某大手キャリアでスタッフをしていた金沢です。格安SIMのことについて詳しく説明していきます。
MM総研が行った「2020年2月 MVNOネットワーク品質調査」のドコモ回線で総合1位を獲得した実績もあり、OCNモバイルONEへの乗り換えを検討している人も多いのではないでしょうか。
本記事では、契約前に知っておいて欲しいOCNモバイルONEの低速になる条件と解除方法について紹介します。
OCNモバイルONEがどのような格安SIMなのかも改めて紹介していますので、OCNモバイルONEへの乗り換えを検討している人はぜひチェックしてください。
MVNO | OCNモバイルONE |
---|---|
月額料金 | 月額900円から |
MVNO評価 | ★★★★ |
特徴 | ・契約期間は6ヵ月! ・他とは異なるデータプラン! |
キャンペーン | 端末価格5,280円~ |
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OCNモバイルONEが低速になる場面と解除方法
どういった時に、OCNモバイルONEは低速になるのでしょうか?はじめに、OCNモバイルONEが低速になる場面と、低速になった時の解除方法から見ていきましょう!
契約しているデータ容量を超えた場合に低速になる
OCNモバイルONEは契約しているデータ容量を超えると通信制限がかかって低速になり、低速時の通信速度は200kbpsで、高画質での動画の視聴などに支障をきたすことがあります。
例えば、3GB/月コースで契約をしている場合だと、3GBまでは高速データ通信が可能ですが、データ容量の消費量が3GBを超えると、200kbpsの低速になるわけです。
なお、データ容量の消費量や残容量は「OCN モバイル ONE アプリ」で確認ができ、データ容量の残容量が1GBを下回ると利用量超過アラートがディスプレイに表示されます。
低速になったときの解除方法は?
方法①追加でデータ容量を購入する
追加データ容量 | 料金 | データ量 |
---|---|---|
アプリ経由での購入 |
500円 | 1GB |
上記以外 |
500円 | 0.5GB |
OCNモバイルONEには「容量追加オプション」があり、契約しているデータ容量を使い切ってしまった場合は、500円でデータ容量を追加で購入ができます。
新コースで契約している場合だと、OCN モバイル ONEアプリを経由すると、500円で1.0GBのデータ容量を購入ができ、アプリを経由しない場合だと500円で0.5GBを購入できます。
容量追加オプションで購入したデータ容量の有効期限は3カ月間で、使い切れずに余ってしまったデータ容量は「容量繰り越しサービス」で翌月に繰り越せます。
方法②来月になるまで待つ
容量繰り越しサービスは申し込み手続きをしなくても利用できますが、追加容量を購入したくない場合は、翌月になるとデータ容量は回復するので、翌月まで待つと良いでしょう。
また、Wi-Fiを使用すると高速でデータ通信ができるため、自宅でWi-Fiを使用できるのであればWi-Fiを使用し、外出先ではWi-Fiスポットを利用すると高速データ通信が可能です。
OCNモバイルONEは全国80,000以上のアクセスポイントでWi-Fiを無料で使える「Wi-Fiスポット」のサービスがあり、アクセスポイントの場所はアプリで確認できます。
頻繁に低速になる場合は、料金プランの見直しをする
頻繁に低速になってしまう場合は、契約しているデータ容量が不足していることが原因であると考えられますので、料金プランの見直しをすることをおすすめします。
OCNモバイルONEは毎月1回、料金プランの見直しをすることが可能で、データ容量が多い料金プランに変更することで、頻繁に低速になる事象を解消できるでしょう。
料金プランの見直しはお客さま専用サイト「OCNマイページ」から行うことができ、変更後の料金プランは翌月1日午前1時以降に適用されます。
データ容量の追加購入で低速を解消できる
翌月になると低速は解消され速度は元に戻る
料金プランを見直して低速を解消する
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OCNモバイルONEは低速モードが使える格安SIM
OCNモバイルONEは「高速モード」と「低速モード」を簡単に切り替えることができます。では次に、OCNモバイルONEの「低速モード」について見ていきましょう!
低速モード時はカウントフリーで使うことができる
OCNモバイルONEは「OCN モバイル ONE アプリ」を使って「高速モード」と「低速モード」を瞬時に切り替えられ、低速モードに切り替えるとデータ容量を節約できます。
低速モードに切り替えると通信速度は最大200kbpsの低速になりますが、高速通信のデータ消費量がカウントフリーになり、データ容量を消費せずにデータ通信ができます。
なお、OCNモバイルONEには「バースト転送機能」があり、通信制限で低速になった場合や低速モードで使用する際も、ある一定の通信容量までは高速データ通信が可能です。
カウントフリー対象サービスは低速時も高速通信が可能
OCNモバイルONEには「カウントフリー®(容量無制限使い放題)」というサービスがあり、下記のサービスはカウントフリーになり、低速時も高速通信が可能です。
- 050 plus
- マイポケット
- OCNモバイルONEアプリ
- 申し込みサイト
- MUSICカウントフリー対象
上記のサービスは、いくら使用してもデータ容量を消費せず、カウントフリーで使い放題で使用でき、低速になった場合でも高速で快適に使用できます。
MUSICカウントフリーの場合だと、追加利用料なしで利用することが可能で、Amazon musicやLINE MUSIC、AWAなどの音楽ストリーミングをカウントフリーで利用できます。
低速モードにするとカウントフリーになる
カウントフリー対象サービスはいつでも高速
音楽ストリーミングはカウントフリーの対象
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OCNモバイルONEってどんな格安SIM?
ここまで、OCNモバイルONEの通信制限による低速や低速モードについて見てきましたが、次は、OCNモバイルONEはどのような格安SIMなのかを見ていきましょう!
OCNモバイルONEの料金プラン
ギガ数 | 音声対応SIMカード | SMS対応SIMカード | データ通信専用SIMカード |
---|---|---|---|
1GB/月コース |
1,180円 | – | – |
3GB/月コース |
1,480円 | 1,000円 | 880円 |
6GB/月コース |
1,980円 | 1,500円 | 1,380円 |
10GB/月コース |
2,880円 | 2,400円 | 2,280円 |
20GB/月コース |
4,400円 | 3,920円 | 3,800円 |
30GB/月コース |
5,980円 | 5,500円 | 5,380円 |
OCNモバイルONEの料金プランは「新コース」といい、SIMは音声対応・SMS対応・データ通信専用の3種類のものを選べます。
音声対応SIMで最安なのは月額1,180円の1GB/月コースで、データ消費量が1GBを超えると低速になりますが、Wi-Fiを併用するとこのコースでも快適に使用できるでしょう。
なお、OCNモバイルONEには「OCN光モバイル割」があり、自宅でOCNの光サービスを利用していると月額料金がさらに200円割引になり、1GB/月コースだと月額980円になります。
OCNモバイルONEのシェアプラン
データシェア | 月額料金 |
---|---|
音声対応SIM |
1,000円 |
SMS対応SIM |
520円 |
データ通信専用SIM |
400円 |
OCNモバイルONEには「容量シェア」のサービスがあり、最大5枚のSIMカードで契約したデータ容量のシェアができ、家族や複数の端末でOCNモバイルONEを使用できます。
例えば、30GB/月コースを契約している場合だと、30GBのデータ容量を最大5枚のSIMカードでシェアができ、モバイルスタイルによっては料金の大幅な節約につながるでしょう。
「容量シェア」を利用する際の料金は、音声対応SIMの場合だと月額1,000円で、初期費用として、追加するSIMカード1枚ごとに394円のSIMカード手配料がかかります。
通話オプション
通話オプション | 月額料金 | 内容 |
---|---|---|
10分かけ放題 |
850円 | 1回10分の通話が無料 |
トップ3かけ放題 |
850円 | 月に通話の多かった 上位3回線の通話無料 |
かけ放題ダブル |
1,300円 | 10分かけ放題+ トップ3かけ放題のセット |
OCNモバイルONEには3つの「かけ放題オプション」があり、通話スタイルに応じて「10分かけ放題」「トップ3かけ放題」「かけ放題ダブル」の中から最適なものを選べます。
10分かけ放題は月額850円のオプション料で、10分以内の国内通話が回数無制限で通話料無料で利用でき、短い通話が多い方はスマホの通話料が大幅に安くなるでしょう。
トップ3かけ放題は月額850円で、その月の国内通話料上位3番号の通話料が0円になり、かけ放題ダブルは月額1,300円で、10分かけ放題とトップ3かけ放題の両方を利用できます。
OCNモバイルONEの通信速度
時間帯 | 通信速度 |
---|---|
6月18日朝 |
12.3Mbps |
6月18日昼 |
9.2Mbps |
6月18日夜 |
9.8Mbps |
参照URL:https://keisoku.io/mobile/
OCNモバイルONEはNTTコミュニケーションズが運営している格安SIMであり、NTTグループのNTTドコモが使用している通信インフラを使用しているため通信速度は安定しています。
格安SIMの多くは、朝夕の通勤ラッシュの時間帯や昼のランチタイムの時間帯は通信速度が低速になる傾向がありますが、OCNモバイルONEは低速にならず快適に使用できます。
OCNモバイルONEは時間帯を問わず通信速度が安定しており、通信速度が遅いことがネックで格安SIMへの乗り換えを躊躇していた方でも、格安SIMに乗り換えられるでしょう。
スマホのセット購入もお得
OCNモバイルONEは今使っているスマホをそのまま使用できますし、MNPを利用すると電話番号を変更せずに乗り換えられますが、スマホのセット購入で申し込むことも可能です。
スマホのセット購入で申し込むと、MNPを利用して乗り換える場合は5,000円OFF、対象オプションに同時加入すると3,000円OFFでスマホを購入できるので大変お得です。
OCNモバイルONEは取り扱っているスマホの種類が多く、iPhone8やXSなどのiPhoneの中古品や整備品も販売しており、1円(税込1円)~でスマホを購入できます。
全国約87,000箇所以上のWi-Fiスポットが使える
先程少し触れましたが、OCNモバイルONEは追加料金不要で全国約87,000箇所以上のWi-Fiスポットを無料で利用でき、外出先での通信量の節約ができます。
初回IDとパスワードを設定するだけでWi-Fiスポットを利用できるようになり、Wi-Fiスポットエリアに入ると自動で接続するので、どなたでも簡単に利用できるでしょう。
公式ではこのようにまとめられています。
Wi-Fiスポットが使えるアクセスポイントとして、全国の主要駅やカフェ、ホテルなどがあり、ローソンなどのコンビニやオフィスビル、ショッピングモールでも使用できます。
音声通話SIMは最安月額980円で利用できる
最大5枚のSIMカードでデータ容量をシェア
セット購入で端末を1円~で購入できる
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OCNモバイルONEと他の格安SIMを比較すると…?
では最後に、OCNモバイルONEと他の格安SIMの月額料金や通信速度などを比較してみましょう!
月額料金で比較する
格安SIM | 音声通話プランの月額料金 (3GB) |
SMS付きデータプランの月額料金 (3GB) |
リンク |
---|---|---|---|
OCNモバイルONE |
1,480円 | 1,000円 | 公式詳細 |
LINE モバイル |
1,480円 | 980円 | – |
mineo (ドコモ回線) |
1,600円 | 1,020円 | 公式詳細 |
格安SIMの月額料金は大手キャリアと比べると格安ですが、OCNモバイルONEの月額料金は他の格安SIMと比べても安く、音声対応SIMの3GB/月コースだと月額1,480円です。
自宅でOCNの光サービスを利用しているとさらに200円割引の月額1,280円になるので、自宅でもOCNを使っていると、スマホの料金も安くなるので大変お得です。
LINEモバイルの月額料金も格安SIMの中では安く、LINEの通話やトークが使い放題になり、mineoはau回線を使用するAプランだと月額1,510円で利用できます。
通信速度で比較する
時間帯 | OCN モバイルONE |
LINEモバイル (ドコモ回線) |
mineo (ドコモ回線) |
---|---|---|---|
6月18日朝 | 12.3Mbps | 14.5Mbps | 9.7Mbps |
6月18日昼 | 9.2Mbps | 0.8Mbps | 0.5Mbps |
6月18日夜 | 9.8Mbps | 10.0Mbps | 5.2Mbps |
リンク | 公式詳細 | – | 公式詳細 |
参照URL:https://keisoku.io/mobile/
OCNモバイルONEは時間帯を問わず通信速度は速く、回線が混雑する朝・昼・夜の時間帯も低速にはならず、どの時間帯でも快適にネットサービスを利用できます。
OCNモバイルONEの通信速度が安定している理由は、同じNTTグループのドコモ回線を優先的に使用できるからであり、ドコモ回線を使用している格安SIMの中では最速です。
LINEモバイルは朝と夜の通信速度は速いですが、昼の時間帯は低速になる傾向があり、mineoも昼のランチタイムの通信速度が低速になる傾向があります。
低速時の速度と追加データ容量の料金で比較する
格安SIM | 低速時の速度 | 追加容量の料金 | リンク |
---|---|---|---|
OCNモバイルONE |
200kbps | 1GB:500円 | 公式詳細 |
LINEモバイル |
200kbps | 0.5GB:500円 1GB:1,000円 3GB:3,000円 |
– |
mineo |
200kbps | 100MB:150円 | 公式詳細 |
OCNモバイルONEは速度制限がかかり、低速になった時の通信速度は200kbpsであり、他社と比較しても標準的な速度で、You Tubeの高画質での再生などは困難になるでしょう。
OCNモバイルONEは低速になった場合は、アプリ経由だと1GBのデータ容量を500円で追加購入ができ、1GBあたり500円の価格は他の格安SIMと比べると低価格です。
LINEモバイルは速度制限時は200kbpsになり、1GBあたり1,000円でデータ容量の追加購入ができ、mineoも速度制限時は200kbpsに落ち、1GBあたり1,500円で追加購入ができます。
OCNモバイルONEは料金が安く通信速度も安定
OCNモバイルONEはデータ容量の追加も安い
LINEモバイルとmineoは昼の時間帯が低速
OCNモバイルONEの公式サイトへ LINEモバイルの公式サイトへ mineoの公式サイトへ
総括:OCNモバイルONEの低速になる条件をしっかり確認した上でOCNモバイルONEへ乗り換えよう!
OCNモバイルONEは通信制限がかかると低速になりますが、Wi-Fiを無料で使える「Wi-Fiスポット」のサービスがあり、安い料金でデータ容量を追加購入できます。
OCNモバイルONEは月額料金が安く、3種類の通話オプションで料金を節約でき、通信速度も安定しているので、安く快適にスマホを使いたい方はOCNモバイルONEがおすすめです。
LINEモバイルとmineoも月額料金は安く、それぞれ魅力的な独自サービスがありますので、両社の格安SIMに乗り換えても良いでしょう。
MVNO | OCNモバイルONE |
---|---|
月額料金 | 月額900円から |
MVNO評価 | ★★★★ |
特徴 | ・契約期間は6ヵ月! ・他とは異なるデータプラン! |
キャンペーン | 端末価格5,280円~ |
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OCNモバイルONEの基本情報
項目 | 基本情報 |
---|---|
事業者名 | |
月額料金 | 月額900円~ |
端末保証 | gooの端末保証 月額340円~ あんしん保証(持ち込み)月額500円 |
初期費用 | 初期手数料3,000円 SIMカード手配料394円 |
契約期間 | 音声通話sim:半年 データSIM:なし |
契約解除料 | 1,000円 |
特徴 | ・端末料金が安い ・口座振替可能 |