某大手キャリアでスタッフをしていた金沢です。格安SIMのことについて詳しく説明していきます。
そんな方のために、この記事では下記について解説します。
- 格安SIMへの乗り換え手順
- 格安SIMのメリット・デメリット
- おすすめのMVNO
格安SIMへの乗り換え手順や選ぶべき会社が明確になるはずです。格安SIMを検討している方はぜひ参考にしてみてください!
格安SIMへの乗り換えに準備しておくこと
格安SIMに乗り換える前に、乗り換える時期や乗り換えに必要なものを確認しておきましょう。
契約の更新月を確認
大手キャリアから格安SIMに乗り換える場合、契約更新期間に乗り換えるようにしましょう。
au、ドコモ、ソフトバンクの大手キャリアでは基本的に2年間の契約期間が定められています。そして、この契約期間中に解約や乗り換えをする場合、9,500円の違約金が発生します。
違約金を払わずに乗り換えるためには契約更新期間に乗り換えなくてはなりません。契約更新期間は契約から24~26ヶ月目となっているので、その期間に乗り換えるのがおすすめです。
申し込みに必要なものを準備
格安SIMの申込みに必要なものは乗り換えの手続きをする前に確認して、揃えておきましょう。
申込みに必要なものは主に本人確認書類とクレジットカード。本人確認書類には、運転免許証やパスポート、マイナンバーカードなどが該当します。
また、格安SIMによっては月々の支払いをクレジットカードだけでなく口座振替でできる場合もあるので、その場合はクレジットカードは不要です。
MNP予約番号を取得
キャリア | 手数料 |
---|---|
ドコモ |
2,000円 |
au |
3,000円 |
softbank |
3,000円 |
大手キャリアで使用していた電話番号を格安SIMに乗り換えた後も使い続ける場合は、大手キャリアでMNP予約番号を取得する必要があります。
大手キャリアでMNP予約番号を発行する場合は、2,000~3,000円のMNP転出手数料が発生するので、準備しておきましょう。
電話番号を引き継ぐ場合は、大手キャリアで取得したMNP予約番号を格安SIMに申し込む際に登録することで引き継ぎができます。
契約更新月なら違約金が発生しない
本人確認書類とクレジットカードを準備
乗り換え前にMNP予約番号を取得
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自分の機種で格安SIMに乗り換える場合
大手キャリアから格安SIMに乗り換える際に、現在の端末を使い続けることは可能ですが、その場合はSIMロックの解除が必要かを確認します。
docomoの機種の場合
2015年5月以降に販売された機種
2015年5月以降に販売された機種でドコモ回線以外の回線を使う格安SIMに乗り換える場合はSIMロックの解除が必要です。
ただ、この時期に販売された端末は基本的に購入から100日が経過しないとSIMロックを解除できないので注意してください。
また、ドコモで購入した端末でドコモ回線を使う格安SIMに乗り換える場合はSIMロックの解除は不要になります。
2011年4月~2015年4月に販売された機種
2011年4月~2015年4月に販売された端末でドコモ回線以外の回線を使う格安SIMに乗り換える場合はSIMロックの解除が必要です。
また、この時期に購入した端末の場合もドコモ回線を使う格安SIMに乗り換えるなら基本的にSIMロックの解除は不要です。
ただ、この時期に販売された端末のSIMロックを解除するには、ドコモショップに行く必要がり、3,000円の手数料が発生します。
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auの機種の場合
auで購入した端末でau以外の回線を使う格安SIMに乗り換える場合はSIMロックの解除が必要になります。au回線を使う格安SIMならSIMロックの解除は不要です。
SIMロックを解除する端末は、2015年4月23日以降に発売されたSIMロック解除機能対応の機種であり、購入から100日が経過していることが条件になります。
SIMロック解除は、Webもしくはauショップで手続きが可能です。
SoftBankの機種の場合
ソフトバンクで購入した端末の場合も他のキャリアと同様に、ソフトバンクの以外の回線を使う格安SIMに乗り換える場合はSIMロックの解除が必要になります。
SIMロックの解除はWebもしくは店舗で手続きができます。2015年4月以前に販売された端末の場合はショップでしか手続きができません。
また、契約形態や支払い方法によっては購入初日からSIMロックを解除することも可能です。
SIMロックの解除はネットでするべき
キャリア | ネット | 電話 | ショップ |
---|---|---|---|
ドコモ |
無料 | 3,000円 | 3,000円 |
au |
無料 | 不可 | 3,000円 |
softbank |
無料 | 不可 | 3,000円 |
大手キャリアで購入した端末のSIMロックを解除する場合、Web、電話、ショップのいずれかで手続きができますが、おすすめはWebでの手続き。
SIMロックの解除には手数料が発生し、ショップや電話の場合は手数料が3,000円ですが、Webなら無料でSIMロックの解除が可能です。
店舗に行く時間がない人や近くに店舗がない人でも手続きができるので、SIMロックの解除はWebがおすすめです。
回線が変わるならSIMロックの解除が必要
端末の販売時期によって手続きが異なる
手続きはWebがおすすめ
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新たな機種で格安SIMに乗り換える場合
格安SIMを販売しているMVNOでは端末の販売も行っているため、格安SIMへの乗り換えをきっかけに端末を変更することも可能です。
店舗で申し込む
MVNOの店舗で端末を購入することができます。店舗でスマホを選び、その場で格安SIMにも契約すればすぐに利用が開始できます。
店舗で端末を購入する際に必要になるのは現金もしくはクレジットカード。SIMカードも同時に契約するなら本人確認書類も必要になります。
直接端末を見て選びたい人や購入してすぐに端末を使い始めたい人には店舗での申し込みがおすすめです。
ネットで申し込む
ほとんどの格安SIMはネットで申し込みが可能です。オンラインショップで端末も販売されているので、店舗に行かずに端末の購入と格安SIMの契約を同時にできます。
オンラインショップで申し込む際は、MNP予約番号や本人確認書類、クレジットカード情報を登録します。
店舗に行かずに手続きをしたい人やすぐに新しい端末やSIMカードが届く必要がない人はネットでの申込みがおすすめです。
MVNOで端末の購入が可能
店舗ならその場で購入できる
オンラインショップでの申込みも可能
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格安SIMのメリット
格安SIMは料金の安さやプランのわかりやすさなど様々な魅力があり、選択肢も多いのが特徴です。
利用料が安い
キャリア | 月額料金 (容量) |
リンク |
---|---|---|
ドコモ |
6,980円 (30GB) |
– |
au |
6,000円 (20GB) |
– |
ソフトバンク |
7,480円 (50GB) |
– |
UQモバイル |
3,980円 (14GB) |
公式詳細 |
ワイモバイル |
4,680円 (17GB) |
公式詳細 |
楽天モバイル |
2,980円 (無制限) ※一部エリアのみ |
公式詳細 |
大手キャリアと比べて料金が安いのが格安SIMの最大のメリット。毎月の携帯電話料金を少しでも安くしたいと思う人は多いはず。
実際に、大手キャリアと人気の格安SIMの月額を比較すると格安SIMの方が安くなっています。
また、データ容量が大きいプランは大手キャリアの方が豊富ですが、格安SIMは10GB以下のプランも多くあります。データ容量をあまり消費しない人は格安SIMで料金を節約できます。
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プランがシンプル
大手キャリアと比較してプランがシンプルなのも格安SIMの魅力です。格安SIMの料金プランは基本的にSIMの種類とデータ容量を選ぶだけです。
データ容量も大手キャリアよりも細かく設定されているため、自分にあった無駄のないプランを選べるのがメリットです。
料金プランが複雑でわかりにくいと自分にあったものを選べずに損をしてしまうこともありますが、料金プランがシンプルな格安SIMなら安心です。
契約期間の縛りが無い
大手キャリアには2年間の契約期間があり、その間に解約すると違約金が発生するという縛りがあります。
しかし、多くの格安SIMではこの契約期間が定められていません。契約期間がないということは、いつ解約しても違約金が発生しないのです。
そのため、試しに格安SIMに契約して、不満があればすぐに解約することも可能。気軽に契約できるのも格安SIMのメリットです。
通話料を安くすることができる
キャリア | 10分 かけ放題 |
無制限 かけ放題 |
リンク |
---|---|---|---|
UQモバイル |
700円 | 1,700円 | 公式詳細 |
ワイモバイル |
無料 | 1,000円 | 公式詳細 |
楽天モバイル |
なし | アプリ利用で 無制限可能 |
公式詳細 |
LINEモバイル |
880円 | なし | – |
通話オプションが豊富に揃っているのも格安SIMのメリット。基本通話料は30秒20円ですが、格安SIMならそれよりお得に通話できます。
多くの格安SIMにある通話オプションは10分かけ放題。さらにワイモバイルとUQモバイルには時間無制限のかけ放題が用意されています。
また、楽天モバイルはかけ放題などのオプションではなく、「Rakuten Link」というアプリの利用者同士で、何時間でも無料で通話し放題になります。
それ以外のも格安SIMによって様々な通話オプションが用意されていて、自分にあった通話オプションを選べるのも格安SIMの魅力です。
基本料金や通話料金が安い
気軽に契約できる
自分にあったプランを選べる
格安SIMのデメリット
格安SIMは大手キャリアよりも安いぶん、通信速度などの面で不便な点もあります。
通信がやや不安定
格安SIMは大手キャリアの回線を借りて通信サービスを提供しているため、大手キャリアの通信のほうが格安SIMの通信よりも優先されるのです。
とくに昼や夕方の回線が混雑する時間帯は通信速度が遅くなります。そのため通信速度よりも料金の安さを重視する人に格安SIMはおすすめです。
キャリアメールが使えない
格安SIMでは基本的に大手キャリアで使えるキャリアメールを使用できません。ただ、UQモバイルとワイモバイルではキャリアメールの使用が可能。
キャリアメールを使う場合、ワイモバイルは申込不要で月額無料ですが、UQモバイルは月額200円で申し込みが必要です。
ただ、キャリアメールはネットバンキングの取引などで必要になるケースがありますが、必ずしも必要ではありません。
通信速度が遅い
昼や夕方の通信は不安定
キャリアメールは基本的に使えない
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乗り換えにおすすめな格安SIM4社を比較
人気格安SIMのUQモバイル、ワイモバイル、楽天モバイル、LINEモバイルの料金と通信速度を比較します。
音声通話SIMの料金プランを比較
キャリア | プランS | プランM | プランL | リンク |
---|---|---|---|---|
UQモバイル |
1,980円 (3GB) |
2,980円 (9GB) |
3,980円 (14GB) |
公式詳細 |
ワイモバイル |
2,680円 (4GB) |
3,680円 (12GB) |
4,680円 (17GB) |
公式詳細 |
楽天モバイル |
SIMの違い無しで2,980円 (楽天回線エリアは無制限) |
公式詳細 | ||
LINEモバイル |
1,480円 (3GB) |
2,200円 (6GB) |
3,200円 (12GB) |
– |
UQモバイルのスマホプラン、楽天モバイルのUN-LIMIT、ワイモバイルのスマホベーシックプラン、LINEモバイルのベーシックプランの料金をまとめました。
UQモバイルのスマホプランはS、M、Lの3種類のデータ容量が用意されています。さらに通話オプションも3種類用意されているため、通話をする人にもおすすめです。
また、ワイモバイルは基本料金に10分かけ放題が含まれています。LINEモバイルはLINEアプリをカウントフリーで利用できます。
楽天モバイルはUN-LIMITのプランで全て利用可能で、楽天回線エリアでは無制限、パートナー回線エリアでは5GBまで高速データ通信が可能となっています。
速度を比較
キャリア | 通信速度 (昼) |
通信速度 (夜) |
リンク |
---|---|---|---|
UQモバイル |
31.1Mbps | 17.0Mbps | 公式詳細 |
ワイモバイル |
13.0Mbps | 13.5Mbps | 公式詳細 |
楽天モバイル |
1.2Mbps | 1.3Mbps | 公式詳細 |
LINEモバイル |
0.7Mbps | 0.7Mbps | – |
※楽天モバイルのau回線・docomo回線の新規受付は終了しており、現在は楽天回線のみとなっております。
参照URL:https://keisoku.io/mobile/
2020年2月22日の比較的通信がつながりにくい昼と夜の通信速度をまとめました。通信速度が安定して速いのはUQモバイルとワイモバイル。
とくにUQモバイルは大手キャリアと同程度の速度です。通信速度を重視するならUQモバイルがおすすめです。
また、楽天モバイルとLINEモバイルは一般的な格安SIMの通信速度。多くの格安SIMは回線が混雑すると通信速度が1Mbps前後になります。
割引キャンペーンを比較
キャリア | 家族割 | 学割 | リンク |
---|---|---|---|
UQモバイル |
500円/月 | 1,000円/月 | 公式詳細 |
ワイモバイル |
500円/月 | 1,000円/月 | 公式詳細 |
楽天モバイル |
なし | なし | 公式詳細 |
LINEモバイル |
なし | なし | – |
多くの格安SIMではお得な割引キャンペーンが用意されています。それぞれの家族割と学割を比較すると、UQモバイルとワイモバイルがどちらの割引もおこなっています。
楽天モバイルでは学割や家族割がなく、現在はUN-LIMITの新規契約キャンペーンや、紹介キャンペーンなど、ポイントが付与されるキャンペーンが主になっています。
キャンペーンはそれぞれ終了時期が定められていて、突然終わってしまうこともあるので、気になるキャンペーンがあればすぐに申し込むのがおすすめです。
料金プランは内容も含めて比較
UQモバイルは高速通信
割引は早めに申し込む
総括:格安SIMに乗り換えるなら通信速度が安定していて、割引も豊富なUQモバイルがおすすめ!
大手キャリアから格安SIMに乗り換える場合は、契約更新期間に手続きをすることで余計な出費を抑えられます。
格安SIMは基本料金や通話料金が安くなるのがメリットですが、通信速度が遅くなるというデメリットもあります。
料金の安さと通信速度の速さのどちらも重視する人におすすめなのはUQモバイル。UQモバイルは料金が安く通信速度が速い格安SIMとして人気があります。
通話オプションや割引キャンペーンが豊富なのも魅力なので、大手キャリアから乗り換えるならUQモバイルがおすすめです。
MVNO | UQモバイル |
---|---|
月額料金 | 月額1,980円~ |
MVNO評価 | ★★★★★ |
特徴 | ・顧客満足度NO.1 ・通信速度が速くて評判 |
キャンペーン | 最大1万円 キャッシュバック |
UQモバイルの公式サイトへ
UQモバイルのQ&A
2019年10月1日に提供を開始した、UQ mobileの新プランです。 特徴としては、2年目以降もお支払金額が変わらず、 安心して長くご利用いただけます。 また、ご契約期間や最低利用期間、契約解除料もありません。
ギガMAX月割は、UQ mobileとWiMAX 2+を同一名義でご契約いただいているお客さまにお申込みいただける割引です。 毎月、UQ mobileの月額基本料金から最大500円を割引いたします。「UQ家族割」をご利用中の場合、家族割グループ内の親回線から割引いたします。 また、2020年3月18日より対象のサービスも拡大されました。
オンラインショップでのお申し込み手続きおよび審査完了後、端末セットまたはSIMカードを通常は翌日に発送いたします。(お申込みから商品発送まで状況により当日~1週間程度かかる場合がございます。発送手配完了後、メールにて宅配業者とのお問い合わせ番号をお知らせいたします。) 商品到着後、端末にSIMカードを取り付け、MNP転入切替/回線切替手続きやネットワーク設定(APN設定)などの初期設定を行っていただくことでご利用いただけます。
はい、同一名義で最大3回線までお申込みいただけます。 ※契約当初に契約できる回線数は原則1回線までです。但しご契約内容により複数回線のお申込みが可能です。 その後ご利用状況等に応じて最大5回線までお申込みいただけます。
ご利用いただける支払方法は、クレジットカード払い もしくは口座振替(郵便局の場合は自動振込)のいずれかとなります。
UQモバイルの基本情報
項目 | 基本情報 |
---|---|
事業者名 | |
月額料金 | 月額980円~ |
端末保証 | Androidスマホ:月額380円 持ち込みのAndroidスマホ :500円 |
初期費用 | 3,800円 |
契約期間 | なし |
特徴 | ・お客様満足度No.1 ・高速・快適に通信ができる |
キャンペーン | キャッシュバック 最大6,000円 |