某大手キャリアでスタッフをしていた金沢です。格安SIMのことについて詳しく説明していきます。
ご安心ください。格安SIMへの乗り換えでもMNPはできます!この記事では手順など、下記について解説します。
- 格安SIMへのMNPの手順
- MNP後の格安SIMへの乗り換え方法
- 即日MNPできるおすすめの格安SIM
この記事を読めばMNPの方法やおすすめの格安SIMが明確になります。格安SIMへの乗り換えでMNPを考えている方はぜひ参考にしてみてください!
格安SIMにMNPする際の手順
MNPで転出する方法を説明していきます。MNP予約番号は期限があるので、期限内で申し込みなどを終えてください。
MNP予約番号の取得
キャリア | MNP 転出手数料 |
---|---|
au |
3,000円 |
ドコモ |
3,000円 ※2019/9/30までに契約 → 2,000円 |
softbank |
3,000円 |
各携帯会社のMNPにかかる手数料をまとめました。大手キャリアでのMNP予約番号の取得は、店頭・電話・Webから申し込むことができます。
申し込みは解約の説明なども行うので、時間に余裕があるときに行ってください。申し込みが受理されるとMNP予約番号が発行されます。
予約番号の有効期限は15日間です。有効期限が切れると、番号は無効になるので注意が必要です。予約番号を取得したら格安SIMに申し込んでください。
格安SIMを申し込む
格安SIMの申し込みは、Webから簡単に行えます。申し込みがスムーズに進むように、事前に必要な物や契約内容を確認しておきましょう。
格安SIMの契約に必要な物は、運転免許証などの本人確認証・連絡の取れるメールアドレス・クレジットカード・MNP予約番号などです。
格安SIM会社によって必要書類は異なるので、公式サイトで確認しておきましょう。未成年者の契約の場合には、親権者の本人確認書類が必要になることもあります。
機種でAPM設定をする
申し込みに不備がなく受理されると、自宅にSIMカードが送付されます。端末を契約とセット購入した場合には、端末も同封されています。
そのあとは、SIMカードを端末に挿入するだけでなく、APN設定が必要です。初期設定と呼ばれることもある設定で、通信に必要な設定です。
端末が異なってもOSが同じであれば、ある程度の流れは同じです。次の項目でAndroidとiPhoneの設定方法を説明していきます。
Andoroidの場合
- 電源を切った端末にSIMカードを挿入
- 設定画面のモバイルネットワークへ
- アクセスポイント名を指定
SIMカードの抜き差しは、必ず端末の電源を切った状態で行ってください。SIMカードを挿入したら、電源を入れて設定画面に入ります。
設定画面内の「無線とネットワーク」画面でモバイルネットワークを探してください。画面下部の「もっと見る」に隠れている時もあります。
モバイルネットワークに入ると、「アクセスポイント名」をタップします。APN画面に移るので、格安SIMから指定されたポイントにチェックを入れると終了です。
iOS(iPhone等)の場合
- 電源を切ったスマホにSIMカードを挿入
- 指定のアプリをインストール
- 設定からプロファイルをインストール
- 端末のパスコードを入力し終了
iPhoneの場合は、Wi-Fiにつなげてアプリのインストールが必要です。格安SIMごとにインストールするアプリは異なるので、指定のアプリをインストールしてください。
設定画面から構成プロファイルのインストールを行います。この際に許可を求められるので「許可」を選択し次に進みます。
設定からプロファイルを選択し、インストールを選択します。ここで端末のパスコードの入力を行い、画面を進め再度インストールをタップして設定の終了です。
MNP予約番号の期限は15日
MNP取得には手数料が必要
APN設定は自分で行う
格安SIMへMNPする前にやっておくこととは?
上記で軽く説明した申し込みに必要な物などを詳しく解説していきます。
MNPの申し込みに必要なものを準備しておく
本人名義のクレジットカード
格安SIM | 支払方法 | リンク |
---|---|---|
ワイモバイル |
・口座振替 | 公式詳細 |
UQモバイル |
・口座振替 | 公式詳細 |
LINEモバイル |
・LINE PAY決済 ・LINE PAYカード決済 |
– |
楽天モバイル |
・デビッドカード ・楽天ポイント |
公式詳細 |
格安SIMは基本的にクレジットカードで月々の支払いを行います。ただし、一部の格安SIMではカード以外の支払い方法を選べるので、会社ごとの支払方法をまとめました。
基本的にはどの支払い方法も、契約者本人の名義であることが前提です。他名義のものは使用できなかったり、契約者との関係を証明する書類が必要な場合もあります。
LINEモバイルではLINE PAY決済のチャージ先を銀行口座にすると、間接的に口座決済にすることもできます。
ワイモバイルの公式サイトへ
本人確認書類
本人確認書類は、必ず原本を用意してください。基本的に本人の写真が付いている運転免許証やパスポート、今ならマイナンバーカードも対応しています。
ただし、マイナンバーカードは通知カードでは使用できません。必ず本人の写真が添付されている物を用意してください。
顔つきでない健康保険証などは、公共料金の領収書や住民票などが補助書類として必要になります。発行日から3カ月以内のものを提出してください。
契約の更新月を確認しておく
キャリア | 契約 解除料 |
例外 料金 |
---|---|---|
au |
9,500円 | 1,000円 (2年契約Nに加入の場合) |
ドコモ |
9,500円 | 1,000円 (2019/10/1以降に契約の場合) |
softbank |
9,500円 | 0円 (2019/9/13以降に契約の場合) |
大手キャリアでは更新月に解約しないと、高額な違約金を請求されます。キャリアごとに違約金の金額をまとめました。
2019年10月に改訂された電気通信事業法によって、違約金の上限が1,000円になり利用者が乗り換えを簡単に行えるようになりました。
問題はそれ以前に契約した利用者です。その方たちは更新月以外に解約すると一律9,500円の解除料が請求されます。
Webメールを取得する
格安SIMでは、基本的にキャリアメールが使えなくなります。キャリアメールとはドコモなどのキャリアが独自に運営・提供しているメールサービスのことです。
アドレスの末尾にキャリアの名称が入っているので、一目でわかります。格安SIMの中でも、UQモバイルとワイモバイルのみキャリアメールのサービスを提供しています。
それ以外の格安SIMでは、GmailやヤフーメールなどのWebメールの取得がおすすめです。連絡に必要なアドレスは、事前に用意しておきましょう。
クレジットカードなどは本人名義
更新月に解約を行う
Webメールのアドレスを取得
手持ちの機種で格安SIMを使用する場合
使用している端末をそのままで乗り換えたい方は、端末のSIMロックが解除されているのかを確認してください。
機種がSIMフリーの場合
端末のSIMロックが解除されているかどうかは、どこで購入したかで分かります。キャリアで購入した場合には、SIMロックはかかった状態です。
Apple storeで購入した端末は、すべてSIMロックが解除されているSIMフリーの端末です。そのため、どのキャリアの回線も使用ができます。
また、中古販売店でもSIMフリー端末は販売されています。キャリア以外から購入するときには、後々の手間を考えてなるべくSIMフリーの端末を選んでください。
機種がSIMフリーでない場合
SIMロックの解除はネットがお得
キャリア | ネット | 電話 | ショップ |
---|---|---|---|
au |
無料 | 3,000円 | 3,000円 |
ドコモ |
無料 | 不可 | 3,000円 |
softbank |
無料 | 不可 | 3,000円 |
違う回線の格安SIMと契約したい方は、SIMロック解除が必要になります。解除に必要な手数料をまとめているので、参考にしてください。
どのキャリアでも、ネットからの申し込みは手数料がかかりません。そのため、SIMロックを解除したい方は、店頭や電話ではなくネットからの申し込みをおすすめします。
また、SIMロック解除は、購入してからの日数など解除の条件があり、条件を満たしていない端末は解除できません。SIMロック解除の詳しい方法は下記で説明していきます。
SIMロック解除の手順
- 解除する端末を用意
- 条件の確認
- Webから申し込む
- 必要事項を入力して終了
SIMロック解除は事前の確認をしっかりしておけば、後は申し込むだけなので簡単です。暗証番号やパスワードを忘れた方は、事前に再設定しておいてください。
まずは、SIMロック解除できる端末なのかを確認します。条件はそれぞれの携帯会社で異なるので注意してください。また、料金を滞納している方もできない場合があります。
条件を満たしている端末なら、後はWebから申し込み必要事項を入力すれば完了です。必要事項は公式サイトなどで確認してください。
SIMフリーはどの回線でも使用できる
SIMロック解除でSIMフリー端末になる
Webからの申し込みは手数料無料
ネットですぐにMNPできる格安SIM
格安SIM | Webでの 申し込み |
利用不可時間 | リンク |
---|---|---|---|
ワイモバイル |
可能 | なし | 公式詳細 |
UQモバイル |
可能 | なし | 公式詳細 |
LINEモバイル |
可能 | 数分~1時間程度 | – |
楽天モバイル |
可能 | なし | 公式詳細 |
即日MNP転入できる格安SIMの申し込み方法と、スマホが使えなくなる時間をまとめました。表にまとめた4つの格安SIMなら、自宅に居ながら即日乗り換えることができます。
格安SIMによっては、MNP予約番号取得から2日以内に申し込みが必要などの条件があるので事前に確認をしておくなどすると安心です。
できれば、取得した日に続けて申し込みを行うと期限切れなどを起こさなくて済むので、申し込みに必要な必要書類なども用意しておきましょう。
ワイモバイルの公式サイトへ
ネットですぐにMNPできる格安SIMを比較
比較するのは、料金と通信速度、かけ放題のサービスの3項目です。
格安SIMの音声通話SIMの料金を比較
格安SIM | プランS (容量) |
プランM (容量) |
プランR (容量) |
リンク |
---|---|---|---|---|
ワイモバイル |
1,980円 (4GB) |
2,980円 (12GB) |
3,980円 (17GB) |
公式詳細 |
UQモバイル |
1,980円 (3GB) |
2,980円 (9GB) |
3,980円 (14GB) |
公式詳細 |
LINEモバイル |
1.480円 (3GB) |
2,220円 (6GB) |
3,200円 (12GB) |
– |
楽天モバイル |
2,980円 (無制限) ※楽天回線エリアのみ |
公式詳細 |
ワイモバイルは10分かけ放題付きのプランです。契約から6カ月間は新規割で700円引きされ、2回線目以降の契約では家族割でさらに500円引き、計1,200円が割引されます。
LINEモバイルでは、どのプランでもLINEをデータフリーで使用できます。データフリーとは、対象のサービスを使用中はデータ量を消費しないサービスです。
楽天モバイルは月額2,980円の「UN-LIMIT」プランのみとなり、楽天回線エリアでは無制限、パートナー回線エリアでは5GBまで高速データ通信が可能となっています。
格安SIMの通信速度を比較
格安SIM | 通信速度 (昼) |
通信速度 (夜) |
リンク |
---|---|---|---|
ワイモバイル |
11.3Mbps | 5.0Mbps | 公式詳細 |
UQモバイル |
19.9Mbps | 13.3Mbps | 公式詳細 |
LINEモバイル |
0.4Mbps | 1.4Mbps | – |
楽天モバイル |
0.6Mbps | 1.9Mbps | 公式詳細 |
※楽天モバイルのau回線・docomo回線の新規受付は終了しており、現在は楽天回線のみとなっております。参照URL:https://keisoku.io/mobile/
速度を比較してみると、一番安定しているのはUQモバイルで2番目がワイモバイルです。スマホであれば、ワイモバイルの数値でも問題なく通信ができます。
基本的にスマホは、5Mbpsあれば動画などもスムーズに視聴できます。ただし、4Kなどの高画質の動画はもう少し速度がないと安定しません。
ワイモバイルの数値であれば、画像の多いサイトなどもストレスなく検索できます。混雑時にこれだけ安定していれば、使用に問題はありません。
かけ放題サービスを比較
格安SIM | 10分 かけ放題 |
無制限 かけ放題 |
リンク |
---|---|---|---|
ワイモバイル |
無料 | 1,000円 | 公式詳細 |
UQモバイル |
700円 | 1,700円 | 公式詳細 |
LINEモバイル |
880円 | なし | – |
楽天モバイル |
なし | アプリの利用で 無制限かけ放題可能 |
公式詳細 |
ワイモバイルの10分かけ放題は、通常のプランに無料でついてきます。また、完全無制限で定額のかけ放題となるサービスがあるのは、ワイモバイルとUQモバイルのみです。
LINEモバイルでは、専用の通話アプリを使用しての通話が必要になります。このアプリを使用すると、10分かけ放題を契約しなくても通常の通話料を半額にすることができます。
楽天モバイルは「Rakuten Link」というダイヤルアプリ利用者同士で、国内から国内、海外から国内への通話がいつでも無料でかけ放題になります。
ワイモバイルは2台目からがさらにお得
速度はワイモバイルとUQが安定
完全かけ放題にできるワイモバイル
総括:格安SIMに乗り換えるなら即日MNP可能で通話料も安いワイモバイルがおすすめ!
電話番号をそのまま使い続けることができるMNPで乗り換えを検討している方には、即日乗り換えができるワイモバイルをおすすめします。
料金プランもリーズナブルで、通信速度も安定しているので格安SIMの使いづらさが心配な方にもおすすめです。
また、通話時間が長い方には、格安SIMでは珍しい完全定額制で通話し放題にできる通話オプションもあります。
ライフスタイルに合ったプランと契約できるワイモバイルで、ぜひお得な格安SIM生活を始めてみてはいかがでしょうか。
MVNO | ワイモバイル |
---|---|
月額料金 | 月額1,480円から |
MVNO評価 | ★★★★★ |
特徴 | ・半年間700円割引 ・通信速度が速い |
キャンペーン | 家族割で2回線目以降 500円引き |
ワイモバイルの公式サイトへ
ワイモバイルのQ&A
データ通信容量が上限に満たなかった場合でも、余ったデータ通信容量を翌月へくりこすことはできません。
データ通信料が1GBの場合、メールの送受信は「約2,090通」、ニュースサイトなどの閲覧は「約3,490ページ」などが利用可能目安となります。
スマートフォン/タブレット/ケータイ(ガラケー)、PHSは、月途中の加入の場合、基本使用料は日割り計算されます。Pocket WiFiは、ご契約中のプランによって異なりますが、日割り計算または満額請求になります。
請求締め日は毎月末日です。お支払い期日は翌月26日ごろです。
個人のお客さまであること、ワイモバイルを対象料金プランでご契約すること、固定通信サービス(SoftBank Air、SoftBank 光など)をお申し込み後180日以内に開通(契約成立)することなどが条件です。
ワイモバイルの基本情報
項目 | 基本情報 |
---|---|
事業者名 | |
月額料金 | 月額1,480円~ |
端末保証 | 故障安心パックプラス 故障安心パック 故障安心パック-S 故障安心パックライト |
初期費用 | 事務手数料3,000円 |
契約期間 | 無し |
契約解除料 | 無し |
特徴 | ・ソフトバンクのサブブランド ・通信速度が速い |