某大手キャリアでスタッフをしていた金沢です。格安SIMのことについて詳しく説明していきます。
格安simのモバイルルーターを使うことで月々の料金を安くすることが可能です。
ただしモバイルルーターを使う場合、格安simに対応する端末を用意したり、データ専用simの契約が必要だったりと、いくつか手順があります。
今回の記事では、おすすめのモバイルルーターと、格安simをモバイルルーターで使う方法について詳しく説明していきます。
格安simにおすすめのルーター
すべてのWi-Fiルーターが格安SIMに対応しているわけではありません。格安SIMで使えるおすすめのWi-Fiルーターを紹介します。
Aterm MR05LN
機種名 | Aterm MR05LN |
---|---|
色 | ブラック |
重量 | 約115g |
サイズ | 約63×115×11mm |
バッテリー容量 | 2,500mAh |
Aterm MR05LNは持ち運びが可能なNEC製のモバイルルーター。大容量バッテリーで最大14時間の通信が可能なので、外出に充電が切れる心配もありません。
機能面も優れていて、アプリを別途ダウンロードすることなく細かい設定ができるので、簡単に使える点も魅力。
また、最大3つの電波をキャッチできる通信技術を搭載していて、電波が弱いところでも安定した通信が可能になっています。
Aterm MP02LN
機種名 | Aterm MP02LN |
---|---|
色 | メタリックシルバー |
重量 | 約71g |
サイズ | 約91mm×50mm×12mm |
バッテリー容量 | 1,670mAh |
Aterm MP02LNもAterm MR05LNと同様に持ち運び可能なNEC製のモバイルルーター。サイズが小さく、重量も軽いので持ち運びに適している点が特徴。
サイズは小さいですが、最大10時間の連続通信が可能になっています。そのため長時間の外出でも安心して利用可能です。
また、接続されない状態が一定時間続くと自動的に休止状態になり電力消費を抑えたり、ディスプレイで通信状態や充電を確認できる点も魅力になっています。
HUAWEI E5577
機種名 | HUAWEI E5577 |
---|---|
色 | ホワイト |
重量 | 約112g |
サイズ | 約96.8×58×17.3mm |
バッテリー容量 | 3,000mAh |
HUAWEI E5577は持ち運び可能なHUAWEI製のモバイルルーター。コンパクトサイズで重量も軽いので持ち運びやすいのが特徴です。
大容量バッテリーなので長時間の利用も安心。さらに別売りの専用ケーブルを使うとスマホやタブレットの充電ができるようになっています。
また、専用アプリをダウンロードすればより便利な機能を利用可能。専用アプリからはバッテリー残量やデータ通信量、ネットワーク状態などを確認できます。
Aterm MR05LNは通信しやすい
Aterm MP02LNは持ち運びに便利
HUAWEI E5577はスマホ充電が可能
格安simでルーターを使う方法
Wi-Fiルーターを用意し、格安SIMを挿入して通信するまでの流れを紹介します。
モバイルルーターを用意する
- 回線が対応しているか確認する
- 必要に応じてsimロック解除する
- 動作確認済み端末かどうか確認する
ルーターを利用する場合、最初に端末を用意します。ただ、端末を選ぶ際には対応している回線に注意しなければなりません。
ルーターによって対応している回線が異なっているので、自分が契約する格安SIMに対応しているルーターを選びましょう。大手キャリアで購入した端末であればSIMロックの解除が必要な場合もあります。
また、契約するつもりの格安SIMの公式サイトで動作確認済端末一覧を参考にするのもおすすめ。この一覧に載っているルーターであれば確実に利用可能です。
データ専用simを契約する
ルーターを購入する際に回線について考慮しなかった場合は、購入したルーターの回線を利用している格安SIMを選んでください。
格安SIMでは主に音声通話SIMとデータ専用SIMの2種類のSIMが用意されていて、通話をする人は音声通話SIM、通話をしない人はデータ専用SIMを選びます。
Wi-Fiルーターでは通話ができないため、音声通話SIMは要りません。格安SIMでWi-Fiルーターを利用する場合にはデータ専用SIMを選んでください。
ルーター選びは回線に注意
動作確認済端末一覧を見る
データ専用SIMを契約
格安simルーターのメリット・デメリット
Wi-Fiルーターは大手キャリアで契約する方法と格安SIMで契約する方法がありますが、格安SIMで契約とどうのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。
格安simでルーターを使うメリット
- 契約期間の縛りがない
- 月額料金が安くなる
大手キャリアでは2年間の契約期間の縛りがある場合があります。そして、契約期間内に解約すると違約金が発生してしまいます。
しかし、格安SIM、とくにデータ専用SIMなら基本的に契約期間の縛りがありません。そのため、違約金が発生することもなく問題があれば気軽に解約できます。
また、大手キャリアに比べて料金が安いのも格安SIMのメリット。月々の通信料を少しでも安く抑えたい人には格安SIMがおすすめです。
格安simでルーターを使うデメリット
- 通信速度が遅い
- 容量無制限のプランは速度制限がある
格安SIMは大手キャリアよりも通信速度が遅くなっています。格安SIMは大手キャリアから通信回線を借りているため、大手キャリアの通信が優先されるのです。
また、格安SIMによっては容量無制限プランがあり、データ容量を気にせずに通信したい人におすすめですが、このプランでは速度が制限されています。
格安SIMは通信速度が遅い点が最大のデメリットで、料金の安さよりも通信速度の速さを重視するなら格安SIMよりも大手キャリアがおすすめです。
格安SIMは料金が安い
契約期間がなく違約金が発生しない
通信速度は遅い
格安simのルーターでおすすめの2社を紹介
LINEモバイルとmineoはルーターの販売も行っていて、料金もお得なのでおすすめです。それぞれの特徴を紹介します。
3回線に対応しているLINEモバイル
LINEモバイルで販売されているルーター
機種名 | Aterm MR05LN |
Aterm MP02LN |
---|---|---|
料金 (一括) |
23,800円 | 11,980円 |
料金 (分割) |
1,080円 (24回払い) |
550円 (24回払い) |
対応回線 | ・ドコモ ・au ・softbank |
・ドコモ |
LINEモバイルで販売されているルーターは2種類で、どちらもNEC製のAterm MR05LNとAterm MP02LNです。2種類と24回の分割払いができます。
Aterm MR05LNはAterm MP02LNと比較すると割高ですが、au、ドコモ、ソフトバンクのトリプルキャリアに対応していて、充電持ちが良い点が魅力です。1つの端末で2種類のSIMを利用することもできます。
一方で、Aterm MP02LNは対応しているのがドコモ回線のみですが、料金が安いのが魅力。コンパクトで持ち運びやすいので、ドコモ回線のモバイルルーターを使いたい人にはおすすめです
LINEモバイルのデータsimの料金プラン
データ容量 | データSIM (SMS付き) | 音声通話 SIM |
---|---|---|
500MB | 600円 | 1,100円 |
3GB | 980円 | 1,480円 |
6GB | 1,700円 | 2,200円 |
12GB | 2,700円 | 3,200円 |
LINEモバイルの料金プランはSIMの種類とデータ容量の基本プランを選んでから、SNSオプションを追加するかたちで選択します。
データSIMで用意されているデータ容量は500MBから12GBの4種類。外出先でルーターを使用して通信をする機会が多いなら12GBのプランがおすすめです。
また、SNSオプションはLINEデータフリー、SNSデータフリー、SNS音楽データフリーの3種類。どのオプションも対象のサービスがデータフリーで利用できるのが魅力です。
500MBで できること | 時間 |
---|---|
ゲームアプリ | 2時間 |
動画視聴 | 3時間 |
メッセージアプリ | 400往復 |
WEB閲覧 | 220ページ |
LINEモバイルの特徴
- データフリーがある
- キャンペーンが豊富
- データ通信量をシェアできる
LINEモバイルの一番の特徴はデータフリーがあること。プランによって対象は異なりますが、5つのサービスをデータ消費無しで使うことが可能になります。
また、キャンペーンが充実しているのも特徴。常になにかしらのキャンペーンを実施しているため、契約前に利用できるキャンペーンがないか確認しておきましょう。
さらに、LINEモバイルでは家族や友人とデータ通信量のシェアが可能です。LINEアプリで友達になっているLINEモバイルユーザーにLINEアプリでデータ通信量をプレゼントできます。
LINEモバイルの公式サイトへ
初心者におすすめなmineo
mineoで販売されているルーター
機種名 | Aterm MR05LN |
HUAWEI E5577 |
---|---|---|
料金 (一括) |
22,800円 | 9,600円 |
料金 (分割) |
950円 (24回払い) |
400円 (24回払い) |
対応回線 | ・ドコモ ・au |
・ドコモ |
mineoで販売されているルーターは、NEC製のAterm MR05LNとHUAWEI製のHUAWEI E5577の2種類となっています。
Aterm MR05LNはLINEモバイルでも販売されている人気のルーター。mineoではau回線とドコモ回線で利用できます。
HUAWEI E5577はコンパクトで持ち運びやすいモバイルでルーター。料金が1万円以下と非常に安く、なるべく安い端末を購入したい人にはおすすめです。
mineoのデータsimの料金プラン
プラン名 | Aプラン | Dプラン | Sプラン |
---|---|---|---|
回線 | au | ドコモ | ソフトバンク |
1GB | 880円 | ||
5GB | 1,265円 | ||
10GB | 1,705円 | ||
20GB | 1,925円 |
mineoでは通話をする人向けのデュアルタイプと、通話をしない人向けのシングルタイプを用意していますが、ルーターで利用する場合はシングルタイプのSIMカードを選択します。
シングルタイプの料金プランでは3つの回線が用意されているので、端末に対応している回線を選びます。au回線とドコモ回線は料金が同じになっています。
データ容量は500MBから30GBまでの6種類が用意されていて、自分にあったデータ容量を選べるのが特徴。動画視聴やゲームを頻繁にするなら20GB以上の大容量プランがおすすめです。
mineoの特徴
- コミュニティサイト「マイネ王」が使える
- サポートが手厚い
mineoでは便利な独自のコミュニティサイトが利用できるのが特徴。マイネ王というmineoのコミュニティサイトではユーザー同士でmineoについての質問や相談ができます。
また、マイネ王に登録するとフリータンクというパケットシェア機能も使えます。フリータンクではmineoのユーザー同士がパケットをシェアできるのが特徴。
データ容量は余った月はフリータンクにパケットを入れ、データ容量が足りない月はフリータンクからパケットをもらう、という使い方ができます。ユーザー同士で助け合えるのが魅力です。
LINEモバイルはSNSがデータフリー
LINEモバイルはキャンペーンも充実
mineoは独自サービスが便利
mineoの公式サイトへ
おすすめの格安SIM2社を比較
おすすめしたLINEモバイルとmineoの通信速度や料金を比較するので、自分にあったものを探してみてください。
通信速度を比較
格安sim | 通信速度 (3/16朝) |
通信速度 (3/16昼) |
通信速度 (3/16夜) |
リンク |
---|---|---|---|---|
LINEモバイル (ドコモ回線) |
8.4Mbps | 0.2Mbps | 2.5Mbps | – |
LINEモバイル (au回線) |
13.7Mbps | 0.3Mbps | 5.3Mbps | – |
LINEモバイル (softbank回線) |
1.9Mbps | 0.6Mbps | 2.4Mbps | – |
mineo (ドコモ回線) |
2.4Mbps | 0.4Mbps | 4.5Mbps | 公式詳細 |
mineo (au回線) |
2.3Mbps | 0.3Mbps | 9.2Mbps | 公式詳細 |
mineo (softbank回線) |
1.6Mbps | 0.4Mbps | 5.8Mbps | 公式詳細 |
参照URL:https://keisoku.io/mobile/
LINEモバイルはトリプルキャリアに対応していますが、回線によって通信速度が異なります。LINEモバイルで最も速いのはau回線で特に朝の通信速度が10Mbpsを超えているのが特徴。
mineoもLINEモバイルと同様に3つの回線に対応していますが、LINEモバイルほど回線ごとに通信速度の差はありません。ただ、夜の通信速度をau回線が最も速くなっています。
また、LINEモバイルもmineoも昼の通信速度が非常に遅く、1Mbpsを下回っています。昼は回線が混雑するため、多くの格安SIMで通信速度が遅くなる傾向にあります。
データsimの料金を比較
格安sim | 料金 (容量) |
リンク |
---|---|---|
LINEモバイル |
980円 (3GB) |
– |
mineo |
900円~ (3GB) |
公式詳細 |
LINEモバイルでデータSIM3GBのプランに契約すると月額980円です。LINEデータフリーが無料でオプションとしてつけられるので、980円で実質3GB以上のデータ通信ができます。
mineoでデータSIM3GBのプランに契約した場合の料金は回線によって異なりますが、au回線とドコモ回線なら月額900円で利用できます。
単純に金額を比較するとLINEモバイルよりもmineoがお得になっています。ただ、LINEモバイルはデータフリーがあるので、LINEを主に利用する人ならLINEモバイルがおすすめです。
データ容量を比較
格安sim | データ容量 | リンク |
---|---|---|
LINEモバイル |
500MB~12GB (4プラン) |
– |
mineo |
500MB~30GB (6プラン) |
公式詳細 |
LINEモバイルのデータSIMのプランのデータ容量は500MB、3GB、6GB、12GBの4種類。動画やゲームなどの容量を消費するデータ通信をあまりしない人におすすめです。
一方で、mineoでは500MBから30GBまでの6種類が用意されています。LINEモバイルにはない20GBや30GBのプランがあるのが特徴です。
外出先でルーターを利用したデータ通信をする機会が多い人、ルーターを利用して動画視聴やゲームをする人には大容量プランのあるmineoがおすすめです。
LINEモバイルのau回線が速い
LINEを使うならLINEモバイルがお得
mineoは大容量プランが魅力
総括:格安simをモバイルルーターで使うならLINEモバイルがおすすめ!
格安SIMを利用する場合は、回線に注意して端末を選び、データSIMに契約しましょう。おすすめの格安SIMは2種類のルーターを販売しているLINEモバイルです。
LINEモバイルはトリプルキャリアに対応しているため、基本的にどのルーターでも利用可能です。また、SNSがデータフリーで使えるオプションがあるのも魅力。
ルーターで格安SIMを選ぶ場合は、よく利用されるSNS、特にLINEがお得に使えるLINEモバイルがおすすめです。
MVNO | LINEモバイル |
---|---|
月額料金 | 月額500円から |
MVNO評価 | ★★★★★ |
特徴 | ・SNS使い放題 ・LINEポイントが毎月もらえる |
キャンペーン | WEB限定 5,000ポイント付与! |
LINEモバイルの公式サイトへ
LINEモバイルのQ&A
■ベーシックプランをご利用の場合 最低利用期間:なし SIMタイプ⋅利用期間にかかわらず解約⋅MNP転出する際は解約事務手数料がかかります。 解約事務手数料:1,000円
本人確認審査完了の翌日~1週間でご契約の住所にお届けします。
データフリーとは、対象サービスのデータ通信量(SNSデータフリーでいえば、LINE⋅Twitter⋅Facebookのデータ通信)を、データ通信利用の対象外(消費をしない)とする機能をいいます。
LINEモバイルでは、クレジットカード、またはLINE Pay(クレジットカード登録要)、LINE Pay カードでの申し込みとなっています。 コンビニや銀行振り込み、口座振替はご利用できません。
端末保証は、自然故障や水濡れ、破損など思わぬトラブルに備えるための有料オプションです。LINEモバイルを契約または回線変更の際、「端末+SIMカード」を選択したとき、機種変更のお申し込みをしたときにのみ、お申し込みできます。
LINEモバイルの基本情報
項目 | 基本情報 |
---|---|
事業者名 | |
月額料金 | 月額500円~ |
端末保証 | 月額450円 端末持ち込み:月額500円 |
初期費用 | ・simカード発行費用400円 ・事務手数料3000円 |
契約期間 | 音声通話SIM:1年 |
契約解除料 | 1,000円 |
特徴 | ・SNSが使い放題 ・2019年4月からau回線利用可能 |
キャンペーン | LINEポイントorLINE Pay残高 5,000相当がもらえる |