某大手キャリアでスタッフをしていた金沢です。格安SIMのことについて詳しく説明していきます。
音声通話が必要ない人はデータ通信SIMを契約するとよりスマホ代を安くできますが、悩むのがSMSをつけるかどうかという点ではないでしょうか。
本記事ではSMS機能がどのような場合に必要なのか、後からつけることはできるのかを調査し、まとめて紹介します。
データSIMにSMSをつけるかどうか悩んでいる人は是非チェックしてください。
格安SIMのデータSIMにSMS機能は必要?
格安SIMのデータSIMは、SMSの有無で料金がかわりますが、そもそもSMSは必要なのでしょうか?
SNS機能があるのとないのでは何が違う?
SMSによって行えることは主に2つ。「データSIM」はその名前の通りデータ通信しか行なえませんが、SMS機能があると、ショートメッセージが送れ、SMS認証にも可能です。
- ショートメッセジが使える
- SMS認証が使える
ショートメッセージは、電話番号しか連絡先を知らない人に短いメッセージを送れて便利です。
「SMS認証」とは様々なサービスで取り入れられているもので、本人確認の一種になります。
LINEやゲームアプリなど、認証をしないと使えないものもあるため、SMS機能があると便利ですよ。
SMSは格安simによって料金がかかる場合がある
ドコモやau、ソフトバンクといった大手キャリアを利用している場合、最初からSMS機能がついています。
大手キャリアではSMSがついてくるのが当たり前ですが、格安SIMではSMSをつけるかどうか選べます。
SMS機能が基本料金に組み込まれている格安SIMもありますが、SMS利用料として料金がプラスされるのが一般的です。
SMS機能があるデータSIMの場合、データ通信専用SIMの料金と比べると150円前後の料金がかかります。
後からSMSをつけることはできる?
基本的に、格安SIMではデータ通信SIMからSMS機能付きSIMに変えるためには、手数料が発生します。SIMカード交換手数料というものです。
中には、別途SIMカードを追加申し込みして、使っていたSIMカードを解約するという手続きを踏まないと変更できないケースもあります。
データ通信SIMからSMS機能付きSIMに変えるには手間がかかることが多いため、悩んでいる人は最初から「SMS機能付きのデータ通信SIM」を選ぶのがおすすめです。
ショートメッセジが使える
SMS認証が使える
SMS機能付きがおすすめ
SMS付きデータSIMを使うのにおすすめの格安SIM
SMS機能について理解したところで、SMS付きデータSIMを使うのにおすすめの格安SIMについて見ていきましょう。
おすすめの格安SIM①OCNモバイルONE
まずおすすめなのがOCNモバイルONEです。OCNモバイルONEについて見ていきましょう。
OCNモバイルONEの料金プラン
プラン | SMS付き |
データ通信のみ |
---|---|---|
3GB | 1,000円 | 880円 |
6GB | 1,500円 | 1,380円 |
10GB | 2,400円 | 2,280円 |
20GB | 3,920円 | 3,800円 |
30GB | 5,500円 | 5,380円 |
OCNモバイルONEは「データSIM」「SMS対応SIM」「通話SIM」から好きなGBを選べますが、SMSを使う場合、データ通信専用SIMより120円料金が高くなります。
それぞれ3GB〜30GBまで選べるため、OCNモバイルONEは大容量でお得にネットを利用したい人にもおすすめです。
OCNモバイルONEには「OCN光モバイル割」があるため、インターネットサービス「OCN 光サービス」とセットで利用することで月額利用料が毎月200円割引になりますよ。
後からSMS機能付き↔データ専用SIMへの変更できる?
OCNモバイルONEで「SMS機能付きデータSIM」↔「データ通信SIM」の変更方法の手順は以下の通りです。
- OCNマイページへログインする
- 新しくSIMカードを追加する
- SIMカードを差し替える
- 古いSIMカードを解約する
OCNモバイルONEでデータ通信専用SIMを契約し、後からSMS機能付きに変更する場合はSIMカードを追加申し込みし、解約が必要となります。逆も同様です。
別途SIMカードを追加申し込みして、使っていたSIMカードを解約するため、SIMカード追加手数料1,800円およびSIMカード手配料394円がかかります。
OCNモバイルONEは節約モードやバースト転送機能がある
OCNモバイルONEには、「節約モード(低速200kbpsでの通信)」があり、高速通信が必要ないときにはデータ量を節約できます。
また、節約モード利用時やデータを使い切って低速になっている場合でも、バースト転送機能により一定の通信量までは高速通信が可能です。
バースト機能とは、低速通信時でも、通信の最初の数秒間だけ高速通信速度でデータ通信できる機能のこと。
メールやLINEの読み込みなど、文字中心で小容量の通信には非常に効果を発揮し、低速時でもメールやLINEの読み込みが快適なのです。
OCNモバイルONEの公式サイトへ
おすすめの格安SIM②LINEモバイル
次におすすめなのが「LINEモバイル」です。LINEモバイルの料金プランや特徴について見ていきましょう。
LINEモバイルの料金プラン
データ容量 | データSIM (SMS付き) | 音声通話 SIM |
---|---|---|
500MB | 600円 | 1,100円 |
3GB | 980円 | 1,480円 |
6GB | 1,700円 | 2,200円 |
12GB | 2,700円 | 3,200円 |
LINEモバイルの場合は、元から音声通話・データ通信どちらのSIMにもSMS機能が付いたプランとなっています。
そのため、SMS機能を使うために別途申し込みをする必要はなく、契約時からSMSを利用することが可能です。
送信料は国内の場合は1通3円~30円で済みますが、海外の場合は最大500円かかることもあります。
ただ、受信は無料なので、SMS認証を主として利用するのであれば料金は抑えられると言えるでしょう。
SNSをデータ消費無しで使える「データフリー」がある
LINEモバイルには、対象のSNSがデータ消費無しとなる「データフリー」のオプションがあり、プランによってその対象は異なります。
基本的にどのプランでもLINEはデータフリーとなっており、LINEアプリでのやり取りはデータ容量を消費しないため、無制限で使えますよ。
他にもSNSデータフリーではTwitterとFacebookが、SNS音楽データフリーでは加えてInstagramとLINE MUSICもデータフリー対象となります。
主要のSNSがデータ消費無しで使える為、普段からSNSを頻繁に使う人にはおすすめの格安SIMとなっています。
LINEモバイルの公式サイトへ
おすすめの格安SIM③mineo
mineoはSMS機能の申し込み・解約が簡単に行えます。mineoの料金プランや特徴について見ていきましょう。
mineoの料金プラン
プラン名 | Aプラン | Dプラン | Sプラン |
---|---|---|---|
回線 | au | ドコモ | ソフトバンク |
1GB | 880円 | ||
5GB | 1,265円 | ||
10GB | 1,705円 | ||
20GB | 1,925円 |
mineoはトリプルキャリアに対応していますが、選ぶ回線によって月額料金やSMSの利用料金が異なります。
au回線はSMSの利用料金が無料です。申し込み時に、自動的にSMSサービスの利用が可能となります。
一方ドコモ回線とソフトバンク回線はSMSの利用料金が発生します。料金は、ドコモ回線が120円、ソフトバンク回線が180円です。
後からSMS機能付き↔データ専用SIMへの変更できる?
mineoは、「マイページ」からSMS機能の申し込み・解約が簡単にできます。au回線はもともとSMS利用が可能なので手続きは必要ありません。
ドコモ回線とソフトバンク回線は、「SMS無し」から「SMS有り」にする場合、SIMカード変更の手続きが必要です。
マイページにログインし、「ご契約サービスの変更」から「SMS機能」→「申し込む(有料」と進むだけです。
mineoのフリータンクで月に+1GB使えてお得!
mineoには、共有データ容量の貯蔵庫「フリータンク」というものがあります。mineoでは余ったパケットはフリータンクに入れて他のmineoユーザーとシェアできるのです。
月に1GBまでフリータンクから引き出して使えるため、少ないデータ量を契約して料金の節約ができますよ。パケットの引き出しは毎月21日〜末日です。
パケットを入れる時、パケットを使わせてもらう時、それぞれで感謝の気持ちなどをコメントすることができ、全国のmineoユーザーみんなで作っていくサービスになります。
mineoの公式サイトへ
おすすめの格安SIM④ワイモバイル
最後にご紹介するのがワイモバイルです。ワイモバイルは通信速度が速く、またよく通話をする人にもおすすめの格安SIMです。
ワイモバイルの料金プラン
プラン (データ量) | 月額料金 (税込) |
---|---|
シンプルS (3GB) | 2,178円 |
シンプルM (15GB) | 3,278円 |
シンプルR (25GB) | 4,158円 |
スマホベーシックプランを含め、ワイモバイルのプランはLINEモバイルと同様、全てSMS機能が含まれているプランとなります。
その為、特に追加で契約する必要がなく、月額料金もかかりませんので、わかりやすいプラン内容と言えます。
新規割が適用されることで半年間月額料金が700円引きとなったり、家族割やおうち割で500円引きにできたりと、割引が多いのも特徴です。
10分かけ放題が無料
ワイモバイルのプランには、基本的に10分かけ放題が含まれている為、追加料金なしでかけ放題を利用することが可能です。
また、10分かけ放題で足りないようであれば、月額1,000円追加することで無制限かけ放題にできる「スーパーだれとでも定額」も用意されています。
その為、短い電話をよくする人にも、つい長電話をしてしまう人にも、ワイモバイルはおすすめの格安SIMとなっています。
新規割で700円引き
10分かけ放題が無料
無制限かけ放題もある
ワイモバイルの公式サイトへ
どの格安SIMにするか迷ったら…
それぞれの特徴をご紹介しましたが、どの格安SIMにするか迷った場合、料金プランや通信速度で決めましょう。
料金プランで比較する
格安SIM | 月額料金 (最安値) |
月額料金 (3GB) |
月額料金 (最大量) |
リンク |
---|---|---|---|---|
OCNモバイルONE |
1,000円 (3GB) |
1,000円 | 5,500円 (30GB) |
公式詳細 |
ワイモバイル |
1,980円 (4GB) |
1,980円 (4GB) |
3,980円 (17GB) |
公式詳細 |
mineo (au回線) |
700円 (500MB) |
900円 | 5,900円 (30GB) |
公式詳細 |
LINEモバイル |
600円 (500MB) |
980円 | 2,700円 (12GB) |
– |
各社の料金プランを、SMS機能付きで比較してみました。最安値、3GBの月額料金、最大データ量の月額料金でまとめたので、該当するところを参考にしてみてください。
データ量に関係なく、「とにかく安い料金で使いたい」という人には「LINEモバイル」がおすすめです。
ある程度データ量を使いたい人や、たくさんのデータ量を使いたい人には、料金が安い「OCNモバイルONE」がおすすめです。
通信速度で選ぶ
格安SIM | 通信速度 (2/13/朝) |
通信速度 (2/13/昼) |
通信速度 (2/13/夜) |
リンク |
---|---|---|---|---|
OCNモバイルONE |
2.2Mbps | 0.3Mbps | 3.2Mbps | 公式詳細 |
ワイモバイル |
1.8Mbps | 0.5Mbps | 2.5Mbps | 公式詳細 |
mineo |
1.1Mbps | 0.3Mbps | 4.4Mbps | 公式詳細 |
LINEモバイル |
0.8Mbps | 0.2Mbps | 0.7Mbps | – |
参照URL:https://keisoku.io/mobile/
料金プランだけでなく、通信速度も格安SIM選びのポイントとなります。通信速度についても調査してみたので、ぜひ参考にしてみてください。
選択する回線や使用環境などによって左右はされますが、速度に関してはあまり差がありませんでした。
OCNモバイルONE以外の格安SIMは、回線によっても通信速度に多少の違いが出てくるようですね。
本記事の調査では、朝はOCNモバイルONEが速く、夜はmineoが速いという結果になりました。
安さ重視ならLINEモバイル
大容量ならOCNモバイルONE
通信速度はあまり差がない
OCNモバイルONEの公式サイトへ ワイモバイルの公式サイトへ
総括:SMS機能付きのデータSIMを契約したいなら、OCNモバイルONEがおすすめ!
OCNモバイルONEは料金プランが安い格安SIMです。大容量のプランも用意されており、サービス内容も申し分ありません。
「節約モード」や「バースト機能」があり、幅広いプランの中でもデータ量を節約しながら使えますよ。
SMS機能付きのデータSIMは、データ通信専用SIMより120円料金が高くなりますが、それでも他の格安SIMよりも安くおさえられます。
SMS機能付きのデータSIMをお得に利用したいなら、「OCNモバイルONE」がおすすめです。
MVNO | OCNモバイルONE |
---|---|
月額料金 | 月額900円から |
MVNO評価 | ★★★★ |
特徴 | ・契約期間は6ヵ月! ・他とは異なるデータプラン! |
キャンペーン | 端末価格5,280円~ |
OCNモバイルONEの公式サイトへ
OCNモバイルONEのQ&A
OCN モバイル ONEご利用料金のお支払方法は、クレジットカードのみです。デビットカードを含む、その他のお支払方法はご利用いただけません。
OCN モバイル ONEの最低利用期間は、音声対応SIMカードのお申し込み承諾時点のコースに従って設定されます。2019/11/21以降に新コースのご利用をお申し込みの場合は、最低利用期間はありません。
いいえ、お電話番号をお選びいただけません。 なお、MNP(携帯番号ポータビリティ)を利用される場合は、070/080/090で始まるお使いの携帯電話番号を引き継ぎいただけます。
OCNモバイルONEの日次、月次コースをご契約中のお客さまにOCNモバイルONE Wi-Fiスポットを無料でご利用いただけるサービスです。
はい、ございます。インターネットの固定回線がOCNの「光サービス」で、同住所で「OCN モバイル ONE」をご契約いただきますと、最大5契約まで割引可能な「OCN光モバイル割」がございます。
OCNモバイルONEの基本情報
項目 | 基本情報 |
---|---|
事業者名 | |
月額料金 | 月額900円~ |
端末保証 | gooの端末保証 月額340円~ あんしん保証(持ち込み)月額500円 |
初期費用 | 初期手数料3,000円 SIMカード手配料394円 |
契約期間 | 音声通話sim:半年 データSIM:なし |
契約解除料 | 1,000円 |
特徴 | ・端末料金が安い ・口座振替可能 |