某大手キャリアでスタッフをしていた金沢です。格安SIMのことについて詳しく説明していきます。
しかし、格安SIMへの乗り換え方や、初期費用がどのくらい必要なのかわからないと不安で中々乗り換えられませんよね。
そこで今回の記事では、格安SIMの中でもおすすめであるOCNモバイルONEについて、乗り換えにかかる初期費用や料金プランなどを解説していきます。
他の格安SIMとOCNモバイルONEとの比較も行っていきますので、検討中の方はぜひ参考にしてみてください!
MVNO | OCNモバイルONE |
---|---|
月額料金 | 月額900円から |
MVNO評価 | ★★★★ |
特徴 | ・契約期間は6ヵ月! ・他とは異なるデータプラン! |
キャンペーン | 端末価格5,280円~ |
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OCNモバイルONEへの乗り換えにかかる初期手数料について
はじめに、他社からOCNモバイルONEに乗り換える際にかかる初期費用を見ていきましょう!
OCNモバイルONEの契約にかかる手数料
電話番号を引き継ぐ場合も引き継がない場合も、初期費用として3,000円(税込3,300円)の事務手数料と394円(税込433円)のSIMカード手配料がかかります。
事務手数料とSIMカード手配料を合計すると3,394円(税込3,733円)になりますが、この初期費用は初回請求分で支払うことになります。
OCNモバイルONEは公式サイトで対応端末を販売しており、端末を購入する場合は端末代金がかかりますが、今お使いのスマホのままで乗り換える際には端末代金は不要です。
大手キャリアの転出手数料
事業者 | MNP転出 手数料 |
契約 解除料 |
例外料金 |
---|---|---|---|
au |
3,000円 | 9,500円 | 2年契約Nに加入 → 1,000円 |
ドコモ |
2,000円 | 9,500円 | 2,019/10/1以降契約 → 1,000円 |
softbank |
3,000円 | 9,500円 | 2,019/9/13以降契約 → 0円 |
電話番号を引き継がない場合は不要ですが、MNP(携帯電話番号ポータビリティ)を利用して、電話番号を引き継いで乗り換える際にはMNP転出手数料がかかります。
MNP転出手数料の金額は、au・ソフトバンクからの乗り換えは3,000円、ドコモからの乗り換えは2,000円です。
なお、契約更新月以外のタイミングで乗り換える際には契約解除料がかかる場合がありますので、契約内容を事前にご確認ください。
初期手数料無料のエントリーパッケージとは
OCNモバイルONEでは「エントリーパッケージ」という商品を通販サイトやショップで販売しており、エントリーパッケージを購入して乗り換えることも可能です。
エントリーパッケージを購入した場合は、初期費用のうち3,000円の事務手数料が無料になりますが、394円のSIMカード手配料はかかります。
エントリーパッケージにはSIMカードは入っておらず、パッケージに記載されている情報を入力して申し込み手続きをするとSIMカードが郵送されます。
事務手数料とSIMカード手配料がかかる
エントリーパッケージだと事務手数料は無料
電話番号の引き継ぎは転出手数料がかかる
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OCNモバイルONEにMNP乗り換えする方法
では次に、電話番号を引き継いでOCNモバイルONEに乗り換える方法について見ていきましょう!
MNP予約番号を取得
事業者 | web | 電話 | ショップ |
---|---|---|---|
au |
My au | TEL:0077-75470 (携帯/一般電話) |
au ショップ |
ドコモ |
My docomo | 携帯:151 一般電話: 0120-800-0000 |
ドコモ ショップ |
ソフトバンク |
My softbank | 携帯:*5533 一般電話: 0800-100-5533 |
softbank ショップ |
MNP(携帯電話番号ポータビリティ)を利用すると、電話番号をそのままでOCNモバイルONEに乗り換えられ、MNPで乗り換える際にはMNP予約番号の取得が必要です。
MNP予約番号を取得する方法は、WEB・電話・ショップの3種類がありますが、WEBの利用が最も簡単で、My au・My docomo・My docomo・My softbankから手続きを行えます。
なお、WEBでMNP予約番号の取得をする際には受付時間があり、auは9:00~20:00、ドコモは9:00~21:30、ソフトバンクは9:00~20:00の時間帯に手続きを行うことが必要です。
SIMロック解除方法と必要な費用
事業者 | web | 電話 | ショップ |
---|---|---|---|
au |
無料 | 3,000円 | 3,000円 |
ドコモ |
無料 | 不可 | 3,000円 |
ソフトバンク |
無料 | 不可 | 3,000円 |
端末を買い換えず、そのままの端末でOCNモバイルONEに乗り換える際には、SIMロック解除の手続きが必要で、WEB・電話・ショップでSIMロック解除の手続きを行います。
SIMロック解除はショップや電話(auのみ)でも可能ですが、3,000円の手数料がかかるため、初期費用を低く抑えたい場合は、無料でSIMロック解除ができるWEBがおすすめです。
なお、OCNモバイルONEは同じNTTグループのドコモ回線を使用しており、ドコモの端末でOCNモバイルONEに乗り換える際にはSIMロック解除の手続きは不要です。
開通手続き
- マイページにログイン
- MNP開通の申し込みページにアクセス
- 2時間程度で開通する
手元にSIMカードが届いたら、配送物に同封されているOCN会員登録証の情報に基づいて、OCNモバイルONEのマイページにログインします。
MNP開通のお申し込みページにアクセスし、開通手続きをする電話番号にチェックを入れ、「申し込む」をタップして、2時間程度経過すると開通手続きが完了します。
開通手続きの方法がわからない場合は、OCNテクニカルサポート(0120-047-860)に電話をすると無料で教えてくれ、電話と遠隔操作による有料のサポートも受けられます。
ネットワーク設定を行う(APN設定)
- 端末に届いたSIMカードを挿入する
- APNの設定情報を入力する(Android)
- 構成プロファイルをインストール(iPhone)
開通手続きが終わると、届いたSIMカードを端末に挿入し、認識されていることが確認できれば、Android端末の場合はホーム画面の設定のアイコンをタップします。
アクセスポイント編集の画面が表示されたら、添付書類に記載されているAPNの設定情報を入力するとネットワーク設定が完了し、スマホを使えるようになります。
端末がiPhoneの場合は、公式サイトのダウンロードコンテンツから「OCNモバイルONE APN設定用構成プロファイル(iOS)」をダウンロードしてインストールすると完了です。
MNP予約番号の取得はWEBがおすすめ
ドコモ端末はSIMロック解除の手続きは不要
ネットワーク設定はAndroidとiPhoneで違う
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OCNモバイルONEの料金プランを紹介
ここまで、OCNモバイルONEに乗り換える方法を見てきましたが、次は、OCNモバイルONEの料金プランについて見ていきましょう!
新コース
プラン | 音声通話 SIM |
SMS対応 SIM |
データ通信 専用SIM |
---|---|---|---|
1GB | 1,180円 | – | – |
3GB | 1,480円 | 1,000円 | 880円 |
6GB | 1,980円 | 1,500円 | 1,380円 |
10GB | 2,880円 | 2,400円 | 2,280円 |
20GB | 4,400円 | 3,920円 | 3,800円 |
30GB | 5,980円 | 5,500円 | 5,380円 |
OCNモバイルONEの新コースは音声対応SIM・SMS対応SIM・データ通信専用SIMの3種類のSIMカードから選べ、データ容量は1~30GBの中から好みのデータ容量を選べます。
電話とSMS、データ通信ができる音声対応SIMの最安は、1GB/月コースの月額1,180円で、全てのコースは利用開始月の月額基本料は無料です。
なお、OCN光サービスを使用していると「OCN光モバイル割」が適用され、月額利用料が毎月200円割引になり、音声対応SIMの1GB/月コースの月額基本料は980円になります。
OCNモバイルONEのかけ放題
かけ放題 | 料金 | 内容 |
---|---|---|
10分 かけ放題 |
850円 | 国内通話が 10分まで無料 |
トップ3 かけ放題 |
850円 | その月の上位3回線 について通話が無料 |
かけ放題 ダブル |
1,300円 | 上記2つのかけ放題を 掛け合わせたプラン |
OCNモバイルONEには、通話料を半額にできるOCNでんわというアプリがあります。OCNでんわには3種類のかけ放題オプションがあり、最適なかけ放題を選べます。
10分かけ放題は月額850円で10分以内の国内通話が回数無制限で0円になり、トップ3かけ放題は、月額850円でその月の国内通話料上位3番号の通話料が0円になります。
かけ放題ダブルは月額1,300円で、10分かけ放題とトップ3かけ放題の両方のかけ放題を利用でき、通話スタイルによっては電話代のかなりの節約につながるでしょう。
データ通信SIMでもかけ放題にできる050plus
「050plus」は月額基本料300円で利用できるIP電話アプリで、050で始まる自分専用の050IP電話番号を持つことができ、安い料金で通話ができます。
050plusはデータ通信専用SIMでも利用でき、データ通信専用SIMで契約をしている場合でもスマホで電話が使えるようになります。
050plusを利用すると、050で始まる提携プロバイダのIP電話はかけ放題で通話ができ、携帯電話へは1分16円、固定電話へは3分8円で通話ができます。
月額基本料が安く月額980円で利用できる
OCNでんわアプリの利用で通話料は半額
3種類のかけ放題と050plusで通話料を削減
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OCNモバイルONEで実施中のキャンペーン
では次に、OCNモバイルONEで実施中の料金が割引になるキャンペーンを見ていきましょう!
Amazon Music Unlimited
OCNマイページから「Amazon Music Unlimited(アマゾンミュージックアンリミテッド)
」に申し込むと、3カ月間無料でAmazon Music Unlimitedを利用できます。
Amazon Music UnlimitedはAmazonの定額制音楽配信サービスで、約6,500万曲以上の音楽を聴き放題で楽しめます。
3カ月の無料期間が終了後、継続して利用する場合は、月額980円のAmazon Music Unlimited個人プランに切り替わりますが、24カ月間は月額880円に割引されます。
12カ月毎月500円割引キャンペーン
OCNでんわ10分かけ放題オプションを利用している方は、「12カ月毎月500円割引キャンペーン」にエントリーすると、先着20,000人に限り、毎月500円が12カ月間割引されます。
OCNでんわ10分かけ放題オプションは月額850円ですが、キャンペーンにエントリーすると、500円割引の月額350円で10分かけ放題を12カ月間利用できるわけです。
なお、このキャンペーンは期間限定であり、2020年8月31日時点でOCNでんわ10分かけ放題オプションを利用していることが条件で、2020年9月30日までにエントリーが必要です。
SIMカード追加手数料が無料のキャンペーン
OCNモバイルONEはSIMカードを追加することでデータ容量のシェアができますが、「SIMカード追加手数料無料キャンペーン」でSIMカードを無料で追加することが可能です。
本来であれば、音声対応SIMカードを追加するには3,000円/枚、データ通信専用SIMカードは1,800円/枚の料金がかかりますが、キャンペーンの適用で無料で追加できるわけです。
ただし、SIMカードの追加1枚につき、SIMカード手配料として394円がかかり、容量シェアの月額料金が別途かかります。
Amazon Music Unlimitedの料金3カ月無料
10分かけ放題オプション12カ月500円割引
手数料無料でSIMカードを追加できる
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OCNモバイルONEと他の格安SIM2社を比較
では最後に、OCNモバイルONEと他の格安SIM2社の料金や通信速度などを比較してみましょう!
3社の音声通話SIMを比較
格安SIM | 料金 (容量) |
リンク |
---|---|---|
OCNモバイルONE |
1,480円 (3GB) |
公式詳細 |
LINEモバイル |
1,480円 (3GB) |
– |
イオンモバイル |
1,580円 (4GB) |
公式詳細 |
OCNモバイルONEの音声通話SIMの料金は安く、データ容量が3GBの場合だと月額1,480円で利用でき、利用開始月の月額基本料は無料です。
OCNモバイルONEはOCN光サービスを利用していると「OCN光モバイル割」が適用され、月額基本料が200円割引になるので、OCN光サービスを利用している方はさらにお得です。
LINEモバイルはベーシックプラン3GBコースだと月額1,480円で、LINE利用時のデータ通信量がカウントフリーになり、イオンモバイルは月額1,580円で4GBのデータ容量を使えます。
3社のデータ通信SIMを比較
格安SIM | 料金 (容量) |
リンク |
---|---|---|
OCNモバイルONE |
880円 (3GB) |
公式詳細 |
LINEモバイル |
980円 (3GB) |
– |
イオンモバイル |
980円 (4GB) |
公式詳細 |
OCNモバイルONEはデータ通信SIMの月額基本料も安く、3GB/月コースだと月額880円で、「OCN光モバイル割」が適用されると200円割引の月額680円で利用できます。
OCNモバイルONEは月額300円を加算して「050plus」を利用すると、データ通信SIMでも電話が使えるようになり、050で始まる提携プロバイダのIP電話はかけ放題で利用できます。
LINEモバイルは月額980円でデータ通信SIMを利用でき、LINEのトークのデータ通信量はカウントフリーになり、イオンモバイルは月額980円で4GBのデータ容量を使えます。
3社の通信速度を比較
格安SIM | 通信速度 (8/5 朝) |
通信速度 (8/5 昼) |
通信速度 (8/5 夜) |
リンク |
---|---|---|---|---|
OCN モバイルONE |
21.9Mbps | 7.5Mbps | 7.6Mbps | 公式詳細 |
LINEモバイル (au回線) |
13.2Mbps | 0.4Mbps | 6.0Mbps | – |
イオンモバイル (ドコモ回線) |
5.7Mbps | 0.3Mbps | 6.9Mbps | 公式詳細 |
参照URL:https://keisoku.io/mobile/
格安SIMの通信速度は、使用するエリアや時間帯によって変動するため、一概には言えませんが、OCNモバイルONEの通信速度は時間帯を問わず安定しており快適に使用できます。
OCNモバイルONEの通信速度が安定している理由は、回線が混み合う時間帯でもNTTグループのドコモ回線を優先的に使用できるからであり、格安SIMの中では通信速度は速いです。
LINEモバイルはお昼の時間帯は通信速度が落ちる傾向がありますが、他の時間帯は通信速度は安定しており、イオンモバイルも昼を除くと通信速度は安定しています。
OCNモバイルONEは月額基本料が安い
LINEモバイルとイオンモバイルはどちらも料金は安い
OCNモバイルONEは通信速度が安定
OCNモバイルONEの公式サイトへ LINEモバイルの公式サイトへ イオンモバイルの公式サイトへ
総括:OCNモバイルONEなら初期費用を抑えて乗り換えることができる!
OCNモバイルONEは月額基本料が安く、050plusを利用するとデータ通信SIMでも電話を使用できるようになり、かけ放題オプションも豊富で通信速度も安定しています。
他社からOCNモバイルONEに乗り換える際には初期費用がかかりますが、月額基本料が安いので短期間で元は取れます。
格安SIMに乗り換えるならOCNモバイルONEがおすすめですが、LINEモバイルとイオンモバイルも月額基本料が安いので、どれを選んでも料金の節約ができるでしょう。
MVNO | OCNモバイルONE |
---|---|
月額料金 | 月額900円から |
MVNO評価 | ★★★★ |
特徴 | ・契約期間は6ヵ月! ・他とは異なるデータプラン! |
キャンペーン | 端末価格5,280円~ |
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OCNモバイルONEのQ&A
OCN モバイル ONEご利用料金のお支払方法は、クレジットカードのみです。デビットカードを含む、その他のお支払方法はご利用いただけません。
OCN モバイル ONEの最低利用期間は、音声対応SIMカードのお申し込み承諾時点のコースに従って設定されます。2019/11/21以降に新コースのご利用をお申し込みの場合は、最低利用期間はありません。
いいえ、お電話番号をお選びいただけません。 なお、MNP(携帯番号ポータビリティ)を利用される場合は、070/080/090で始まるお使いの携帯電話番号を引き継ぎいただけます。
OCNモバイルONEの日次、月次コースをご契約中のお客さまにOCNモバイルONE Wi-Fiスポットを無料でご利用いただけるサービスです。
はい、ございます。インターネットの固定回線がOCNの「光サービス」で、同住所で「OCN モバイル ONE」をご契約いただきますと、最大5契約まで割引可能な「OCN光モバイル割」がございます。
OCNモバイルONEの基本情報
項目 | 基本情報 |
---|---|
事業者名 | |
月額料金 | 月額900円~ |
端末保証 | gooの端末保証 月額340円~ あんしん保証(持ち込み)月額500円 |
初期費用 | 初期手数料3,000円 SIMカード手配料394円 |
契約期間 | 音声通話sim:半年 データSIM:なし |
契約解除料 | 1,000円 |
特徴 | ・端末料金が安い ・口座振替可能 |