某大手キャリアでスタッフをしていた金沢です。格安SIMのことについて詳しく説明していきます。
しかし、スマホに乗り換えると料金が高くなることや操作面などで不安があり、なかなかスマホデビューができないと感じている人も多いのではないでしょうか。
本記事では、高齢者がスマホを持つメリットや格安SIMを利用する注意点などをまとめて紹介します。
高齢者のスマホデビューでも安心して利用できる格安SIMも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
高齢者がスマホを持つメリットとは?
ガラケーには無いスマホのメリットを解説していきます。操作性も慣れればそこまで難しいこともありません。
画面が大きくなり見やすく操作しやすい
スマホの画面はガラケーよりも大きく、機種によっては文字を拡大して表示するなど見やすいように工夫がなされています。
特に高齢者用に販売されているスマホは、画面がシンプルなので一度操作を覚えると簡単に使用できるものです。
ガラケーよりも本体が大きくて使い勝手が悪いように感じるかもしれませんが、両手で使用すれば手のひらが小さい方も問題なく使用できます。
ガラケーの画面が見えにくくなった方は、思い切ってスマホに乗り換えることを検討してみてください。
LINEで家族とやりとりができる
ガラケーとスマホの大きな違いは、利用できる機能の数です。特にLINEはメールと違い、グループでの管理ができメッセージを読んだかどうかも確認ができます。
メッセージがすべて表示されるので、会話の流れがわかるのもおすすめです。必要に応じてビデオ通話もできるので、遠く離れた相手でも顔を合わせて会話ができます。
ガラホでもLINEを使うことはできますが、使用できない機能もあります。料金もスマホと変わらないので、LINEを目的として機種変するのであればスマホがおすすめです。
写真の撮影・やりとりが簡単にできる
基本的にスマホ同士のやり取りの方が、ガラケーからスマホへのやり取りよりも写真や動画の送受信が簡単にできます。
友達と取った写真や孫の写真などを、簡単に送りあいすることができる面もメリットです。特にカメラの機能はガラケーからとても進化しています。
簡単な加工もできるので、写真を良く撮る方にもおすすめです。保存する容量もガラケーと比べると格段に増えているので、多くの写真を保存することができます。
ガラケーよりも画面が大きい
文字のサイズが大きく見やすい
LINEで気軽にメッセージを送れる
高齢者が格安SIMでスマホを使うときに知っておきたいメリットと注意点
メリットもあれば、デメリットも必ずあります。その点も良く理解してから、乗り換えるようにしてください。
キャリアより価格が安いので料金が高くなるのが心配な人でも安心
携帯会社 | 月額料金 | リンク |
---|---|---|
ドコモ |
3,980円 | – |
au |
4,480円 | – |
ソフトバンク |
7,480円 | – |
ワイモバイル |
半年間:1,980円 以降:2,680円 |
公式詳細 |
大手キャリア3社と格安SIMであるワイモバイルの基本料金の比較です。条件は音声通話SIMの3GBで統一しています。
ガラケーとスマホではデータ容量の違いもあり、キャリアで機種変更を行うと料金が跳ね上がることがあります。その点格安SIMは、それほど基本料金が変えずに移行が可能です。
格安SIMは、割引サービスも豊富に行っています。ワイモバイルの場合は、家族割引で2回線以降は月額500円引きで利用できます。
サポートは基本的にネットor電話になるので注意
格安SIMのデメリットの1つは、対面でのサポートが少ない点です。基本的に手続きなどは、電話やネットで行う仕組みになります。
そのため、対面でのサポートを望む方は不安に感じるかもしれません。そんな方には、格安SIMよりも大手キャリアがおすすめです。
格安SIMは対面での店舗を少なくすることで、人件費や店舗の固定費用を抑えて料金を安くしている側面があります。そのため、今後も店舗数は増えない可能性があります。
専用の通話アプリを使わないと高額請求になる場合があるので注意
高齢者の方はメッセージのやり取りよりも、通話の利用のために携帯を所持している方が多くいます。
ここで注意してほしいことは、格安SIMの契約では通常の通話を行うと請求が高額になる危険性があることです。
多くの格安SIMでは、専用のアプリを経由しての通話を推奨しています。かけ放題に契約していても、アプリの使用が条件となっているので忘れずに使用するようにしてください。
スマホに乗り換えても基本料金が安い
対面でのサポートが少ない
アプリ経由の通話を推奨
高齢者がスマホデビューをするならワイモバイルがおすすめ!
ワイモバイルは料金プランがシンプルなので、高齢者や格安SIM初心者の方でも契約しやすい格安SIMです。
ワイモバイルの料金プランは?
プラン (データ量) | 月額料金 (税込) |
---|---|
シンプルS (3GB) | 2,178円 |
シンプルM (15GB) | 3,278円 |
シンプルR (25GB) | 4,158円 |
ワイモバイルのスマホベーシックプランは、半年間「新規割」で700円引きされます。また、2回線以降の契約は「家族割引サービス」として半年間500円引きです。
現在は1年間データ増量無料キャンペーン中で、通常月額500円必要なデータ増量オプションを無料で追加することができます。
増量されるデータ量はプランSが1GBで、プランMとRは3GBです。そして、このプランでは10分かけ放題のオプションが付いているので、10分以内の通話は定額になります。
ワイモバイルでスマホデビューするなら「かんたんスマホ2」がおすすめ
かんたんスマホ2の基本スペック
端末 | かんたんスマホ2 |
---|---|
サイズ | 約W71×H159×D8.9mm |
重量 | 約151g |
ディスプレイ | 約5.6インチ有機ELディスプレイ |
RAM容量 | 3GB |
ROM容量 | 32GB |
バッテリー容量 | 3,300mAh |
かんたんスマホ2は、シルバー・レッド・ネイビーの3色展開されているスマホです。年齢性別を問わずに使用できる機種となります。
電話・ホーム・メールのキーが設定されているので、主要な操作はガラケーと同じ感覚で行える仕様です。
また、連絡先を4件までホーム画面に登録できるので、ワンタッチで連絡を取ることができます。
迷惑電話対策機能が付いているので、危険な番号からの電話には警告が表示されます。間違って通話に出てしまっても、自動で録音してくれるので安心です。
かんたんスマホ2を60歳以上が契約すると通話かけ放題
60歳以上 通話ずーっと無料キャンペーンは、その名前の通り60歳以上の方が対象となるキャンペーンです。月額料金1,000円の「スーパーだれとでも定額」が無料になります。
対象となるのは、かんたんスマホ2でベーシックプランと「スーパーだれとでも定額」に契約された60歳以上の方です。
「スーパーだれとでも定額」は、国内通話であれば24時間通話しても定額になるサービスです。スマホやガラケー、固定電話も対象ですが、番号案内などは除外されます。
困った時に頼れるサポートがあるので、本人も家族も安心
かんたんスマホ2には、初期から「押すだけサポート」のアイコンが設定されています。このアイコンは困りごとの解決方法を調べたり、無料サポートにつなげてくれるボタンです。
操作などで困ったことがある場合には、わざわざサポートセンターの電話番号を調べる必要がありません。ボタン1つで安心を手に入れることができます。
サポート以外にも、迷惑電話対策機能・みまもりサービス・防災あんしんなどの高齢者におすすめの安心機能付きです。
防水・防塵対応だけでなく、ハンドソープやアルコールで拭いても大丈夫
かんたんスマホ2が防塵・防水、また耐衝撃加工が施されています。そのため、場所を選ばず使用でき、うっかり落としても最低限の被害で済むスマホです。
また、衛生面も考えられていて、泡ハンドソープやアルコールを使用して拭くことができます。スマホの汚れや菌が気になる方でも、常に清潔な状態で使用することが可能です。
使用できるのは、国内生産されている泡タイプのハンドソープとボディソープです。アルコールはイソプロピルアルコールとエタノールを使用してください。
ワイモバイルは口座振替にも対応しているのでクレジットカードがなくても契約可能!
クレジットカードでの支払いが多い格安SIMの中で、ワイモバイルは口座振替で支払いを行うことができます。
クレジットカードを持っていない高齢者の方でも、契約者名義の通帳を持っていれば契約ができる格安SIMです。
ただし、必要書類を用意してワイモバイルショップでの手続きが必要になります。ショップは混雑するので、事前に予約を取ると待ち時間を少なくすることが可能です。
60歳以上なら国内通話を無料にできる
かんたんスマホ2は防水・防塵・耐衝撃
ワイモバイルは口座振替可能
ワイモバイルの公式サイトへ
ワイモバイルと他の格安SIMを比較!
音声通話SIMの基本料金・通話オプション・サポート体制を比較していきます。格安SIMを選ぶ際の参考にしてください。
月額料金で比較する
格安SIM | 3GBの料金 | リンク |
---|---|---|
ワイモバイル |
半年間:1,980円 以降:2,680円 |
公式詳細 |
LINEモバイル |
1,480円 | – |
mineo |
1,950円 | 公式詳細 |
料金だけで比較するとワイモバイルは少し高めの設定です。しかし、10分かけ放題のオプションが組み込まれていて、サポート体制が充実しています。
そのため、少し料金が高めに設定されていても、高齢者のスマホデビューにはワイモバイルがおすすめです。
逆に家族が一緒に住んでいて、家族がサポートを行うのであれば金額重視のLINEモバイルやmineoを選んでみるのも良いのではないでしょうか。
通話料金で比較する
格安SIM | 10分かけ放題 | 24時間かけ放題 | リンク |
---|---|---|---|
ワイモバイル |
無料 | 1,000円 (かんたんスマホ2+ 60歳以上なら無料) |
公式詳細 |
LINEモバイル |
880円 | – | – |
mineo |
850円 | – | 公式詳細 |
ワイモバイルは基本プランに10分かけ放題が組み込まれているので、実質料金は無料です。また、オプションで24時間かけ放題にすることもできます。
LINEモバイルとmineoの10分かけ放題のオプションはほぼ同じ価格です。それぞれ専用のアプリを経由することで適用されます。
2つの格安SIMには、24時間定額になるかけ放題は設定されていません。そのため、長時間の通話を良くする方は、ワイモバイルがおすすめです。
サポート体制で比較する
格安SIM | 問い合わせ窓口 | 遠隔サポート・ 出張サポート |
リンク |
---|---|---|---|
ワイモバイル |
チャット 電話 ショップ |
有り | 公式詳細 |
LINEモバイル |
チャット メール 電話 |
無し | – |
mineo |
チャット メール 電話 |
有り | 公式詳細 |
ワイモバイルは訪問サポートや遠隔サポートも行っています。また、かんたんスマホ2のような機種にはボタン1つで無料サポートとつなげられる機能付きです。
スマホデビューや高齢者の方には、多方面のサポートが充実しているワイモバイルがおすすめです。
LINEモバイルやmineoは、対面でのサポート体制があまり整っていません。そのため、自分で調べられる若い方には向いていますが、高齢者には不安が多い格安SIMです。
料金が安いLINEモバイル・mineo
24時間かけ放題にできるワイモバイル
サポートが充実しているワイモバイル
ワイモバイルの公式サイトへ LINEモバイルの公式サイトへ mineoの公式サイトへ
総括:高齢者がスマホデビューをするならワイモバイルに決まり!
高齢者のガラケーからのスマホへの移行は、大手キャリアの料金プランでは基本料金が高額です。そのため、低価格で利用できる格安SIMをおすすめします。
特にワイモバイルはスマホデビューや高齢者用の機種も取り揃えていて、サポート体制も充実している格安SIMです。
60歳以上なら、指定の機種との契約で24時間かけ放題も無料になります。通話を長時間行う方にもおすすめのワイモバイルで、初めてのスマホにチャレンジしてみてください。
MVNO | ワイモバイル |
---|---|
月額料金 | 月額1,480円から |
MVNO評価 | ★★★★★ |
特徴 | ・半年間700円割引 ・通信速度が速い |
キャンペーン | 家族割で2回線目以降 500円引き |
ワイモバイルの公式サイトへ
ワイモバイルのQ&A
データ通信容量が上限に満たなかった場合でも、余ったデータ通信容量を翌月へくりこすことはできません。
データ通信料が1GBの場合、メールの送受信は「約2,090通」、ニュースサイトなどの閲覧は「約3,490ページ」などが利用可能目安となります。
スマートフォン/タブレット/ケータイ(ガラケー)、PHSは、月途中の加入の場合、基本使用料は日割り計算されます。Pocket WiFiは、ご契約中のプランによって異なりますが、日割り計算または満額請求になります。
請求締め日は毎月末日です。お支払い期日は翌月26日ごろです。
個人のお客さまであること、ワイモバイルを対象料金プランでご契約すること、固定通信サービス(SoftBank Air、SoftBank 光など)をお申し込み後180日以内に開通(契約成立)することなどが条件です。
ワイモバイルの基本情報
項目 | 基本情報 |
---|---|
事業者名 | |
月額料金 | 月額1,480円~ |
端末保証 | 故障安心パックプラス 故障安心パック 故障安心パック-S 故障安心パックライト |
初期費用 | 事務手数料3,000円 |
契約期間 | 無し |
契約解除料 | 無し |
特徴 | ・ソフトバンクのサブブランド ・通信速度が速い |