某大手キャリアでスタッフをしていた金沢です。格安SIMのことについて詳しく説明していきます。
大手携帯会社では音声通話プランのみは契約できず、データ通信とセットでの契約となるため、音声通話をメインで利用したい人は月額料金が安い格安SIMがおすすめです。
本記事では音声通話のみ利用したい人におすすめの格安SIMを比較しながら紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
音声通話のみ使いたいなら格安SIMがおすすめ
大手キャリアの場合通話機能以外に、データプランなどがセットでついてきて料金面で損だと感じることもあると思います。
そういう方にこそ格安SIMがおすすめです。格安SIMは低価格で大手キャリアと同等の品質の通話が行えます。
大手キャリアにはない少ない通信量のプランも豊富にあり、月々の携帯料金を極めて少なくすることも可能です。
データSIMでも通話ができる050Plusなどのサービスがありますが、インターネット回線を利用しているため不安定です。安定性を考えると音声通話SIMが良いでしょう。
音声通話のみで使うのにおすすめの格安SIM
基本的には通話品質にそこまで差がないため、格安SIMを選ぶ際は価格や口コミなどを重視して選ぶケースが多いです。
特にワイモバイル・OCNモバイルONE・mineoはその点人気が高く、優れたコストパフォーマンスを発揮していくれます。
- ワイモバイル
- OCNモバイルONE
- mineo
10分以内のかけ放題プランなど、通話重視なプランが豊富なのも人気を後押ししています。
セットでついてくるデータ量の細かい違いや回線速度の差などはありますが、音声通話重視ならこの3社はおすすめです。
ワイモバイルの公式サイトへ OCNモバイルONEの公式サイトへ mineoの公式サイトへ
音声通話のみで使うのにおすすめの格安SIM「ワイモバイル」とは?
他社と比べてワイモバイルはソフトバンクの自社回線を利用しているため、大手キャリアと同じような快適さで、料金を下げて利用することできます。
ワイモバイルの料金プラン
プラン (データ量) | 月額料金 (税込) |
---|---|
シンプルS (3GB) | 2,178円 |
シンプルM (15GB) | 3,278円 |
シンプルR (25GB) | 4,158円 |
人気のスマホベーシックプランはS・M・Lどのプランを選んでも国内無料通話がついており、1回10分以内の通話が無料で行えるのが嬉しいですね。
新規登録から6ヶ月間はキャンペーンで700円引きされますし、最初の1年間はデータ容量が無料で増量されます。
データの増量はプランによって量が異なり、Sプランなら1GB、M・Lなら3GB増量と非常に利用しやすいプランです。
ワイモバイルの音声通話オプション
通話オプション | 内容 |
月額料金 |
---|---|---|
基本料金 | 1回10分以内の 国内通話無料 |
無料 |
スーパーだれとでも 定額 |
24時間何分でも かけ放題 |
1,000円 |
自分がどれくらい通話するのかによって2種類の通話オプションを使い分けられると、よりお得に通話が行えます。
1回10分までの国内通話が無料
10分までの国内通話が無料のプランは特にオプションの申し込みなどは必要なくベーシックプランにセットでついてきます。そのため追加料金はかかりません。
通話無料になる対象はソフトバンクやワイモバイルだけではなく他社へのスマホや固定電話への通話も含まれます。
ただし10分を超えてからは30秒につき20円の料金がかかるため、10分以内の通話がほとんどだという人に特におすすめです。
スーパーだれとでも定額
スーパーだれとでも定額は通話時間に制限なくかけ放題できるプランです。追加オプションとなるため月々1,000円がベーシックプランに追加でかかります。
10分以上通話することが多い場合かつ、10分を超える時間の累計が月で25分を超える場合はスーパーだれとでも定額のオプションをつけた方がお得です。
25分を超えない場合は追加オプション料金である1,000円を超えないため、つけると逆に損をする可能性があるのは注意しましょう。
ワイモバイルはかけ放題プランが2種類
10分以内の通話ならオプション必要なし
10分以上の通話が多いなら追加オプション
ワイモバイルの公式サイトへ
音声通話のみで使うのにおすすめの格安SIM「OCNモバイルONE」とは?
OCNモバイルONEはNTTコミュニケーションズが提供している格安SIMです。ドコモの回線を使用されていて、知名度・人気共に高い水準を保っています。
OCNモバイルONEの料金プラン
プラン | 音声通話 プラン |
---|---|
1GB | 1,180円 |
3GB | 1,480円 |
6GB | 1,980円 |
10GB | 2,880円 |
20GB | 4,400円 |
30GB | 5,980円 |
OCNモバイルONEはデータごとのプランが非常に細かく分かれており、通話重視で殆どデータは必要がないというニーズにも応えてくれます。
1GBプランを選べば月額料金1,180円と大手キャリアに比べて非常に安い料金で月々使用できる為、大変お得です。
OCN光を使っている人であれば、さらに毎月200円引きになるため、一番安いプランであれば1,000円でお釣りが来るほど節約にもなります。
OCNモバイルONEの音声通話オプション
通話オプション | 内容 | 月額料金 |
---|---|---|
OCNでんわ |
30秒10円で 通話可能 |
無料 |
10分かけ放題 |
1回10分以内の 国内通話が無料 |
850円 |
トップ3かけ放題 |
よく通話する トップ3回線までの 通話が無料 |
850円 |
かけ放題ダブル |
10分かけ放題と かけ放題ダブルがセット |
1,300円 |
OCNモバイルONEの魅力の一つが豊富な音声通話オプションです。かけ放題プランだけでも3つのプランがあり、OCNでんわアプリからの通話がより安く通話をする秘訣です。
10分かけ放題
1回10分以内の国内通話が無料のプランで、毎月850円が追加オプションとして発生します。国内通話が回数無制限で0円になります。
10分を超えた分は30秒につき10円がかかります。10分以内の通話が多い方におすすめのプランです。
OCNでんわアプリからの通話か、通常通話の発信時、先頭に「0035-44」をつけるのを忘れないようにしましょう。
トップ3かけ放題
トップ3かけ放題はよく電話をかける上位3つの電話番号に対しての通話がかけ放題になるプランです。このプランの場合10分の制約はありません。
その代わりそのほかの電話番号に通話をかける際は30秒につき10円が発生します。
普段通話する相手が固定で決まっていて、その方とは長電話が多い場合や、他に電話する機会が少ない方に特にオススメのプランです。
かけ放題ダブル
かけ放題ダブルは上記二つのプラン、10分かけ放題とトップ3かけ放題が一緒になったプランです。
10分以内の通話が無料となり、よく電話をかける3つの電話番号には無制限でかけ放題がついてきます。
短い通話がメインで、特定の人とは長く話すという場合はかけ放題ダブルがお得です。いずれのプランもOCNでんわアプリの利用を忘れないようにしましょう。
OCNモバイルONEはかけ放題が3種類
無料でついているかけ放題プランはない
OCNでんわアプリからの発信が必要
OCNモバイルONEの公式サイトへ
音声通話のみで使うのにおすすめの格安SIM「mineo」とは?
mineoはサポート体制が充実しており2018年顧客満足度1位を獲得しています。マイネ王など独自のサービスが話題です。
mineoの料金プラン
プラン名 | Aプラン | Dプラン | Sプラン |
---|---|---|---|
回線 | au | ドコモ | ソフトバンク |
1GB | 1,298円 | ||
5GB | 1,518円 | ||
10GB | 1,958円 | ||
20GB | 2,178円 |
mineoで音声通話機能を利用するにはデュアルプランに登録する必要があります。ドコモ・au・ソフトバンクそれぞれの回線で料金が異なります。
au回線を対象としたAプランが一番安くなっていて、逆にソフトバンク回線は高く、その差は400円近くにも上ります。
500MB〜30GBまで広くデータ量を選べるため無駄なくプランを選ぶことが可能です。一番安いプランなら1310円で通話もデータ通信も行えます。
mineoの音声通話オプション
通話オプション | 内容 | 月額料金 |
---|---|---|
mineoでんわ |
30秒10円で 通話可能 |
無料 |
10分かけ放題 |
1回10分以内の 国内通話が無料 |
850円 |
通話定額30/60 |
月に30分もしくは60分まで かけ放題 |
30分:840円 60分:1,680円 |
La La Call |
La La Call同士:無料 携帯電話宛て:30秒8円 一般電話宛て:3分8円 |
100円 |
mineoも10分以内のかけ放題など通話オプションが豊富です。こちらは使用する回線による料金の差はありません。
10分かけ放題
mineoでんわアプリからの通話が10分以内、国内に限りますがかけ放題なプランです。
10分を過ぎてからは30秒につき10円の通話料金が発生します。そのため10分以内の通話が多い方におすすめのオプションです。
また10分を超えそうな時に一度切ってかけ直すなどして節約も可能です。回数に制限はなく何回かけても定額なのは嬉しいですね。
通話定額30/60
通話定額30/60のプランは月に累計で30分、あるいは60分までの通話がかけ放題になるプランです。1回あたりの通話時間に制限はありません。
電話の頻度はそこまで多くないものの、時々長く話す機会があるなどの人におすすめです。
30分、60分超過後は30秒ごとに20円通話料金がかかるため、他のプランよりも時間に気をつけて利用する必要があります。
La La Call
La La Callはこれまでの通話オプションと異なり、IP電話サービスのオプションになります。インターネット回線を使用した通話になるためSkypeやLINEに近いイメージです。
通常のIP電話オプションはデータ容量を使用することになりますが、La La Callの場合はカウントフリーとなるためデータ通信量は発生しません。
050から始まる電話番号を所有できるため、今使ってる電話番号に加えてもうひとつ電話番号を持てるのも嬉しいですね。
mineoは回線ごとに料金が異なる
30/60分の定額サービスが特徴的
かけ放題は回線ごとの料金差はない
mineoの公式サイトへ
音声通話のみで使うのにおすすめの格安SIM比較
同じようなオプションだとしても料金の発生の仕方などに各社差が出ます。それぞれ比較してみていきましょう。
音声通話オプションで比較する
格安SIM | 10分以内の 国内通話無料 |
かけ放題 | リンク |
---|---|---|---|
ワイモバイル |
無料で利用可能 | 1,000円で可能 | 公式詳細 |
OCNモバイルONE |
月額850円で 利用可能 |
850円でトップ3回線 まで可能 |
公式詳細 |
mineo |
月額850円で 利用可能 |
1,680円で月60分 まで可能 |
公式詳細 |
音声通話オプションで比較してみると、ワイモバイルがやはり抜きんでています。通常のベーシックプランに無料で10分以内の国内通話がついてきます。
加えて24時間かけ放題オプションがあるのもワイモバイルのみです。通話をよくかける人はワイモバイルを選択すると良いでしょう。
OCNモバイルONEとmineoは共に月額850円で差はありません。通話オプションの使いやすさで言えばOCNモバイルONEの方がより柔軟に選択できます。
月額料金で比較する
格安SIM | かけ放題付きの 月額料金 |
リンク |
---|---|---|
ワイモバイル |
6ヶ月間:1,980円 6ヶ月以降:2,680円 (4GB) |
公式詳細 |
OCNモバイルONE |
2,330円 (3GB) |
公式詳細 |
mineo |
au回線:2,360円 ドコモ回線:2,450円 softbank回線:2,800円 (3GB) |
公式詳細 |
10分以内のかけ放題付きの月額料金を比較していきます。3社ともキャンペーンや回線ごとの料金などに特色があります。
ワイモバイルは登録してから最初の6ヶ月間700円引きで利用できるのが特徴です。データ量も4GBと同価格帯の他社に比べて余裕があります。
ただ、6ヶ月以降の割引無しの料金を考えるのであれば、OCNモバイルONEが僅差で最安値となっています。その為、全体で見るとこちらがお得な場合もあります。
mineoは契約する回線によって料金が異なり、ソフトバンク回線が他2社に比べて少し割高です。その為、事前に自分がどの回線を利用するか決めて料金を確認しましょう。
通話オプションはワイモバイルがお得
ワイモバイルは最初の6ヶ月割引になる
mineoの場合ソフトバンク回線は避ける
ワイモバイルの公式サイトへ OCNモバイルONEの公式サイトへ mineoの公式サイトへ
総括:音声通話のみで格安SIMを使いたいならワイモバイルがおすすめ!
大手キャリアでは音声通話のみのプランがなく、そのために月々の支払いを割高に感じている人こそ、やはり格安SIMを選ぶのが良いです。
その中でも基本料金の中に1回10分以内の国内通話無料がつき、プラス1000円のオプションで24時間かけ放題になるワイモバイルが人気です。
他社の場合かけ放題を利用するにはそれぞれ通話アプリを入れなければなりませんが、ワイモバイルは通常の通話アプリで利用できるのもポイントです。
通話メインで格安SIMをどれにしようか悩んでいる方はワイモバイルでの契約をぜひ検討してみてください!
MVNO | ワイモバイル |
---|---|
月額料金 | 月額1,480円から |
MVNO評価 | ★★★★★ |
特徴 | ・半年間700円割引 ・通信速度が速い |
キャンペーン | 家族割で2回線目以降 500円引き |
ワイモバイルの公式サイトへ
ワイモバイルのQ&A
データ通信容量が上限に満たなかった場合でも、余ったデータ通信容量を翌月へくりこすことはできません。
データ通信料が1GBの場合、メールの送受信は「約2,090通」、ニュースサイトなどの閲覧は「約3,490ページ」などが利用可能目安となります。
スマートフォン/タブレット/ケータイ(ガラケー)、PHSは、月途中の加入の場合、基本使用料は日割り計算されます。Pocket WiFiは、ご契約中のプランによって異なりますが、日割り計算または満額請求になります。
請求締め日は毎月末日です。お支払い期日は翌月26日ごろです。
個人のお客さまであること、ワイモバイルを対象料金プランでご契約すること、固定通信サービス(SoftBank Air、SoftBank 光など)をお申し込み後180日以内に開通(契約成立)することなどが条件です。
ワイモバイルの基本情報
項目 | 基本情報 |
---|---|
事業者名 | |
月額料金 | 月額1,480円~ |
端末保証 | 故障安心パックプラス 故障安心パック 故障安心パック-S 故障安心パックライト |
初期費用 | 事務手数料3,000円 |
契約期間 | 無し |
契約解除料 | 無し |
特徴 | ・ソフトバンクのサブブランド ・通信速度が速い |