
某大手キャリアでスタッフをしていた金沢です。格安SIMのことについて詳しく説明していきます。
この記事では格安SIMのメリット・デメリットを紹介した上で後悔のしない選び方とおすすめの格安SIMを紹介します。
おすすめは料金が安く、通信速度も安定している「mineo」ですが、自分の使い方にあった格安SIMを選ぶのがおすすめです!


MVNO | mineo |
---|---|
月額料金 | データ通信のみ月額700円から |
MVNO評価 | ★★★★★ |
特徴 | ・三大キャリア回線対応 ・解約金なし |
アワード | 顧客満足度第1位 |
mineoの公式サイトへ
格安SIMの6つのデメリットを紹介!
格安SIMにもデメリットは存在します。まずはじめに、格安SIMの6つのデメリットについて見ていきましょう!

通信速度が遅い
楽天モバイルを使っている方は、通信速度が遅くてTwitterの画面すら保存できないようで、大勢の人がスマホを使う時間帯は特に通信速度が遅くなるみたいです。
LINEモバイルを使っている方は通信速度が遅いと感じているみたいで、外出先でWi-Fiが使えないと、グーグルマップの閲覧にも支障が出ているようです。
イオンモバイルを使っている人も通信速度が遅いと言ってますが、この投稿は大晦日ですので、月末など大勢の人がスマホを使う日は特に通信速度が遅くなるみたいですね。
店舗や電話でのサポートが弱い
大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)は全国各地に店舗があり、電話でのサポートも充実していますが、格安SIMは店舗も少なく、問い合わせはチャットが中心になります。
格安SIMの店舗が少ない理由は、料金を安くするために店舗の運営費や人件費などを削減しているからです。
電話でなくチャットでの対応が中心になるのも、コールセンターの維持費や人件費を削減することで料金を安くしているからです。
キャリアメールが利用できない
MVNO | ドメイン | キャリアメール として利用 |
リンク |
---|---|---|---|
mineo![]() |
@mineo.jp | × | 公式詳細 |
楽天モバイル![]() |
@rakuten.jp | × | 公式詳細 |
UQモバイル![]() |
@uqmobile.jp | ○ | 公式詳細 |
ワイモバイル![]() |
@ymobile.ne.jp | ○ | 公式詳細 |
MNP(ナンバーポータビリティ)の制度を利用すると、大手キャリアで使っている電話番号のままで格安SIMに乗り換えられますが、キャリアメールは引き継がれません。
格安SIMに乗り換えると、ドコモを使っていた人は「@docomo.ne.jp」のメールアドレスが使えなくなるわけです。
mineoや楽天モバイル、UQモバイル、ワイモバイルなどは独自のメールサービスを利用できますが、DMM mobileなどは独自のメールサービスの提供は行っていません。
キャリア決済が利用できない
MVNO | キャリア決済の有無 | リンク |
---|---|---|
mineo![]() |
× | 公式詳細 |
楽天モバイル![]() |
楽天モバイルキャリア決済 | 公式詳細 |
UQモバイル![]() |
auかんたん決済 | 公式詳細 |
ワイモバイル![]() |
ワイモバイルまとめて支払い | 公式詳細 |
格安SIMに乗り換えると、大手キャリアで利用していたキャリア決済はほとんどの場合で利用できなくなります。
ドコモであれば格安SIMに乗り換えると「ドコモ払い」が利用できなるわけですが、いくつかの格安SIMはキャリア決済に対応しています。
例えば、UQモバイルはau(KDDI)の子会社であるため「auかんたん決済」が利用でき、auからUQモバイルに乗り換えても、auかんたん決済をそのまま利用できます。
テザリングが利用できない場合がある
デザリングができるとスマホをモバイルWi-Fiのように使用できますが、格安SIMによってはデザリングができない場合があります。
例えば、楽天モバイルはドコモ端末だとデザリングができないため、ドコモ端末のままで楽天モバイルに乗り換えた場合はデザリングを利用できなくなります。
機種の種類だけでなく、OSのバージョンによってもデザリングが利用できない場合があるので、古いバージョンのOSを搭載している機種で乗り換える場合はご注意ください。
初期設定を自分で行う必要がある
大手キャリアは最寄りの店舗で初期設定をしてもらえますが、格安SIMは店舗が少ないので、初期設定は自分で行うことが必要です。
初期設定の方法は、端末にSIMカードを挿入してAPN設定をすると完了で、初期設定が済むと端末を格安SIMで使えるようになります。
格安SIMの多くは初期設定用の専用アプリがインストールされており、アプリの指示に従って必要項目を入力するだけで簡単に初期設定を行えます。
時間帯によっては通信速度が遅くなる
店舗が少なくサポート体制は脆弱
初期設定は専用アプリなどで行える
格安SIMはデメリットだけじゃない!3つのメリットを紹介!
格安SIMにはデメリットも存在しますが、デメリットを上回るメリットが数多く存在します。では次に、格安SIMのメリットについて見ていきましょう!

月々の料金が安くなる
事業者 | ドコモ![]() |
mineo![]() |
---|---|---|
プラン名 | ギガライト (3GB) |
デュアルタイプ Aプラン (3GB) |
月額料金 | 4,150円 | 1,510円 |
リンク | – | 公式詳細 |
格安SIMに乗り換えると、スマホ代を大幅に節約できます。mineoとドコモを比較するとmineoの方が月間2,640円安く、2年間だと63,360円の節約につながります。
auの「新auピタットプランN(~4GB)」料金は月額4,480円(2年契約時)ですので、mineoに乗り換えると月額1,510円になり、月間で2,970円、2年間で71,280円節約できます。
ソフトバンクの「ミニモンスター(3GB)」と比べても、月間5,970円、2年間で143,280円も安くなると考えると乗り換えない手はありませんね。
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料金プランがわかりやすい

音声通話SIM or データ専用SIMを選べる
格安SIMの料金プランは、音声通話SIMのプランとデータ専用SIMのプランがあり、どちらか好みのプランを選べるようになっています。
音声通話SIMの料金はデータ専用SIMよりも高いですが、データ通信だけでなく専用の電話番号で音声通話をすることも可能です。
データ専用SIMは音声通話SIMよりも料金が安いですが、音声通話はできません。なお、SMS付きのデータ専用SIMはSMS用の電話番号を持つことができ、SMSでメッセージを送れます。
データ量の選択幅が豊富
格安SIMは月間のデータ容量の選択肢が豊富で、mineoの場合だと500MB~30GBの中から選べます。
データ容量が増えるほど料金が高くなりますが、高速通信で快適にインターネットを楽しめる時間が長くなります。
データ容量の目安として、1GBのデータ容量でニュースサイトなどの閲覧は約3,490ページが可能で、ネット動画は約4.5時間の利用が可能です。
契約の縛りがない
格安SIMは2年縛りなどの契約の縛りがなく、最低利用期間や解約金がないので、安心して申し込めます。
これから格安SIMに乗り換える場合は契約の縛りはありませんが、2019年10月1日以前に申し込んだ方は、契約の縛りが残っている場合があるのでご注意ください。
ドコモなどは2019年10月1日以降、2年縛りなしの料金プランを展開していますが、月額料金は2年縛りありのプランよりも高くなります。
音声通話SIMとデータ専用SIMから選べる
データ専用SIMにはSMS付きのものもある
2年縛りなどがなく解約金がかからない
格安SIMの選び方
いろいろなメリットがある格安SIMですが、格安SIMの選び方のポイントについて見ていきましょう!

格安SIMの通信速度を比較
通信速度が遅いことは格安SIMのデメリットですが、格安SIMの中には通信速度が速いものもあります。
UQモバイルは通信速度の速さに定評があり、公式サイトによると受信最大225Mbpsで、圧倒的な速さを誇ります。
mineoやワイモバイルも通信速度が速いので、快適にサイトを閲覧したりYouTubeを視聴したい方は、通信速度が速い格安SIMがおすすめです。
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格安SIMの料金プランを比較

音声SIMの料金を比較
MVNO | 月額料金 | リンク |
---|---|---|
mineo![]() |
1,510円 (3GB) |
公式詳細 |
楽天モバイル![]() |
2,980円 (無制限)※ |
公式詳細 |
UQモバイル![]() |
1,980円 (3GB) |
公式詳細 |
ワイモバイル![]() |
2,680円 (3GB) |
公式詳細 |
※楽天回線エリアのみ。パートナー回線エリアは5GBまで。
mineoにはエココース(デュアルタイプ)があり、通信速度は遅くなりますが通話料金は安くなり、Aプラン(au回線)の3GBコースだと月額1,460円で利用できます。
楽天モバイルは月額2,980円と他の格安SIMと比べると割高ですが、高速データ通信が楽天エリアであれば無制限で利用することが可能になるなどのメリットも多いです。
UQモバイルは複数回線を契約すると「家族割」が適用されて2台目からは500円割引になり、ワイモバイルは10分かけ放題が無料で利用できます。
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データSIMの料金を比較
MVNO | 月額料金 (SMSあり) |
月額料金 (SMSなし) |
リンク |
---|---|---|---|
mineo![]() |
900円 (3GB) |
ー | 公式詳細 |
UQモバイル![]() |
980円 (3GB) |
ー | 公式詳細 |
ワイモバイル![]() |
980円 (1GB) |
ー | 公式詳細 |
※楽天モバイルはデータSIMのプランがないため記載しています。
4社の中ではmineoが安く、データ容量が不足した時には、フリータンクやパケットシェアなどの無料オプションで、他のユーザーとパケットをシェアすることも可能です。
また、UQモバイルは送受信最大500kbpsで使い放題になるデータ無制限プラン(1,980円/月)もあり、データ消費を気にせず利用することもできます。
ワイモバイルのデータSIMプランはデータ容量が1GBしかなく、1GBを超えると送受信時最大128Kbpsの速度に落ちます。
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各格安SIMのメリット・デメリットまとめ

デメリットを比較
MVNO | デメリット | リンク |
---|---|---|
mineo![]() |
・プランが複雑 | 公式詳細 |
楽天モバイル![]() |
・繰り越しできない ・途中で料金が変わる場合がある |
公式詳細 |
UQモバイル![]() |
・データシェアができない ・データSIMのプランが限られる |
公式詳細 |
ワイモバイル![]() |
・大容量のプランがない ・料金が割高 |
公式詳細 |
mineoはプランやコースが豊富で、スマホの利用状況に応じて最適なものを選べますが、プランの内容が複雑でわかりにくいと感じることがあります。
楽天モバイルは現在300万人まで1人1回線1度まで1年間月額料金が無料になりますが、2年目以降は2,980円となる為、料金が変わることはデメリットかもしれません。
UQモバイルはデータ容量のシェアができず、ワイモバイルは月額料金に10分かけ放題が含まれているため、その分、月額料金は少し高くなります。
メリットを比較
MVNO | メリット | リンク |
---|---|---|
mineo![]() |
・料金が安い ・顧客満足度1位 ・プランが豊富 |
公式詳細 |
楽天モバイル![]() |
・楽天ポイントが利用できる ・楽天会員は料金がお得になる |
公式詳細 |
UQモバイル![]() |
・通信速度が安定している ・家族割や学生割がある |
公式詳細 |
ワイモバイル![]() |
・全国にショップがある ・家族割や学生割がある |
公式詳細 |
mineoは月額料金が安くてデータ容量の選択肢が豊富で、通信速度も安定しているので、安い料金で安定したデータ通信を希望する人におすすめです。
楽天モバイルは楽天会員の方は料金が1年間安くなるので、楽天会員におすすめです。UQモバイルは通信速度が速く、サイトの閲覧や動画を快適に視聴したい人に向いています。
ワイモバイルは月額料金に10分かけ放題が初めから含まれており、全国にショップがあるので、ショップのスタッフによる手厚いサポートを受けたい方におすすめします。
安い料金で快適に利用するならmineo
通信速度の速さではUQモバイル
ショップの多さではワイモバイル
楽天モバイルの公式サイトへ
格安SIMに乗り換える方法と注意点
では最後に、格安SIMに乗り換える方法と、乗り換えをする際の注意点について見ていきましょう!

乗り換えの手順
まずはお使いの端末のSIMロック解除が必要になりますが、乗り換え先の格安SIMの回線が現在のキャリアと同じ回線であればSIMロック解除は不要です。
次に、電話番号をそのままで乗り換えるために、今使っているキャリアに電話をしてMNP予約番号を取得します。
MNP予約番号の有効期限は15日間であるため、なるべく早く格安SIMに申し込みます。申込後3日~1週間程度でSIMカードが届き、初期設定をすると格安SIMを利用できます。
乗り換えの時の注意点
現在使っているスマホを解約する場合は、解約をするタイミングによっては解約金が発生するので、解約金がかかるのかを事前に確認しておきましょう。
SIMロック解除が必要な場合は、今使っているキャリアに電話をするとSIMロック解除ができますが、ショップでSIMロック解除をすると手数料がかかります。
格安SIMによっては、MNP予約番号の取得後2~3日以内に申し込みが必要な場合がありますので、事前に確認のうえ、できるだけ早く申し込むようにしてください。
総括:格安SIMにするなら「mineo」がおすすめ!

mineoは料金が安くて通信速度も速いので、安い料金で快適にスマホを使いたい方はmineoがおすすめです。
mineoはデータ容量を500MB~30GBの中から選ぶことができ、他のユーザーとパケットをシェアできることも大きな魅力です。
他の格安SIMにもおすすめできるポイントがありますので、色々比較して自分の目的に合った格安SIMを選びましょう!


MVNO | mineo |
---|---|
月額料金 | データ通信のみ月額700円から |
MVNO評価 | ★★★★★ |
特徴 | ・三大キャリア回線対応 ・解約金なし |
アワード | 顧客満足度第1位 |
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mineoのQ&A

パケットシェアは、当月のデータ通信残容量を翌月にシェアメンバーで共有できるサービスです。当月のデータ通信残容量は翌月に自動で繰り越されます。
いいえ、最低利用期間は設定しておりません。
はい、同じアカウントで引き続きご利用いただけます。 mineo回線切り替え後に、新しい端末にてご利用される場合は、切り替え前端末でのデータ移行操作が必要となりますので、回線切り替えの前に、移行手順等をご確認ください。
はい、ソフトバンクプラン(Sプラン)を除き、国際ローミング対応機種で音声通話のみご利用いただけます。 インターネット(データ通信)はご利用いただけません。
mineoでは、基本的にクレジットカードでのお申し込みとなっておりますが、eo光ネットをご利用中の方で、預金口座振替のお支払い方法をご選択いただいている場合は、同様のお支払い方法をご継続いただけます。