格安スマホに乗り換えて失敗した5つの後悔！後悔しないための対処法を紹介！

某大手キャリアでスタッフをしていた金沢です。格安SIMのことについて詳しく説明していきます。

今回は、格安スマホに乗り換えたときに後悔しやすい失敗と、その対処方法について解説していきます。

格安スマホへの乗り換えを検討している人や、乗り換えるときに後悔したくないと思っている人は必見です。

格安スマホの後悔①今の端末が使えない

格安SIMはすべてのSIMに対応しているわけではありません

格安SIMによって使用できる端末が異なるので、事前に確認しましょう。

SIMロックとは？

大手キャリアから格安SIMに乗り換える場合、基本的に端末のSIMロック解除が必要になります。

SIMロックとは、端末で使用できるSIMや回線を制限する機能で、大手キャリアで販売されている端末にはこのSIMロックがなされています。

大手キャリアで購入した端末は、SIMロックを解除することで格安SIMなどの他社のSIMを利用できるようになるのです。

ただ、例えばauからUQモバイルなど、同じ回線を利用している格安SIMに乗り換えるときはSIMロック解除が不要な場合もあります。

SIMロックを解除する方法

格安SIMを利用するためには、大手キャリアを解約する前にSIMロック解除をしましょう。

SIMロックの解除方法は、Web、店舗、電話がありますが、キャリアによって細かい方法は異なります。簡単にできるので、Webで自分で手続きをするのがおすすめ。

SIMロックの解除では、端末の購入から一定期間が経過していないと解除ができないなどの条件がある場合もあるので、確認しておきましょう。

また、手順がよくわからないという方は、公式ホームページに記載がありますので、確認しながら行うと良いでしょう。

端末の動作確認も忘れずに！

格安SIMの通信周波数と端末が対応している通信周波数が異なると、端末のSIMロックを解除しても格安SIMが使えないので注意してください。

持っている端末が契約を考えている格安SIMで利用できるかは、格安SIMの事業者の公式ホームページで動作確認済み端末をチェックすればわかります。

その為、必ず持っている端末が動作確認がされているかどうかを事前に確認してから格安SIMに契約しましょう。

格安スマホの後悔②MNPで損した

MNPは時期に気をつけましょう

MNPを利用する場合、時期によっては余計なお金が発生してしまいます。

そもそもMNPって？

MNPとは、携帯電話会社を大手キャリアから格安SIMに乗り換えても携帯電話番号を変えずに使い続けることです。

たとえば、楽天モバイルでは、090や080、070からはじまる電話番号を引き継いで利用することができます。

格安SIMに乗り換えて電話番号も変わると、新たな電話番号を友人や知人に知らせる必要があり面倒なので、MNPを利用するのはおすすめです。

MNPで格安スマホに乗り換える手順

MNPの手続きは簡単です。MNPに必要な手続きは大きくわけて２つです。

MNPの予約番号を発行する

事業者	方法	電話番号
au	・電話 ・WEB	携帯・一般電話から 0077-75470
ドコモ	・電話 ・WEB	・携帯から → 151 ・一般電話から → 0120-800-000
softbank	・電話 ・WEB	・携帯から → *5533 ・一般電話から → 0800-100-5533

MNPを利用するには、まず契約中の大手キャリアでMNP予約番号を発行します。予約番号の発行は電話もしくはWebで可能です。

電話でMNP予約番号を発行する場合は以下の手順で行います。MNP予約番号は電話で伝えられますが、その後SMSでも送られるため覚えておく必要はありません。

また、音声ガイダンスの後にオペレーターにかわり、解約を引き止められる場合もあります。

乗り換え先のキャリアで新規契約の手続き

MNP予約番号を発行したら、その番号を用いて格安SIMに新規契約をします。契約時に取得したMNP予約番号を入力するだけでMNP手続きはできます。

ただ、MNP予約番号は有効期限が15日間となっている点に注意してください。また、格安SIMに申し込む場合にも有効期限の残日数が決められている場合が多くあります。

そのため、MNP予約番号を取得したらすぐに格安SIMに契約するようにしましょう。

MNPでの乗り換えにかかる費用

余計な出費に気をつけましょう

MNPをする場合、乗り換えの前後で手数料が発生します。

MNP転出手数料と契約解除料

キャリア	MNP転出 手数料	契約 解除料
au	3,000円	9,500円 ※2年契約Nに加入 → 1,000円
ドコモ	3,000円 ※2019/9/30/までに契約 → 2,000円	9,500円 ※2019/10/1/以降契約 →1,000円
softbank	3,000円	9,500円 ※2019/9/13以降契約 → 0円

MNPを利用して大手キャリアから乗り換える場合、大手キャリア側ではMNP転出手数料と契約解除料という2種類の手数料発生します。

それぞれの料金は契約しているキャリアや契約時期、契約プランによって異なりますので、事前にどの程度料金がかかるか確認しておきましょう。

また、契約更新期間に解約すれば契約解除料は発生しません。解約前に契約更新期間を確認して、そのタイミングで乗り換えるようにしましょう。

格安スマホにMNPする際の初期費用

MVNO	契約事務 手数料	SIMカード 発行手数料	リンク
楽天モバイル	3,000円	3,000円	公式詳細
UQモバイル	0円	3,000円	公式詳細
LINEモバイル	3,000円	400円	–

MNPを利用して格安SIMに契約すると、格安SIM側では契約事務手数料とSIMカード発行手数料という2種類の手数料が発生します。

格安SIMによって2つの手数料の値段は異なりますが、合計は3,500円ほどになっています。楽天モバイルのみ両方3,000円かかる為、少々出費が多くなります。

時期によっては事務手数料が無料になるキャンペーンを実施している格安SIMもあるので、契約前にキャンペーンもチェックするのがおすすめです。

楽天モバイルの公式サイトへ

MNPで乗り換えるのに適した時期

契約更新期間はWebのマイページから確認できるので、解約前に確認しておきましょう。

MNPで乗り換えるには大手キャリアの契約解除料が発生しない時期がおすすめです。これまで、大手キャリアでは契約解除料が約1万円になっていました。

しかし現在の契約解除料は千円となっていますので、乗り換えは更新付きに関係なく早めのほうが良いですね。千円かかったとしても格安スマホに乗り換えればすぐに元が取れます。

契約更新期間はキャリアによって異なりますが、たとえばドコモの2年契約の場合は契約満了から3ヶ月間が更新期間で、この期間内の解約なら契約解除料が発生しません。

格安スマホの後悔③使えない期間が発生

乗り換えによってスマホを使えない期間があります

スマホを使えない日数や対処法を紹介します。

電話とネットが使えない期間がある？

乗り換えの際、MNP予約番号を発行して大手キャリアを解約すると、基本的にその時点で大手キャリアの通信は使えなくなってしまいます。

そして、乗り換え先の格安SIMが届くまでは格安SIMの通信も使えないため、この期間がスマホで通信ができない期間になります。

MNP予約番号を発行してすぐに格安SIMに契約すれば、通信ができない期間を最小限にすることが可能ですので、あまり契約までの間を置かないようにしましょう。

即日MNPを選ぼう！

即日MNPを利用すれば通信ができない期間は発生しません。即日MNPでは、格安SIMに申込後も既存の回線を利用し、格安SIMが届いてすぐに回線切替ができます。

例えば、即日MNPを利用できる格安SIMはUQモバイルが該当します。通信ができない期間を発生させたくない人にはUQモバイルがおすすめです。

UQモバイルの即日MNPでは、オンラインショップで格安SIMを購入してから格安SIMが届くまでの期間も既存の通信が使えます。

格安スマホの後悔④通信速度が遅くなった

格安SIMの通信速度に不安を抱く人は多くいます

格安SIMの通信速度について紹介します。

格安スマホは大手キャリアより遅い？

格安スマホは大手キャリアよりも通信速度が遅くなっています。理由は、格安スマホは大手キャリアの通信設備を借りているから。

回線が混雑している場合、大手キャリアの通信が優先され、格安スマホの通信は後回しにされるため、格安スマホの通信速度は遅くなります。

格安スマホは通信設備を持たないことでお得な料金を実現しているため、通信速度の遅さは仕方がないともいえます。

格安スマホで通信速度が速いのはどこ？

MVNO	通信速度	リンク
楽天モバイル (au回線)	5.1 Mbps	公式詳細
UQモバイル	14.2 Mbps	公式詳細
LINEモバイル (softbank回線)	2.2Mbps	–

※楽天モバイルのau回線・docomo回線の新規受付は終了しており、現在は楽天回線のみとなっております。参照URL：https://keisoku.io/mobile/

格安スマホのなかでも通信速度に差があります。たとえば楽天モバイルの通信速度は5Mbpsとなっていて、この速度ならストレスなくデータ通信が可能です。

また、格安スマホで最も通信速度が速いといわれているのがUQモバイル。UQモバイルはauのサブブランドで、他の格安スマホよりも優先的に回線が割り当てられています。

LINEモバイルの通信速度は2.2Mbpsで楽天モバイルやUQモバイルよりも遅くなっていますが、多くの格安スマホの速度は1～3Mbpsで、LINEモバイルが特別遅いわけではありません。

楽天モバイルの公式サイトへ

格安スマホで通信速度が遅い時の改善策を紹介

格安スマホを使っていると通信速度が遅くなる場合があります。

その場合は以下のことを試してみてください。

Wi-Fiを利用すると通信速度が速くなるだけでなくデータ容量の節約にもなるので、Wi-Fiがつかえる環境ではなるべくWi-Fiを利用するのがおすすめ。

また、動画を低画質で見ると、読み込みに必要なデータ量が減る分、動画の読み込みは速くなり途切れずに再生できます。

データ容量を超過して通信制限になってしまった場合は、データ容量を追加購入するのもおすすめです。

通速度制限で後悔しない格安スマホは？

速度制限で後悔したくないなら楽天モバイル

格安スマホに関する後悔ではとくに通信速度に関する後悔が多くなっています。

楽天モバイルなら3日間の速度制限が無い

楽天モバイルは、3日間の速度制限がないのが特徴です。

格安SIMによっては月のデータ容量とは別に直近3日間のデータ容量が定められていて、それを超過すると速度制限になるものがあります。

3日間の速度制限がない楽天モバイルでは、1ヶ月間のデータ容量のみを気にすればよく、月の前半や中盤に速度制限になることはほとんどありません。

ただし、公平なサービス提供のために通信速度を制御する可能性はあるので、過度な使い過ぎには注意しましょう。

楽天モバイルは制限後も1Mbps使える

速度制限になってもある程度の速さでデータ通信ができるのも楽天モバイルの特徴。楽天モバイルでは速度制限になっても最大1Mbpsの通信が可能です。

1Mbpsでは快適にデータ通信ができるわけではありませんが、SNSやWebサイトの閲覧、動画再生も問題なくできます。

ただ、昼と夕方の回線が混雑する時間帯では通信速度が遅くなり、最大300Kbpsになるので注意してください。

楽天モバイルの料金プランを紹介！

自分にあったプランを選びましょう。楽天モバイルの料金プランは現在1種類です。

UN-LIMIT

プラン	楽天UN-LIMIT
月額料金	1年目：無料 ※先着300万人まで
	2年目以降：2,980円
データ 容量	楽天回線エリア：使い放題
	パートナー回線エリア：5GB
月額 通話料	国内：かけ放題 ※アプリ利用
	海外：980円
SMS	使い放題
リンク	公式詳細

楽天モバイルでは、2020年4月より今までのプランでの新規契約廃止し、自社回線である楽天回線を利用した「UN-LIMIT」プランのみ新規契約可能になりました。

新しいプランである「UN-LIMIT」は、現在先着300万人まで1人1回1回線のみ1年間月額料金が無料で利用できるキャンペーンを行っています。ただ、楽天会員であることが前提です。

高速データ通信は楽天回線エリアであれば無制限で、それ以外のパートナー回線エリアであれば5GBまで利用可能です。

また、通話に関しては「Rakuten Link」というアプリを利用することで、利用者同士の国内通話が無制限かけ放題になる為、楽天ユーザーはとてもお得に使うことができます。

総括：格安スマホで後悔しないためには楽天モバイルがおすすめ！

ここまで格安スマホに乗り換えたことで発生する後悔とその対策などを紹介しました。多くの後悔は乗り換える前に調べておくことで対応可能です。

ですので、大手キャリアを解約する前に動作確認済み端末や契約更新期間などを確認しておきましょう。

また、多くの人は格安スマホの通信速度や速度制限について後悔しますが、楽天モバイルは速度制限が厳しくないためおすすめです。

楽天モバイルなら速度制限になっても1Mbpsで問題なく通信ができるうえに、楽天会員だと月額お得なのも魅力になっています。

MVNO	楽天モバイル
月額料金	月額2,980円から
MVNO評価	★★★★
特徴	・楽天ポイントがたまる！ ・格安スマホ契約者数ナンバー1
キャンペーン	1年間月額料金無料

楽天モバイルの公式サイトへ

楽天モバイルのQ&A

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楽天モバイルの基本情報

項目	基本情報
事業者名
月額料金	月額525円～
端末保証	月額500円
初期費用	ドコモ回線3,394円 au回線3,406円
契約期間	なし
特徴	・格安スマホ契約者数No.1 ・楽天会員なら月額料金が安くなる
キャンペーン	2回線目以降の契約で 最大5,000円もらえる