
複数回線割引がある格安SIMを利用
SIMカードをお得に複数枚持つ方法として、複数回線割引がある格安SIMを利用する、というのも一つの手です。
複数回線割引がある格安SIMでおすすめなのが「mineo」。mineoには複数回線割や家族割があり、より費用を抑えることができます。
加えてパケットを分け合えるサービスがとても充実しています。mineoはもともとの料金もリーズナブルですが、複数端末の利用にもおすすめですよ。
OCNモバイルONEは5枚でシェアできる
ワイモバイルは4枚でシェアできる
mineoは複数回線割引がある
OCNモバイルONEの公式サイトへ ワイモバイルの公式サイトへ mineoの公式サイトへ
シェアプランがある格安SIMを紹介
「OCNモバイルONE」と「ワイモバイル」にはシェアプランがあることをご紹介しましたが、それぞれ料金プランはどのようになっているのでしょうか?
音声SIMも追加できるOCNモバイルONE
親回線のプランなら新コース
SIM | 音声対応 SIM |
SMS対応 SIM |
データ通信 専用SIM |
---|---|---|---|
1GB | 1,180円 | – | – |
3GB | 1,480円 | 1,000円 | 880円 |
6GB | 1,980円 | 1,500円 | 1,380円 |
10GB | 2,880円 | 2,400円 | 2,280円 |
20GB | 4,400円 | 3,920円 | 3,800円 |
30GB | 5,980円 | 5,500円 | 5,380円 |
「データSIM」「SMS対応SIM」「通話SIM」から好きなGBを選べるようになっており、それぞれ30GBまで用意されています。
大容量のプランがあるOCNモバイルONEは、容量が多くなるほど1GBあたりの料金も安くなりますし、シェアプランを前提に契約を考えている人にもぴったりです。
新コースなら、容量追加オプション0.5GB/500円のところ、アプリ経由で1GB/500円になるため、その点もOCNモバイルONEのおすすめポイントです。
1GBで できること | 時間 |
---|---|
ゲームアプリ | 4時間 |
動画視聴 | 6時間 |
メッセージアプリ | 800往復 |
WEB閲覧 | 440ページ |
2枚目以降のSIMカードは容量シェア
項目 | 音声対応 SIM |
SMS対応 SIM |
データ通信 専用SIM |
---|---|---|---|
容量シェア SIM料金 |
400円 | 400円 | 400円 |
SIMカード 利用料 |
600円 | 120円 | 0円 |
月額料金 (合計) |
1,000円 | 520円 | 400円 |
先述したとおり、OCNモバイルONEの容量シェアなら1契約あたり最大4枚まで追加でき、最大合計5枚のSIMカードでシェアすることができます。
データSIMしか追加できないなどの制限もなく、OCNモバイルONEの容量シェアは「音声対応SIMカード」も追加可能で、すべてのコースで容量シェアが可能となっています。
容量シェアで追加したSIMカードごとに月額費用がかかりますが、それぞれの料金は表の通りです。
複数枚利用で初期費用もお得
初期費用 | 音声対応 SIM |
SMS対応 SIM |
データ通信 専用SIM |
---|---|---|---|
手配料 (共通) |
394円 | 394円 | 394円 |
追加手数料 (新規) |
0円 | 0円 | 0円 |
追加手数料 (追加) |
0円 | 0円 | 0円 |
初期費用として「SIMカード手配料」と「SIMカード追加手数料」がかかりますが、SIMカード手配料は共通して394円です。
SIMカード追加手数料は、新規申し込みの場合無料ですが、現在は追加申し込みの場合でも「SIMカード追加手数料無料キャンペーン」でSIMカード追加手数料が無料になります。
通常は音声対応SIMカード3,000円/枚、データ通信専用SIMカード1,800円/枚のSIMカード追加手数料がかかるのですが、それが「無料」となるのは嬉しいですよね。
OCNモバイルONEの公式サイトへ
データSIMでいいならワイモバイル
親回線はスマホベーシックプラン
プラン (データ量) | 月額料金 (税込) |
---|---|
シンプルS (3GB) | 2,178円 |
シンプルM (15GB) | 3,278円 |
シンプルR (25GB) | 4,158円 |
スマホベーシックプランはシンプルに3プランで、3GB/9GB/14GBから選べます。半年間は「新規割」が適用され、700円引きになるのでお得です。
3種類のデータ容量から選ぶことができますが、いずれも10分以内の国内通話が何度でも無料になる「10分かけ放題」が基本料金に含まれます。
10分かけ放題が基本料金に含まれるお得なスマホベーシックプランですが、10分超過分後は30秒につき20円の通話料が発生するので注意しましょう。
2枚目以降のSIMカードはシェアプラン
プラン | 基本使用料 (※3回線まで) |
---|---|
プランS |
980円 |
プランM/R |
490円 |
プランL |
0円 |
ワイモバイルのシェアプランは、最大3枚までSIMカードの追加が可能で、親回線のスマホベーシックプランでMかRを選べば、子回線の月額料金を安く抑えられますよ。
シェアプランの基本使用料はそれぞれ3回線まで一律で、シェアプランセット割適用後の料金を記載しています。
子回線となるSIMは、音声通話ができない「データ通信専用SIM(SMS機能付)」ですが、SMS機能が付いているのでショートメールによる認証などは問題なくおこなえます。
複数枚利用で初期費用もお得
割引項目 | 割引前 | 割引後 |
---|---|---|
加入当月の 基本使用料 |
0円~980円 | 無料 |
契約事務手数料 (親回線と同時加入でない場合) |
3,000円 | 無料 |
複数枚利用でキャンペーンが適用され、シェアプラン加入当月の基本使用料(〜980円)が無料になります。さらに、契約事務手数料も無料です。
通常は契約事務手数料が3,000円かかるのですが、現在は親回線と同時加入で無料となっています。
もともと親回線と同時加入の場合は契約事務手数料が発生しませんが、今なら後からSIMカードを追加した場合でも契約事務手数料が無料なのです。
半年間は「新規割」で700円引き
1年間はデータが無料で増量
複数枚利用でキャンペーンが適用される
ワイモバイルの公式サイトへ
複数回線割引・家族割引があるmineo
複数回線割引や家族割引があるmineoについて先ほど簡単に触れましたが、料金プランを詳しく見ていきましょう。
豊富な料金プランが魅力
通話が可能なデュアルタイプ
プラン名 | Aプラン | Dプラン | Sプラン |
---|---|---|---|
回線 | au | ドコモ | ソフトバンク |
1GB | 1,298円 | ||
5GB | 1,518円 | ||
10GB | 1,958円 | ||
20GB | 2,178円 |
「デュアルプラン」はデータ通信と音声通話が利用でき、500MB〜30GBから好きなGBを選べます。
mineoはau・ドコモ・ソフトバンクの3回線に対応しているマルチキャリアですが、au回線がAプラン、ドコモ回線がDプラン、ソフトバンク回線がSプランです。
mineoの特徴といえば、同じプランでも回線によって料金が異なること。デュアルプランの場合au・ドコモ・ソフトバンクの順に安いです。
データ通信のみのシングルタイプ
プラン名 | Aプラン | Dプラン | Sプラン |
---|---|---|---|
回線 | au | ドコモ | ソフトバンク |
1GB | 880円 | ||
5GB | 1,265円 | ||
10GB | 1,705円 | ||
20GB | 1,925円 |
「シングルプラン」はデータ通信のみとなり、auとドコモが同じ料金で、ソフトバンクが少し高くなっています。デュアルプランよりかは料金差がありません。
データ容量はデュアルプランと同じで、500MB〜30GBから好きなGBを選べます。データ通信のみですが、料金が安いのがいいですよね。
電話番号はありませんが、LINE通話など、インターネット接続をして通話することもできますし、料金重視の人におすすめです。
エココースやお試し200MBコースもある
シングルプランより料金が安い「エココース」は、平日7:30〜8:30、12:00〜13:00、18:00〜19:00に速度が制限されます。
上記の時間帯は最大通信速度が200kbpsに制限されますが、土曜日・日曜日の速度制限はありません。
お試し200MBコースは、契約事務手数料は500円でデュアルプランが1,000円、シングルプランが300円でお試しできます。申し込みはWebでのみ可能です。
mineoの公式サイトへ
複数枚SIMカードを持つとお得になる
複数回線割引・家族割引
家族割は最大5回線まで50円割引するサービスで、複数回線割引は最大10回線まで50円割引するサービスです。
家族割は離れて暮らす家族や姓が異なる家族も割引可能で、配偶者には同性パートナー・事実婚等を含みますので、どんな方でも利用しやすいです。
また、同一回線での家族割引と複数回線割引の併用はできず、家族割引の適用が優先されますので、その事は覚えておいてください。
複数枚で通信容量のシェアも可能
データ容量が余るのはもったいないですが、mineoは複数枚で通信容量のパケットシェアが可能なので、無駄なく使い切ることができます。
mineoでは最大10回線までシェアできますが、メンバー登録が必要です。パケットシェアを申し込む方が代表契約者となり、申し込み後、シェアメンバーに承認依頼メールが送信されます。
使いきれなかったデータ容量は翌月に繰り越されますが、mineoではさらにそれを分け合うことができるのですね。無料で利用できるオプションなので、使わない手はありません。
初期費用の割引はないので注意
初期費用項目 | 料金 |
---|---|
契約事務手数料 |
3,000円 |
SIMカード発行料 |
400円 |
先ほどご紹介したOCNモバイルONEとワイモバイルには初期費用がお得になるキャンペーンが実施されていましたが、現在mineoではそのような割引はありません。
契約事務手数料3,000円とSIMカード発行料400円の計3,400円が初期費用としてかかります。au・ドコモ・ソフトバンク回線のいずれも3,400円です。
同一プラン・タイプ内で基本データ容量を変更する場合は別途料金が発生することはありませんが、SMS無し⇔SMSありの契約変更では再度3,400円の初期費用がかかります。
3回線に対応しているマルチキャリア
エココースやお試しコースがある
複数枚で通信容量のシェアが可能
mineoの公式サイトへ
複数枚SIMカードを持つ際の料金を比較
シェアプランがある格安SIMを3社ご紹介しましたが、この中でもとくにお得なところはどこなのでしょうか?
初期費用を比較
MVNO | OCN モバイルONE |
ワイ モバイル |
mineo (マイネオ) |
---|---|---|---|
初期費用 (1台目) |
3,394円 | 3,000円 | 3,400円 |
初期費用 (2台目) |
394円 | 0円 | 3,400円 |
初期費用 (合計) |
3,788円 | 3,000円 | 6,800円 |
リンク | 公式詳細 | 公式詳細 | 公式詳細 |
OCNモバイルONEは初期費用として「SIMカード手配料」と「SIMカード追加手数料」がかかりますが、2台目以降のSIMカード追加手数料がキャンペーンで無料です。
ワイモバイルは、キャンペーンで2台目以降の初期費用がかかりません。契約事務手数料が無料なうえ、シェアプラン加入当月の基本使用料が無料です。
mineoは、現在のところ初期費用がお得になるキャンペーンは実施されていませんでした。
月額料金を比較
MVNO | OCN モバイルONE |
ワイ モバイル |
mineo (マイネオ) |
---|---|---|---|
月額料金 (1台目) |
1,480円 (3GB) |
1,980円 (3GB) |
1,950円 (3GB) |
月額料金 (2台目) |
520円 | 980円 | 790円 |
月額料金 (合計) |
2,000円 | 2,960円 | 2,740円 |
リンク | 公式詳細 | 公式詳細 | 公式詳細 |
親回線(1台目)はいずれも3GBの料金です。mineoはシェア専用のプランがなかったため、2台目にシングルプランを追加した場合の料金を記載しています。
親回線が安いのはOCNモバイルONEで、2台合わせても2,000円という安さです。ワイモバイルは10分かけ放題が親回線に含まれていることを加味すると納得の価格でしょう。
mineoはソフトバンク回線の料金です。もともとの料金設定がリーズナブルですが、シェア専用のプランがない分、割高に感じるかもしれません。
OCNモバイルONEは料金が安い
2台合わせても2,000円という安さ
2台目以降のSIMカード追加手数料が無料
OCNモバイルONEの公式サイトへ ワイモバイルの公式サイトへ mineoの公式サイトへ
総括:SIMカードを複数枚持つならOCNモバイルONEの容量シェア
SIMカードを複数枚持つなら、シェア専用プランのあるところがおすすめです。とくに料金の安さが目立つのが「OCNモバイルONE」。
「OCNモバイルONE」の容量シェアなら、1契約あたり最大4枚まで追加でき、2台目以降のSIMカード追加手数料が無料です。
追加のSIMの種類に制限がないのもポイント。データ通信専用のSIMはもちろん、「音声対応SIMカード」も子回線として追加可能です。
複数回線をお得に利用したいなら、シェア専用プランがあって多くのSIMが追加できる「OCNモバイルONE」をぜひ検討してみてくださいね!
MVNO | OCNモバイルONE |
---|---|
月額料金 | 月額900円から |
MVNO評価 | ★★★★ |
特徴 | ・契約期間は6ヵ月! ・他とは異なるデータプラン! |
キャンペーン | 端末価格5,280円~ |
OCNモバイルONEの公式サイトへ
OCNモバイルONEのQ&A
OCN モバイル ONEご利用料金のお支払方法は、クレジットカードのみです。デビットカードを含む、その他のお支払方法はご利用いただけません。
OCN モバイル ONEの最低利用期間は、音声対応SIMカードのお申し込み承諾時点のコースに従って設定されます。2019/11/21以降に新コースのご利用をお申し込みの場合は、最低利用期間はありません。
いいえ、お電話番号をお選びいただけません。 なお、MNP(携帯番号ポータビリティ)を利用される場合は、070/080/090で始まるお使いの携帯電話番号を引き継ぎいただけます。
OCNモバイルONEの日次、月次コースをご契約中のお客さまにOCNモバイルONE Wi-Fiスポットを無料でご利用いただけるサービスです。
はい、ございます。インターネットの固定回線がOCNの「光サービス」で、同住所で「OCN モバイル ONE」をご契約いただきますと、最大5契約まで割引可能な「OCN光モバイル割」がございます。
OCNモバイルONEの基本情報
項目 | 基本情報 |
---|---|
事業者名 | |
月額料金 | 月額900円~ |
端末保証 | gooの端末保証 月額340円~ あんしん保証(持ち込み)月額500円 |
初期費用 | 初期手数料3,000円 SIMカード手配料394円 |
契約期間 | 音声通話sim:半年 データSIM:なし |
契約解除料 | 1,000円 |
特徴 | ・端末料金が安い ・口座振替可能 |