某大手キャリアでスタッフをしていた金沢です。格安SIMのことについて詳しく説明していきます。
普段からイオンモールを利用するファミリー層や主婦層に人気のイオンモバイルですが、使い勝手の良さから今話題となっています。
この記事ではイオンモバイルの特徴や制限について詳しく解説していきますので、格安SIMへお乗り換えの参考に、ぜひ、ご活用ください!
MVNO | イオンモバイル |
---|---|
月額料金 | 月額480円から |
MVNO評価 | ★★★★ |
特徴 | ・月額料金が格安 ・シェアプランがある |
キャンペーン | 2年契約なし 解約金ゼロ |
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イオンモバイルの速度制限の仕組みを解説
イオンモバイルの速度制限の種類や仕組みについて解説していきます。
高速通信時は3日間制限が原則ない
大手キャリアや格安SIM会社では通信速度の3日間制限がある場合があります。特に、データ無制限で利用できるプランに制限があることが多いです。
しかし、イオンモバイルのドコモ回線は原則3日間制限がありません。タイプ1のau回線には3日間で6GB以上のデータ通信を行なった場合通信制限がかかります。
Youtubeを高画質動画で長時間視聴する等の大量のデータ通信を行うと通信制限される可能性があります。LINEトークや文字メインのSNSの利用では3日間で6GBを消費することはないでしょう。
低速通信時は3日間制限がある
既に、月に利用できる契約データ量を利用して速度制限がかかっている低速通信時にも3日間制限があります。低速通信時にはタイプ1のau回線・ドコモ回線共に制限があります。
低速通信時の速度は200Kbpsです。低速通信時に3日間で366MBを超えた場合に制限がかかり、速度が200Kbps以下になります。
当日を含まない直近3日間の合計データ通信量が366MBを下回るまで通信制限は続きます。SIMタイプ2のドコモ回線には制限がありません。
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月のデータ容量を使い切ると速度制限がある
契約している月に利用できるデータ量を使い切ってしまうと、SIMタイプや回線数関わらず速度制限がかかります。速度制限がかかると低速通信になり最大速度が200Kbpsです。
上記の項目でご紹介したように、低速通信時にもSIMタイプ1には3日間制限があります。イオンモバイルにはデータ無制限のプランがありません。
しかし、たくさんデータ量を使用したい方には最大50GBの大容量データ量を選択することができます。
イオンモバイルの速度制限まとめ
タイプ | 速度制限 データ容量 |
3日間制限 (高速通信時) |
3日間制限 (低速通信時) |
---|---|---|---|
タイプ1 (au回線) |
3GB | あり | あり |
タイプ1 (ドコモ回線) |
9GB | なし | あり |
タイプ2 (ドコモ回線) |
14GB | なし | なし |
イオンモバイルの速度制限は他社の速度制限と少し異なり、SIMタイプや回線のタイプによって変わるのが特徴です。
au回線は高速時・低速時共に3日間制限があります。ドコモ回線はSIMタイプによって制限が変わり、タイプ1は低速通信時に3日間制限がかかりますがタイプ2は制限がありません。
しかし、タイプ2も契約データ量を使い切ってしまうと速度制限がかかりますので、使い過ぎには注意が必要です。
そもそも何故速度制限があるの?
イオンモバイルの他にも3日間制限を行なっている会社は多くあります。どうして速度制限があるのでしょうか。
元々、格安SIM会社では通信設備を自社で持たず、3大キャリアから一定帯域の通信を間借りしてサービス提供をしています。
そのため、通信環境が利用者の間で不公平な状況とならないように通信速度に制限が設けられていることがあるのです。また、回線混雑を防ぐためにも速度制限が設けられています。
SIMタイプ・回線によって速度制限が違う
タイプ2は3日間制限が全くない
回線混雑を防ぐために制限がある
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イオンモバイルで速度制限を受けた場合の対処方法
契約データ量を使い切ってしまい、速度制限がかかった場合の対処法についてご紹介します。
追加データ容量を購入する
タイプ | 購入回数制限 | 価格 (1GBあたり) |
---|---|---|
タイプ1 (au回線) |
無制限 | 480円 |
タイプ1 (ドコモ回線) |
無制限 | 480円 |
タイプ2 (ドコモ回線) |
月間6回まで | 480円 |
月の通信量を使い切った場合、追加データ容量を購入することで速度制限を回避できます。追加データ容量は1GB480円で追加可能です。
追加できる回数はSIMタイプによって異なり、タイプ1は追加上限ありませんが、タイプ2は月に6回までしか追加できません。
追加購入したデータ量の支払いは当月料金に上乗せされます。データ量は申し込み月のみ有効で、追加データ量が残った場合翌月繰り越しができないので注意が必要です。
翌月まで速度制限解除を待つ
契約しているデータ量を使い切って速度制限がかかっていても月を跨げば速度制限は解除されます。
速度制限がかかると、画像や動画の読み込みにはデータ量がかかるため、通信速度が遅くなりますが、メッセージや文字がメインのページであれば問題なく見ることが可能です。
そのため、LINEのトークやメールなどは問題なく利用できます。速度制限が月末にかかったのであれば急ぎの用事などがない限りそのまま待つのも良いでしょう。
データ量が足りなかったら追加できる
SIMタイプ2は追加回数制限あり
制限中でも文字のやり取りは問題なくできる
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イオンモバイルで制限されないためには
イオンモバイルで制限されずに利用するための設定方法などをご紹介します。利用シーンい合わせて使い分けて頂ければと思います。
Instagramなど画像が多いサービスの利用を控える
一部格安SIM会社には特定のSNSがデータフリーで利用できるサービスもあります。しかし、イオンモバイルにはデータフリーのサービスはありません。
Instagramなどの画像の多いサービスはデータ量を多く消費します。そのため、データ量を多く消費するサービスの利用方法を変えるだけでもデータ量の節約になります。
また、Wi-Fiを利用することも有効です。Wi-Fi環境で画像や動画などデータ量を多く使うサービスを利用することでデータ量の消費を抑えられます。
イオンモバイル速度切替アプリを使う
イオンモバイル公式アプリで簡単に高速通信と低速通信の切り替えを行うことができます。イオンモバイルのマイページにアクセスすることなく切り替え可能です。
低速通信にすることで、最大速度200Kbpsにあえて設定することができ、利用シーンに合わせて低速に切り替えることでデータ量を抑えて賢く利用できます。
アプリを起動した時点で高速通信データ量の残量が表示されるため、月末のデータ量が少なくなった時に切り替えてデータ量がなくならないように使うことも可能です。
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メールの設定で画像自動読み込み機能をオフにする
イオンモバイルのメールは、Yahoo!メールやGmailなどのWeb上で作るフリーメールアドレスを利用するようになります。
メールの送受信にもデータ量を利用しており、画像や動画が添付されているメールの受信にはその分多くのデータ量が必要です。
それを防ぐために、画像データを自動で読み込みをせず、手動で読み込むようにすることでデータ量の節約ができます。
手動設定の場合は画像ファイルをタップするだけで簡単に欲しい画像だけダウンロードすることが可能です。
最適なプランに見直す
プラン | 基本データ量 | 料金 |
---|---|---|
音声 プラン |
200MB 〜 50GB | 980円 〜 8,980円 |
データ プラン |
1GB 〜 50GB | 480円 〜 8,480円 |
シェア音声 プラン |
4GB 〜 50GB | 1,780円 〜 9,280円 |
音声プランは通話ができるプラン、データプランは通話やSMSができないデータ通信専用のプラン、最大5回線までデータ量のシェアができるのがシェアプランです。
子回線はSIMタイプによって追加料金が違いますが、どのタイプでも安い金額で追加できます。
イオンモバイルは小さいデータ量から細かく最大50GBまでデータ量を選択できるため、利用に合わせたデータ量を選択できるのがメリットです。
より利用に合ったデータ量を選択するため、毎月自分が使っているデータ量をまず知りましょう。
また、200MBを含む「やさしいプラン」を使えるのは60歳以上となっており、通常は500MB以上から選ぶことになります。
500MBで できること | 時間 |
---|---|
ゲームアプリ | 2時間 |
動画視聴 | 3時間 |
メッセージアプリ | 400往復 |
WEB閲覧 | 220ページ |
Wi-Fi接続を徹底して行う
本体設定のモバイルデータ通信をオフにしなくても、機内モードをオンに設定することでモバイルデータ通信ができなくなります。
機内モード中はWi-Fi通信しか利用できません。機内モードはAndroidスマホもiPhoneもホーム画面から簡単に設定することが可能です。
機内モード中の注意点は電話を利用することができなくなることです。電話を利用せず、Wi-Fiのみでデータ通信を行なっても支障がないタイミングで機能を利用してください。
Wi-Fiを利用してデータ量節約
高速通信・低速通信を使い分ける
メール設定で無駄なデータ量削減
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イオンモバイルと格安SIM2社を徹底比較
業界最安値と言われるイオンモバイルは実際に安く利用できるのでしょうか。料金の他にも速度やその他のメリットを比較していきます。
通信速度と実測値を比較
MVNO | 特徴 | リンク |
---|---|---|
イオンモバイル |
・公表値は下り最大370Mbps ・実測値は15Mbps前後 |
公式詳細 |
OCNモバイルONE |
・公表値は下り最大150Mbps ・実測値は10Mbps前後 |
公式詳細 |
ワイモバイル |
・公表値は下り最大75Mbps ・実測値は10Mbps以上 |
公式詳細 |
公表されている速度はあくまで最大値なので、比べるとどの会社も実際の速度は公表値より遅いです。イオンモバイルはその中でも15Mbps前後の速度が出ています。
イオンモバイルはSIMタイプによっても速度が異なり、タイプ2の方が速度が速いです。しかし、タイプ2はデータ通信のみの契約で、音声回線は契約ができません。
OCNモバイルONEは実際は10Mbps前後、ワイモバイルは10Mbps以上です。ただ、この速度は日や時間帯によって異なりますので、あくまで目安としてお考え下さい。
その他メリットを比較
MVNO | 特徴 | リンク |
---|---|---|
イオンモバイル |
・月額料金が安い ・取り扱い端末が豊富 ・大容量プランがある |
公式詳細 |
OCNモバイルONE |
・端末の種類が多い ・セット購入で初期費用が割引 |
公式詳細 |
ワイモバイル |
・通信速度が比較的早い ・キャリアメールが使える |
公式詳細 |
イオンモバイルは沢山のデータ量プランから自分にあったプランを選することができます。
家族で契約する場合や複数台契約する場合には容量をシェアすることも可能です。取扱端末も多く、格安スマホから大手のスマホまで好きな機種を選ぶことができます。
一般的に格安SIM会社ではiPhoneの取り扱いが少なく、少し前の型が販売されていることが多いです。
しかし、OCNモバイルONEではiPhone XRまで取り扱いがあります。ワイモバイルでは格安SIM会社では珍しいキャリアメールが利用できるのが特徴です。
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月額料金を比較
音声通話SIMの料金を比較
MVNO | 料金 (容量) |
リンク |
---|---|---|
イオンモバイル |
1,580円 (4GB) |
公式詳細 |
OCNモバイルONE |
1,480円 (3GB) |
公式詳細 |
ワイモバイル |
1,980円 (4GB) |
公式詳細 |
イオンモバイルは独自の無料通話アプリ「イオンでんわアプリ」を利用することで通常通話料の半額の30秒10円で通話することも可能です。
OCNモバイルONEは表の中では料金が一番安いですが、データ量が他2社と比べると1GB少ない為、より多く使いたい人には物足りないかもしれません。
OCNモバイルONEにもイオンモバイルと同じように通話アプリ「OCNでんわ」があり、アプリを利用すると通常通話料の半額で通話できます。
ワイモバイルは料金は一番高いですが、国内通話10分かけ放題が無料で付いていますので、かけ放題のみの料金で考えるとお得と言えます。
データSIMの料金を比較
MVNO | 料金 (容量) |
リンク |
---|---|---|
イオンモバイル |
980円 (4GB) |
公式詳細 |
OCNモバイルONE |
880円 (3GB) |
公式詳細 |
ワイモバイル |
980円 (1GB) |
公式詳細 |
データSIMは通話のできないデータ通信専用の契約です。イオンモバイルはデータSIMも他社より安い金額で利用できます。
上記の表は料金比較のためデータ量4GBですが、イオンモバイルのデータSIMは最低1GBから選択可能です。他社より多くのデータ量を利用できて料金も安くお得です。
また、データSIMもプランが50GBまであり、比較した中では一番大きなデータ量を選ぶことができます。
OCNモバイルONEは最低3GBから選択することができ、料金が880円です。ワイモバイルのデータSIMはデータ量が1GBもしくは7GBのみです。
イオンモバイルは選べるプラン・端末が豊富
イオンモバイルは本当に業界最安値
通話アプリで通話料が半額に
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総括:イオンモバイルは最安値水準から大容量まで豊富なプランがある!
イオンモバイルは沢山あるプランの中からより自分にあったプランを選ぶことができます。音声プランだと、最低500MBから最大50GBまで選ぶことが可能です。
利用に合ったプランを選択するために、まずは自分が毎月利用しているデータ量を知りましょう。利用しているデータ量を知ることで速度制限を回避することにも繋がります。
イオンモバイルの速度制限は少し複雑なのでしっかり自分の利用状況を見極めてプラン選択をしましょう。
MVNO | イオンモバイル |
---|---|
月額料金 | 月額480円から |
MVNO評価 | ★★★★ |
特徴 | ・月額料金が格安 ・シェアプランがある |
キャンペーン | 2年契約なし 解約金ゼロ |
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イオンモバイルのQ&A
SIMフリーもしくはドコモで購入したiPhoneであれば、ご利用が可能です。 以下ページにて動作確認を行っている通信端末をご確認ください。 また、ご利用のiOSに応じて構成プロファイルのインストールが必要です。
■WEBにてSIMカードのみのご契約(MNP転入)される場合 お申し込み後にお手元にSIMカードが到着後、お客さまのご都合に合わせてMNPの切り替えを実施いただけますので、携帯電話が使用できない期間は発生いたしません(お申込み手続き完了から通常1週間前後でSIMカードをお届けします。)
お支払方法はクレジットカードのみとなっております。口座振替でのお支払いは受け付けておりません。また、イオンモバイルでは契約者本人名義以外のクレジットカードでもお支払いいただけます。 だだし、契約者本人名義以外のクレジットカードを登録される際はその方の本人確認も必須となります。
契約月の基本料金は日割り計算となります。 インターネット(イオンデジタルワールド)や商品後日配送店舗でご購入いただいた場合の起算日はSIMカード出荷日の翌々日となります。
メールアドレスの提供はありません。 Yahoo!メールやGmailなどのフリーメールアドレスをご利用ください。
イオンモバイルの基本情報
項目 | 基本情報 |
---|---|
事業者名 | |
月額料金 | 月額480円~ |
端末保証 | イオンスマホ安心保証 イオンスマホ安心保証パック イオンモバイル持ち込み保証 |
初期費用 | 3,000円(税抜) |
契約期間 | 無し |
契約解除料 | 無し |
特徴 | ・月額料金が安い ・シェアプランが充実 |