某大手キャリアでスタッフをしていた金沢です。格安SIMのことについて詳しく説明していきます。
ただ、大手通信企業と同様に、ワイモバイルでも一定の条件で通信制限がかかることがあるので注意が必要です。
この記事では通信制限された場合の対処法や予防策を詳しく解説します。格安SIMへお乗り換えの参考に、ぜひ、ご活用ください!
MVNO | ワイモバイル |
---|---|
月額料金 | 月額1,480円から |
MVNO評価 | ★★★★★ |
特徴 | ・半年間700円割引 ・通信速度が速い |
キャンペーン | 家族割で2回線目以降 500円引き |
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ワイモバイルの通信制限について解説
どのタイミングで通信制限になるのかを確認して、通信制限にならないようにしましょう。
通信速度の制限には2種類ある
ワイモバイルで通信速度が制限されてしまうのは、データ容量を使い切って通信が制限される場合と、一定期間に大量に通信したことで通信が制御される場合の2通りがあります。
格安SIMを利用する人には通信速度が気になる人は多いはず。格安SIMは大手キャリアよりも通信速度が遅いので、なるべく通信速度が制限されるのは避けたいでしょう。
以下ではワイモバイルで通信速度が制限される2通りの場合について紹介するので、よく確認して通信速度が制限されないようにしましょう。
データ容量を使い切った場合「低速化」する
大手キャリアや他の格安SIMはでもあるように、ワイモバイルでも契約しているプランで規定されているデータ容量を超過してしまうと通信速度が低速化します。
そして、ワイモバイルではデータ容量を超過すると通信速度が128Kbpsになります。一般的に1Mbpsを下回ると画像や動画の読み込みがほとんどできなくなるといわれています。
多くの格安SIMでは、通信速度が低速化された場合でも200Kbpsや300Kbpsで通信できますが、低速化されたワイモバイルはそれ以上に遅くなってしまうので注意してください。
一定期間に大量通信すると「制御」される
プラン | 対象 | 上限 |
---|---|---|
スマホベーシック プラン |
通信制限なし | プランによる |
Pocket WiFiプラン2 (ベーシック) |
アドバンスオプション 利用時 |
3日間で10GB |
アドバンスオプション 未利用時 |
月に7GB |
ワイモバイルでは、スマホベーシックプランには3日間の速度制限はありませんが、Pocket WiFiプラン2(ベーシック)プランが通信制限の対象となっています。
また、Pocket WiFiプラン2(ベーシック)はアドバンスオプションを利用しているかどうかで速度制限がかかる利用データ量も異なってきます。
アドバンスオプションを利用している場合は3日間で10GBを、利用してない場合は月に7GBを超えると速度制限になりますので、使い過ぎには注意しましょう。
ワイモバイルの通信制限は2種類
データ容量の超過で低速化
短期間の大量通信で通信制御
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ワイモバイルの通信制限を避ける方法
Wi-Fiスポットを利用したり、オプションを利用することで通信制限は避けられます。
外出先ではWi-Fiスポットを活用する
外出先ではWi-Fiスポットを利用することでデータ容量の節約になります。Wi-Fiに接続してデータ通信を行うと、データ容量を消費することなく通信ができます。
ワイモバイルでは、ソフトバンクのWi-Fiスポットを無料で使えるのが特徴。ソフトバンクのWi-Fiスポットはカフェやレストラン、主要駅などで利用できます。
外出中にデータ通信をする際は、通信を始める前に、近くにソフトバンクのWi-Fiスポットがないか探すようにしましょう。
連携サービスでパケットを追加する
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プラン | 獲得マイル | 進呈容量 |
---|---|---|
スマホプラン スマホベーシックプラン ケータイプラン ケータイベーシックプランSS |
80〜199マイル | 0.5GB |
200〜399マイル | 1.0GB | |
400〜599マイル | 5.0GB | |
600マイル以上 | 無制限 |
ワイモバイルのパケットマイレージ・パケくじを活用するのもおすすめ。ワイモバイルに契約すると、ヤフーのサービスを使えば使うほど、マイルが貯まるようになっています。
そして、パケットマイレージ・パケくじは、貯まったマイルのランクに応じて高速で使えるデータ容量の追加料金が無料になるお得なサービスです。600マイル貯めると翌月の通信容量は無制限になります。
貯まるマイルの数はプランによって異なりますが、マイルを貯めれば貯めるほどより多くのデータ通信を追加できるので、マイルを活用するのがおすすめです。
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データ増量オプションを利用する
月額500円でデータ増量オプションも利用できます。データ増量オプションは、プランごとに一定量の高速データ通信容量が増量されるオプションです。
たとえば、スマホ向けのスマホベーシックプランの場合、データ容量が3GBのプランSは4GBに、9GBのプランMは12GBに、14GBのプランLは17GBに増量されます。
また、データ容量を超過すると自動的に500MB追加されるオートチャージ設定もあります。毎回チャージするのが面倒な人におすすめで、500MBごとに500円の追加料金が発生します。
データ残量をこまめに確認する
通信制限を回避するためにできる最も簡単で安い対策はデータ残量をこまめに確認することです。特に使いすぎたと感じたときは残量を確認して必要があれば通信を控えるようにしましょう。
ワイモバイルの契約者がデータ残量を確認したい場合は、会員サイトであるマイワイモバイルから確認できます。
オプションを利用したり、マイルを貯めるのも重要ですが、まずはデータ残量の確認を習慣化するのがおすすめです。
Wi-Fiスポットを活用
オプションを利用
残量をこまめにチェック
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ワイモバイルの通信制限の解除方法を紹介
万が一、通信制限になってしまっても通信速度を高速に戻すことが基本的には可能です。ただ、例外もあるので注意してください。
追加料金を払いデータ容量を増やす
Webから通信制限を解除する
通信制限になった場合は、ワイモバイルの会員ページであるMyワイモバイルから高速通信データ容量を追加購入して、通信制限を解除できます。場所や時間に関係なく手続きできるでおすすめ。
マイワイモバイルにログインしたら、ホーム画面中央部データ通信量の「もっとみる」、「通常速度に戻す申込(チャージ)」を選択します。
そして、追加のデータ容量のチャージを申し込みます。データの追加購入は基本的に500MBあたり500円になります。
電話で通信制限を解除する
通信制限の解除は電話でも可能です。ワイモバイルのカスタマーセンターは24時間受付の自動応答サービスなので、夜間の連絡もできるようになっています。
ただ、カスタマーセンターの電話番号は発信する電話によって異なるので注意してください。また、電話料金は無料になっているのが魅力です。
無料かつ24時間受付の自動応答サービスで気軽に申し込めるので、Webでの解除がわかりにくい場合は電話を活用するのがおすすめです。
通信制限を解除できない場合もある
3日間制限で「制御」されている場合
一定期間に大量のデータ通信をして通信が制御された場合は、データの追加購入でも通信速度を戻すことができないので注意してください。
たとえば、3日間で10GB以上のデータ通信をして通信が制御された場合は、3日間の合計が10GB以下になるまでは通信制御が解除されないようになっていて、制御が解除されるまで待たなくてはなりません。
マイワイモバイルでは直近3日間のデータ通信量も確認できるので、通信が制御された場合はマイワイモバイルを見ながらなるべくは早く制御が解除されるようにしましょう。
料金の未払いがある場合
規定されたデータ通信量を超過して通信が低速化された場合でも、料金の未払いや遅延がある状態ではデータ容量を追加購入して通信速度を戻すことができません。
そのため、普段から月額の支払いは滞らないようにしておきましょう。支払いを忘れないためには自動引き落としがおすすめです。
ワイモバイルでは支払い方法としてクレジットカードや口座引落が選択できるので、クレジットカードの有効期限や口座残高は定期的に確認しておきましょう。
マイワイモバイルでチャージ可能
電話は24時間受付
通信制御はチャージでも解除できない
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ワイモバイルと他の格安SIM2社を比較
ワイモバイルは格安SIMの中でも魅力的と言えるでしょうか。人気の格安SIMのUQモバイル・OCNモバイルONEとワイモバイルを比較します。
通信速度と実測値を比較
MVNO | 特徴 | リンク |
---|---|---|
ワイモバイル |
・公表値は下り最大75Mbps ・実測値は10Mbps以上 |
公式詳細 |
UQモバイル |
・公表値は下り最大150Mbps ・実測値は15Mbps前後 |
公式詳細 |
OCNモバイルONE |
・公表値は下り最大150Mbps ・実測値は10Mbps前後 |
公式詳細 |
ワイモバイルは格安SIMのなかで通信速度が速いのが特徴。ワイモバイルは大手キャリアであるソフトバンクの☆サブブランド/星sなので、他の格安SIMよりも優先的に回線が割り当てられています。
他の2つの同様に大手キャリアのサブブランドで、UQモバイルはau回線、OCNモバイルONEはドコモ回線を利用しています。
一般的に10Mbps以上で快適に通信ができると言われています。5Mbpsに満たない格安SIMが多い中で安定的に10Mbps以上の速度が出ているワイモバイルはおすすめです。
利用するにあたってのメリットを比較
MVNO | メリット | リンク |
---|---|---|
ワイモバイル |
・通信速度が比較的早い ・キャンペーンが豊富 ・特権が多い |
公式詳細 |
UQモバイル |
・通信速度が早い ・キャリアメールが使える |
公式詳細 |
OCNモバイルONE |
・端末の種類が多い ・セット購入がお得 |
公式詳細 |
ワイモバイルは、契約するとヤフーのサービスがお得に使える点やキャンペーンや割引がお得に使える点がメリット。PayPay利用時のキャッシュバック率も高くなります。
一方で、UQモバイルは通信速度が速い点やキャリアメールが使える点、OCNモバイルONEは購入できる端末が豊富な点や端末とSIMのセットがお得に買える点などがメリット。
格安SIMにはそれぞれにメリットがあるので、自分が重視する点や自分の利用方法の特徴を踏まえて、自分にあっていてよりお得に使える格安SIMを選ぶことが重要です。
ワイモバイルの公式サイトへ UQモバイルの公式サイトへ OCNモバイルONEの公式サイトへ
月額料金を比較
音声通話SIMの料金を比較
MVNO | 料金 (容量) |
リンク |
---|---|---|
ワイモバイル |
1,980円 (4GB) |
公式詳細 |
UQモバイル |
1,980円 (3GB) |
公式詳細 |
OCNモバイルONE |
1,480円 (3GB) |
公式詳細 |
ワイモバイルの通話をする人向けの音声通話SIMの料金プランはデータベーシックプラン。データ容量に応じてS、M、Lの3種類のプランが用意されています。
ベーシックプランは他の格安SIMと比較して割高ですが、それは基本料金に10分かけ放題が含まれているから。ただ、ワイモバイルでは契約から6ヶ月間は月額が700円引きになる新規割が適用されるのが魅力。
3社の中で最も料金がお得なのはOCNモバイルONE。OCNモバイルONEは料金が安く、データ容量も豊富なので、自分にあったお得なプランを選べます。
3GBでできること | 時間 |
---|---|
ゲームアプリ |
12時間 |
動画視聴 |
18時間 |
メッセージアプリ |
2400往復 |
WEB閲覧 |
1320ページ |
データSIMの料金を比較
MVNO | 料金 (容量) |
リンク |
---|---|---|
ワイモバイル |
1,980円 (1GB) |
公式詳細 |
UQモバイル |
980円 (3GB) |
公式詳細 |
OCNモバイルONE |
880円 (3GB) |
公式詳細 |
ワイモバイルでは、スマホで使える通話をしない人向けのデータSIMのプランがありません。データSIMのプランはスマホ用ではなくタブレット用のプランになっています。
ただ、例外としてSIMスターターキットを購入したい人を対象に1GB980円のデータ通信専用SIMのプランはありますが、基本的にワイモバイルは通話をする人におすすめです。
音声通話SIMと同様に3社の中で最も料金がお得なのはOCNモバイルONE。また、データSIMを利用する場合はアプリの認証などで必要になるSMS機能をつけるのがおすすめです。
サブブランドは通信速度が速い
通話をするならワイモバイル
料金が安いのはOCNモバイルONE
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総括:ワイモバイルはパケットが貰えるキャンペーンが盛り沢山!
ワイモバイルではデータ容量を超えた場合と短期間で大量に通信した場合に通信速度が制限されるようになっています。
対策としては、こまめにデータ容量をチェックしたりWi-Fiを利用するのがおすすめ。データの追加購入はマイワイモバイルで可能ですが、通信が制御された場合は追加購入ができません。
ワイモバイルはソフトバンクのサブブランドという安心感やヤフープレミアムのサービスを無料で使えるというお得感が魅力の格安SIMです。
また、通信速度が速かったり、割引やキャンペーンが豊富にあったりするのもワイモバイルのメリットです。
MVNO | ワイモバイル |
---|---|
月額料金 | 月額1,480円から |
MVNO評価 | ★★★★★ |
特徴 | ・半年間700円割引 ・通信速度が速い |
キャンペーン | 家族割で2回線目以降 500円引き |
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ワイモバイルのQ&A
データ通信容量が上限に満たなかった場合でも、余ったデータ通信容量を翌月へくりこすことはできません。
データ通信料が1GBの場合、メールの送受信は「約2,090通」、ニュースサイトなどの閲覧は「約3,490ページ」などが利用可能目安となります。
スマートフォン/タブレット/ケータイ(ガラケー)、PHSは、月途中の加入の場合、基本使用料は日割り計算されます。Pocket WiFiは、ご契約中のプランによって異なりますが、日割り計算または満額請求になります。
請求締め日は毎月末日です。お支払い期日は翌月26日ごろです。
個人のお客さまであること、ワイモバイルを対象料金プランでご契約すること、固定通信サービス(SoftBank Air、SoftBank 光など)をお申し込み後180日以内に開通(契約成立)することなどが条件です。
ワイモバイルの基本情報
項目 | 基本情報 |
---|---|
事業者名 | |
月額料金 | 月額1,480円~ |
端末保証 | 故障安心パックプラス 故障安心パック 故障安心パック-S 故障安心パックライト |
初期費用 | 事務手数料3,000円 |
契約期間 | 無し |
契約解除料 | 無し |
特徴 | ・ソフトバンクのサブブランド ・通信速度が速い |