某大手キャリアでスタッフをしていた金沢です。格安SIMのことについて詳しく説明していきます。
動画視聴やスマホゲームは時間を忘れて楽しめますが、データ通信量に注意が必要です。
格安SIMの中には20GBや30GBなど大容量のデータ量を使えるプランが用意されており、大容量プランであれば通信量を気にせずに動画視聴やスマホゲームが楽しめます。
本記事では20GBプランを利用するのにおすすめの格安SIMについて調査し、おすすめの格安SIMを紹介しますので、大容量プランを利用したいと考えている人はぜひチェックしてください。
格安SIMを契約するなら20GBがおすすめ!
格安SIMでデータ容量を気にせずに通信をしたいなら20GBのプランがおすすめです。20GBのプランの魅力を紹介します。
20GBがおすすめの人はこんな人
格安SIMには500MBや1GBの小容量のプランから20GBや30GBの大容量のプランまで用意されています。そのなかで、以下の場合は20GBのプランがおすすめです。
- You Tubeなどの動画視聴がメイン利用
- 自宅にWi-Fi環境がない
- 家族や複数台でシェアして使いたい
動画視聴やゲームなどを頻繁にする人には20GBのプランがおすすめ。動画視聴などはSNSの閲覧やメッセージに比べてデータ消費が多いので、大きなデータ容量が必要です。
また、自宅でWi-Fiを使えない人にも20GBのプランがおすすめ。Wi-Fiで通信がデータ消費に含まれないので、Wi-Fiがあれば小容量のプランでも問題ありませんが、Wi-Fiがないなら大容量プランを選びましょう。
また、家族で容量をシェアしたり、自分が持っている複数台の端末で容量をシェアしたい場合も大容量プランを利用することで、存分にデータ通信ができるようになります。
無制限プランではだめな理由
格安SIMによってはデータ容量が無制限になっているプランがあります。大容量プランを希望する人には無制限プランもおすすめですが、無制限プランは通信速度が遅いというデメリットがあります。
無制限プランは、通信速度を制限する代わりに大量にデータ通信ができるようになっているのです。そのため、通信速度を重視するなら無制限プランはおすすめできません。
無制限プランの通信速度では、画像や動画の読み込みが非常に遅くなります。データ容量と通信速度のどちらも重視するなら20GBのプランがおすすめです。
動画視聴する人におすすめ
複数回線でシェアできる
無制限プランは通信速度が遅い
20GBを使うのにおすすめの格安SIM
20GBの料金プランがある格安SIMとして、OCNモバイルONE、楽天モバイル、mineoを紹介します。
おすすめの格安SIM①OCNモバイルONE
OCNモバイルONEの料金プラン
SIM種類 | 音声通話 SIM |
SMS対応 SIM |
データ通信 SIM |
---|---|---|---|
1GB | 1,180円 | – | – |
3GB | 1,480円 | 1,000円 | 880円 |
6GB | 1,980円 | 1,500円 | 1,380円 |
10GB | 2,880円 | 2,400円 | 2,280円 |
20GB | 4,400円 | 3,920円 | 3,800円 |
30GB | 5,980円 | 5,500円 | 5,380円 |
OCNモバイルONEの料金プランでは音声対応SIM、SMS対応SIM、データ通信専用SIMの3種類のSIMが選べます。
通話をしない場合はSMS対応SIMかデータ通信専用SIMを選択しますが、SMSはアプリの個人認証などで必要になるので、SMS対応SIMがおすすめです。
また、OCNモバイルONEの料金プランはデータ容量の種類が多いのが特徴。どのSIMを選択した場合でも、20GBでは物足りない人のために30GBのプランも用意されています。
3GBでできること | 時間 |
---|---|
ゲームアプリ |
12時間 |
動画視聴 |
18時間 |
メッセージアプリ |
2400往復 |
WEB閲覧 |
1320ページ |
OCNモバイルONEの通信速度
時間帯 | 通信速度 |
---|---|
朝 (4月23日) |
7.3Mbps |
昼 (4月23日) |
14.4Mbps |
夜 (4月23日) |
6.5Mbps |
参照URL:https://keisoku.io/mobile/
OCNモバイルONEは格安SIMの中で通信速度が速いのも特徴。1日を通して、安定して10Mbps以上の通信速度で通信ができます。
一般的に10Mbps以上あれば快適に通信ができるといわれています。動画を途切れずに見たい場合は10Mbps以上の速度があれば、問題なく視聴可能。
また、多くの格安SIMではデータ通信をする人が増えて回線が混雑する昼の時間帯に通信速度が遅くなってしみますが、OCNモバイルONEは昼でも通信速度が落ちていない点も魅力です。
OCNモバイルONEでデータ量が余ったらどうなる?
20GBなどの大容量プランに契約する場合、データ容量を余らせてしまってデータを無駄にしてしまうのではないかと不安に思う人もいるはず。
OCNモバイルONEでは余ったデータを翌月に繰り越すことができるので、データを無駄にすることはありません。また、繰越は自動で行われます。
たとえば、20GBのプランで15GBしか使わずに5GBが余ってしまった場合は、翌月のデータ容量は25GBになります。データを無駄にせずに有効活用できるのもOCNモバイルONEの魅力です。
OCNモバイルONEは節約モード&バースト機能が使える
OCNモバイルONEには節約モードやバースト機能があり、これらを有効活用することでデータ容量を効率的に使うことができます。どちらも専用アプリで簡単に使えます。
節約モードは通信速度を低速化してデータ容量の消費を0にする機能。メッセージのやり取りやテキストメインのサイトを見る場合は節約モードにするのがおすすめです。
また、バースト機能とは節約モードをONにしたり、データ容量を使い切ったりして通信速度が遅くなった場合に、一定の通信容量までは高速通信を利用できるようにする機能です。
OCNモバイルONEの公式サイトへ
おすすめの格安SIM②イオンモバイル
イオンモバイルは豊富なプランやとにかく安い価格設定が魅力です。
イオンモバイルの料金プラン
データ容量 | データ プラン |
音声 プラン |
シェア音声 プラン |
---|---|---|---|
500MB | – | 1,130円 | – |
1GB | 480円 | 1,280円 | – |
2GB | 780円 | 1,380円 | – |
4GB | 980円 | 1,580円 | 1,780円 |
6GB | 1,480円 | 1,980円 | 2,280円 |
8GB | 1,980円 | 2,680円 | 2,980円 |
12GB | 2,680円 | 3,280円 | 3,580円 |
20GB | 3,980円 | 4,680円 | 4,980円 |
30GB | 4,980円 | 5,680円 | 5,980円 |
40GB | 6,480円 | 6,980円 | 7,280円 |
50GB | 8,480円 | 8,980円 | 9,280円 |
イオンモバイルには「データプラン」「音声プラン」「シェア音声プラン」の3種類のプランがあり、料金はそれぞれ上記のようになっています。
また、イオンモバイルはsimカードのタイプがタイプ1とタイプ2に分かれており、さらにタイプ1はau回線とドコモ回線に分かれます。タイプ2はドコモ回線のみです。
各タイプ、回線ごとにできることが異なるものがありますので事前に確認しておきましょう。例えばタイプ2は、データプランにしか対応していません。
イオンモバイルの通信速度
MVNO | 通信速度 (4/23/朝) |
通信速度 (4/23/昼) |
通信速度 (4/23/夜) |
---|---|---|---|
タイプ1 (au回線) |
12.8Mbps | 0.4Mbps | 6.3Mbps |
タイプ1 (ドコモ回線) |
6.7Mbps | 0.4Mbps | 7.3Mbps |
タイプ2 (ドコモ回線) |
9.7Mbps | 18.0Mbps | 10.3Mbps |
参照URL:https://keisoku.io/mobile/
イオンモバイルの1日の通信速度を測定したところ、上記のようになりました。通信速度は時間帯や日によって速度が異なりますので、こちらはあくまで目安としてお考え下さい。
イオンモバイルのタイプ1はau回線とドコモ回線に対応しており、朝のみau回線の方が速度が出ていますが、それ以外はほとんど変わりません。
タイプ2の通信速度は1日を通して高速で使えることもあるようです。回線が混雑する昼は速度が落ちがちですが、タイプ2ではこの日18.0Mbpsも速度が出ています。
イオンモバイルでデータ量が余ったらどうなる?
20GBなどの大容量プランに契約すると、データ容量を使い切れず余らせてしまうのではないかと不安に思う人もいるでしょう。
イオンモバイルでは、余ったデータが翌月に自動的に繰り越されます。そのため、データを無駄にする心配はありません。
追加チャージ分は当月中のみ有効で繰り越されませんが、有効期限が短い容量から消費されるので、チャージ分が余る心配はありません。
イオンモバイルは高速通信のオン・オフが可能
イオンモバイルでは、公式アプリを利用して、高速通信と低速通信を切り替えることで、よりお得にデータ容量を使うことが可能です。
高速通信のスイッチをオフにして低速通信に切り替えると、通信速度が最大200kbpsまで制限されてしまいますが、データ通信時にデータ容量が減りません。
その為、契約したプランのデータ容量をかなり節約することが可能です。ドコモ回線、au回線のどちらでも利用可能なので、使わない手はありませんね。
イオンモバイルの公式サイトへ
おすすめの格安SIM③mineo
mineoの料金プラン
回線 | 20GBプラン (デュアルプラン) |
20GBプラン (シングルプラン) |
---|---|---|
au 回線 |
4,590円 | 3,980円 |
ドコモ 回線 |
4,680円 | 3,980円 |
softbank 回線 |
5,030円 | 4,070円 |
mineoは2種類のSIMのタイプと3つの回線から選ぶことができ、また、回線ごとに料金が異なるので、今回はメインである2つのSIMタイプの20GBプランのみ記載しています。
mineoでは、通話をする人向けのデュアルタイプのSIMと通話をしない人向けのシングルタイプのSIMの2種類のSIMカードが用意されています。
どちらのタイプのSIMを選択した場合でも、au回線が最も安く、ソフトバンク回線が最も高くなっています。料金を重視するなら、au回線を選択するのがおすすめです。
mineoの通信速度
時間帯 | 通信速度 (4/23/朝) |
通信速度 (4/23/昼) |
通信速度 (4/23/夜) |
---|---|---|---|
au 回線 |
12.7Mbps | 5.7Mbps | 11.1Mbps |
ドコモ 回線 |
5.9Mbps | 4.5Mbps | 6.1Mbps |
softbank 回線 |
7.7Mbps | 3.1Mbps | 12.8Mbps |
参照URL:https://keisoku.io/mobile/
通信速度は回線によって異なります。3つの回線の通信速度を比較すると、大きな差はありませんが、総合的にはau回線が最も速くなっています。
3つの回線はどれも朝や夜に比べて昼の通信速度が遅く、1Mbpsを下回っています。1Mbpsを下回っている状態では動画や画像の読み込みはほとんどできなくなります。
多くの格安SIMと同様に、mineoも昼の通信速度が大きく落ちるので、mineoに契約する際は通信速度が遅い時間があることに注意してください。
mineoでデータ量が余ったらどうなる?
20GBなどの大容量プランに契約すると、月によってはデータ通信をあまりせず、データ容量を使い切れない場合もあるはず。mineoでは余ったデータ容量が無駄になりません。
mineoでは、余ったデータのすべてが翌月に自動的に繰り越されるようになっています。そのため、余ったデータを無駄にする心配はありません。
たとえば、20GBのプランで15GBしか使わずに5GBが余ってしまった場合は、翌月のデータ容量は25GBになります。データを無駄にせずに有効活用できるのもmineoの魅力です。
mineoはフリータンクで月に+1GB使える
データが足りないな場合はフリータンクを活用するのもおすすめ。フリータンクはmineoの独自サービスで、ユーザー同士でデータをシェアできる機能です。
多くの格安SIMは家族や友人でデータをシェアできるようにしていますが、mineoではユーザー同士で全員でデータをシェアできるのが特徴。余ったときにはフリータンクにデータを入れ、足りないときはデータを引き出します。
フリータンクから引き出せるデータ容量は最大1GBとなっています。そのため、20GBのプランの人がフリータンクを活用すれば、最大21GBの通信ができます。
OCNモバイルONEは節約モードがある
イオンモバイルは料金プランが豊富
mineoはフリータンクが使える
mineoの公式サイトへ
どこの格安SIMか迷ったら…
紹介した、OCNモバイルONE、イオンモバイル、mineoの月額料金と通信速度を比較します。
月額料金で比較する
格安SIM | 音声通話 プラン |
SMS機能 対応プラン |
データ通信 専用プラン |
リンク |
---|---|---|---|---|
OCNモバイルONE |
4,400円 | 3,920円 | 3,800円 | 公式詳細 |
イオンモバイル |
4,680円 | – | 3,980円 | 公式詳細 |
mineo (au回線) |
4,590円 | 3,980円 | 3,980円 | 公式詳細 |
OCNモバイルONEは音声通話プラン、SMS機能付きプラン、データ通信専用プランの全てにおいて、3つの中で料金が最も安くなっています。
mineoとイオンモバイルでは、データ通信専用プランは同じ値段ですが、音声プランはmineoの方が少々安いです。ただ、mineoは選ぶ回線によって料金が異なるので注意してください。
上記のことから、とにかく安い料金を重視して格安SIMを選ぶなら、OCNモバイルONEがおすすめだと言えます。
ただ、それぞれの格安SIMに料金以外の特徴があるので、単純な金額の比較だけで判斷するのはおすすめできません。
通信速度で比較する
格安SIM | OCN モバイルONE |
イオンモバイル (ドコモ回線) |
mineo (ドコモ回線) |
---|---|---|---|
通信速度 (4/23/朝) |
7.3Mbps | 6.7Mbps | 5.9Mbps |
通信速度 (4/23/昼) |
14.4Mbps | 0.4Mbps | 4.5Mbps |
通信速度 (4/23/夜) |
6.5Mbps | 7.3Mbps | 6.1Mbps |
リンク | 公式詳細 | 公式詳細 | 公式詳細 |
参照URL:https://keisoku.io/mobile/
OCNモバイルONEの通信速度はどの時間帯も1日を通して安定した通信を出しているのが魅力です。特にこの日は昼の通信速度が14.4Mbpsも出ていました。
3つの中で2番目に安定しているのはmineo、最も不安定なのがイオンモバイルになっています。イオンモバイルは特に昼の通信速度が遅く、1Mbpsを下回っているのがデメリットです。
イオンモバイルやmineoは、回線によって通信速度が異なるということに注意してください。全体的に通信速度を重視するならOCNモバイルONEがおすすめと言えます。
格安SIMで迷ったら比較する
OCNモバイルONEは料金が安い
OCNモバイルONEは通信が速い
OCNモバイルONEの公式サイトへ イオンモバイルの公式サイトへ mineoの公式サイトへ
総括:格安SIMで20GBを使いたいならOCNモバイルONEがおすすめ!
20GBの料金プランは、動画視聴やゲームをする機会が多い人や家族でデータ容量をシェアする人などにおすすめです。
20GBの料金プランがある格安SIMには、OCNモバイルONEやイオンモバイル、mineoなどがあります。この中で特におすすめなのはOCNモバイルONE。
OCNモバイルONEは3種類のSIMが用意されているほか、月額が安く、通信速度が速いのが魅力です。また、データ容量が余れば翌月に繰り越して有効活用できます。
格安SIMで20GBのプランを契約するなら、お得に利用できる魅力が沢山あるOCNモバイルONEを是非検討してみてください!
MVNO | OCNモバイルONE |
---|---|
月額料金 | 月額900円から |
MVNO評価 | ★★★★ |
特徴 | ・契約期間は6ヵ月! ・他とは異なるデータプラン! |
キャンペーン | 端末価格5,280円~ |
OCNモバイルONEの公式サイトへ
OCNモバイルONEのQ&A
OCN モバイル ONEご利用料金のお支払方法は、クレジットカードのみです。デビットカードを含む、その他のお支払方法はご利用いただけません。
OCN モバイル ONEの最低利用期間は、音声対応SIMカードのお申し込み承諾時点のコースに従って設定されます。2019/11/21以降に新コースのご利用をお申し込みの場合は、最低利用期間はありません。
いいえ、お電話番号をお選びいただけません。 なお、MNP(携帯番号ポータビリティ)を利用される場合は、070/080/090で始まるお使いの携帯電話番号を引き継ぎいただけます。
OCNモバイルONEの日次、月次コースをご契約中のお客さまにOCNモバイルONE Wi-Fiスポットを無料でご利用いただけるサービスです。
はい、ございます。インターネットの固定回線がOCNの「光サービス」で、同住所で「OCN モバイル ONE」をご契約いただきますと、最大5契約まで割引可能な「OCN光モバイル割」がございます。
OCNモバイルONEの基本情報
項目 | 基本情報 |
---|---|
事業者名 | |
月額料金 | 月額900円~ |
端末保証 | gooの端末保証 月額340円~ あんしん保証(持ち込み)月額500円 |
初期費用 | 初期手数料3,000円 SIMカード手配料394円 |
契約期間 | 音声通話sim:半年 データSIM:なし |
契約解除料 | 1,000円 |
特徴 | ・端末料金が安い ・口座振替可能 |